こんにちは。
僕は2024年から家庭菜園をはじめ、2025年からは菌ちゃん農法と自然農での自給自足チャレンジをしている30代パパです。
昨年11月から菌ちゃんプランターの土仕込みをはじめ、約3ヶ月後の2月に小カブの種まきをしました。
そして、この記事を書く4/29、ついに小カブを収穫し、初めて菌ちゃん農法の野菜を獲ることができました!
この記事では、菌ちゃんプランターによる実際の小カブ栽培記録を示しながら、菌ちゃん農法で野菜がどのように育つのかを共有したいと思います!
また実際に栽培して、失敗して学んだ菌ちゃんプランターへの種まきや栽培のポイントも共有したいと思います!
ではいきましょう。
- 菌ちゃんプランターで野菜が育つ実際の様子
- 菌ちゃんプランターで種から野菜を育てる際の重要ポイント
小カブの栽培記録
2/25 たねまき
まだまだ寒い2月末に金町小かぶを種まきしました。

この菌ちゃんプランターは11月末に土づくりをして、約3ヶ月ベランダで寝かせていました。
糸状菌がふえているか、種まきしようとしている付近の土をチェックしてみました。
下の写真はよくわかりませんね…

ガサゴソやっていると、糸状菌がいました↓


表層のエサをどかし、その下の土に種を3,4粒まきし、土をうっすらとかけて押し固めてあげました(下写真では種が分かりづらいです汗)

少し心配だったのが、種まきした土の上にどうしても菌ちゃんプランターのエサである落ち葉や小枝がバラバラと落ちてしまうことです。
ひろってもひろっても落ちてくるので、そのせいで日光がさえぎられて発芽しないかも…と心配でしたが、しょうがないのでこれでどうなるか様子を見てみることにしました。
3/12 発芽

全てではないものの、いくつかの穴で芽が出てきました!
落ちた葉っぱをよけるように芽吹いているのがなんとも健気で可愛らしいですね。
なにやら我が子を見ているかのようなほっこりした気持ちにさせてくれます。
4/10 4か所は発芽せず。2か所で順調に成長
最初の発芽から約1か月経ちました。
6穴に種まきしましたが、その後順調に生育したのは2か所だけでした。

小カブは好光性なので発芽には日光が必要です。
やはりエサの落ち葉が種の上にかぶさった影響が大きかったのだと思います。
振り返ると、種まきするとき、僕は種をまく場所の落ち葉を取り除くのではなくて横にどかして見えた土部分に種をまきました。
で、その横にどかした落ち葉がボロボロと種の上に落ちてきました。
”横にどかす”のがよくなかったと思います。
エサは横にどかすよりも、もうプランター外に取りのぞいてあげるほうがいい、と学びました。
とくに発芽に光が必要な好光性の種ほどそうしたほうがいいと思います。
今回の実験で得た一番大きな教訓はこれですね。
種まきする部分のエサ(落ち葉や小枝)はプランターの外に取りだすのがよい。
エサが種の上にかぶさり日光をさえぎらないようにするためです!
とくに好光性の種ほど効果があると思われます。

4/20 すくすく成長

2つの穴で小カブがそれぞれ生育していますが、右側のカブがここから異様な成長ぶりを見せます。葉がどんどん大きくなってきました。
4/21 間引き

見逃していましたが、大きく育つ小カブの脇にもう一つ小カブがそだっていました。
一番成長しているカブの邪魔とならないように、間引きしてあげました。
4/28 葉っぱが手のひらサイズに成長

さらに右側の子カブが成長を遂げ、プランターからはみ出すほどに。

4/29 収穫

とても立派な小カブを収穫することができました。
去年、いわゆる慣行栽培でプランターや畑で肥料をまいて育てましたが、こんなに大きな小カブにはなりませんでした。
菌ちゃん農法の小カブは、とくに葉っぱが立派に育ちビックリしました。
菌ちゃん農法をやって初めてのちゃんとした収穫物ですが、菌ちゃん農法のすごさを実感しました。
ちなみに、収穫した小カブの一つ横の穴にはまだ小サイズの小カブがいるので、これから日光をガンガン浴びて大きくなると思います。引き続き成長の様子を観察したいと思います

種から育てる野菜の栽培のポイント
実際に育ててみて感じたとくに重要なポイントは2つあります。
- ちゃんと発芽させること
- 糸状菌が増えていること
ちゃんと発芽させること
くり返しになりますが、つまりは種まきです。
ちゃんと発芽さえしてくれたら、あとは勝手に育ってくれました。
なので、種から育てる野菜の場合は、種まきでいかに発芽させるかが重要になるな、と感じました。
種まき以外ほんとに何もしていません。
ちゃんと発芽させるには、一般的に水分と空気と日光(好光性のもの)を与えてやることが大切といわれます。
菌ちゃん農法で種まきする際は、表層のエサをよけて土が見えたらグーパンチをして、まず土を押し固めてあげます。
土がぎゅっと固まることで乾燥しづらくなるんです。
そうした後で指で穴をあけてそこに種をまき、土をかぶせてまた軽く押し固めてあげます。
こうすることで発芽に必要な水が乾きづらくなります。
光については、上の栽培記録でも書いた通り、落ちてくるエサに注意してください!
糸状菌が増えていること
もうひとつが、プランターの土にちゃんと糸状菌が増えていることもポイントです。
今回、無肥料かつ放任でうまく育ったのは発芽して根が張ったときに、うまく糸状菌と繋がれたからだと考えられます。
もし糸状菌が増えていなかった場合、発芽しても上手く育たなかったと思います。
↓の写真はうまく育たなかった一例として、別プランターに同時期(2月末)に種まきした二十日大根(ラディッシュ)の4/24時点での様子です。

この時期は小カブが手のひらサイズに葉をひろげてモリモリ育っていた頃です。
ですが、この二十日大根は小さい芽ほどしか育っておらず、葉っぱも一部黄色くなっています。
あきらかに生育不良です。発芽したものの、おそらく菌ちゃんとうまくつながれなかったんだと思います。
この比較からわかるように、やはりプランターに糸状菌がしっかりと増えていることが大切です。
推奨されるやり方で土づくりを行い、1~3月の極寒期をのぞいて2,3ヶ月寝かせたうえで種まきをすることが重要だと思います。
プランターの土づくりについては、別の記事で詳しく紹介していますので、よければ参考ください。
>>【図解つき】プランターによる菌ちゃん農法の土づくりのやりかた
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