朝、出勤前に突然涙がこぼれてしまう。
理由がはっきりしないまま涙があふれ、戸惑ってしまう。
そんな経験をして、「自分は弱いのでは?」と不安になる人も多いと思います。
でも、僕もそうでした。
そして、涙にはちゃんと理由がありました。
ここでは、僕が限界を迎えるまでの過程と、涙が止まらなくなった本当の原因についてお話しします。
あなたが今感じている不安のヒントになれば嬉しいです。
入社1年目から続いていた小さな違和感
今振り返ると、涙があふれた正月明けの朝よりもずっと前から、心の中には小さな違和感が積み重なっていました。
僕は職場のピリついた雰囲気がずっと苦手でした。
怒号が飛ぶわけでもないのに、空気が重いかんじ。
「何でも気軽に相談して」という割に、少しのミスに「ちゃんとやって」とまゆをひそめる上司。
気軽に相談できる空気ではありませんでした。
何か困っても、「自分で何とかしないといけない」と思って抱え込んでいました。
ときどき勇気を出して上司に相談しても、結局は自分で解決しなければならない返答が返ってくるだけ。
状況は何も変わらず、ただ「相談しても意味がない」という諦めが強くなっていました。
1年目の終わりごろには、ふと「こんなにしんどい思いをする意味って何なんだろう」みたいなことを思うように。
そのころからふと夜、YouTubeで「生きるのがつらい」と検索して、誰かの語りに慰めてもらうこともありました。
家でも、妻に「最近しんどいねんなぁ」と思わず漏らしてしまう日もちらほらあったように思います。
苦手な業務と過剰なプレッシャー
2年目に入ると、プレッシャーはさらに増えていきました。
特に苦手な業務が続き、社外の人との連携も、過剰に気を遣う僕にはしんどい業務で、どんどん精神的にすり減り、
年末の役員報告に向けて資料を準備する期間は、
常に「詰められるんじゃないか」「怒られるんじゃないか」と不安ばかりが強くなり、吐き気がすることも。
動悸こそありませんでしたが、出社までの足取りがとても重かったのを覚えています。
他の業務もどんどん積み上がっていき、「どう考えても終わらない」と感じていました。
その状態でも「やるしかない」と思って、ひとりで抱え込んだまま残業して作業を続けることがざらでした。
相談できる相手がいなかったわけではありませんが、
「迷惑じゃないか」「こんなことで相談していいのか」と勝手に自分を制限していたところもありました。
「期待を裏切って失望されるのが怖い」という感覚は、職場だけでなく、日常生活にも広がっていました。
大学院時代の教授から講演依頼を受けたときも、本当は負担が大きくて断りたかったのに、
でも「断って失望されたくない」という思いが強く、言い出せないまま苦しくなり、ついには涙が出るほど追い詰められていたのです。
今思えば、このころにはもう心がかなり疲れていたのだと思います。
そして正月明け、玄関へ向かおうとした瞬間、涙があふれた
涙があふれたのは、正月休みが明けた最初の出勤日の朝でした。
玄関へ向かおうとした瞬間、突然、急に涙があふれました。
妻に「もう、つらい…」と言ったのを覚えています。
自分でも驚くほど急で、止めようとしても止まりませんでした。
でも、その涙の理由は分かっていました。
「もう限界なんだ」ということを、ようやく自覚した瞬間でした。
怖い上司の顔や、相談できない雰囲気、積み上がった仕事、詰められるかもしれない不安、ずっと続いていたプレッシャー。
全部がつながって、限界を越える直前だったのだと思います。
涙が出た瞬間に、少しだけ「ああ、ようやく休めるかもしれない」という安堵もありました。
実際、その日は何とか仕事に向かいましたが、夕方に病院へ行きました。
医師から告げられた診断と言葉
診察で医師に状況を説明すると、はっきりとこう言われました。
「これは心と身体が限界を越えてSOSを出している状態ですよ」
休養が必要だと言われ、翌日から休職することになりました。
そのとき僕は、
「これくらいで休んでいいんでしょうか……」
と聞いていました。
医師は、
「そう考えてしまう人ほど、適応障害やうつ状態に典型的に見られるタイプなんです。休んでいいんですよ」
と。
その言葉に、心の底からほっとしたのを覚えています。
「あぁ、やっと休めるんだ」と。
出勤前に涙があふれる本当の意味
出勤前に涙が止まらなくなるのは、弱さではありません。
「今の環境ではもう無理です」と心が限界を訴えている最後のサインです。
僕の場合、涙は突然でしたが、その背景には長い時間をかけて積み重なったストレスや不安がありました。
涙が出るまで頑張っていたことに気づけたとき、ようやく自分を責める気持ちが少しだけ緩みました。
あなたの涙にも、必ず理由があります。
もし今、朝の涙に戸惑っているなら、「心が限界を迎えているのかもしれない」という視点を持ってみてください。
涙は、あなたが弱いからではなく、無理を続けてきた強さの証でもあります。
まとめ|涙は限界サイン
出勤前の涙には、必ず理由があります。
僕のように、
・気を張り続けた日々
・相談しづらい空気
・積み重なった不安とプレッシャー
・そして「失望されたくない」という思い
それらが静かに積み上がり、ある朝、限界としてあふれ出します。
もし今あなたが同じように苦しんでいるなら、どうかひとりで抱え込まないでください。
涙が出るということは、心がもう「助けて」と言っているサインだからです。
あなたが安心して呼吸できる場所に戻ることが、回復の第一歩になります。
そして、ここからどう生きていくかを考えるためには、心が落ち着く時間が必ず必要です。
勇気を出して、病院や信頼できる上司や先輩、同僚に相談してみることをおススメします。
今日は、以上です。ありがとうございました。
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