【休職】適応障害で休むことに罪悪感を感じてしまう本当の理由と対処方法

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適応障害

適応障害で休職中、あるいは休職しようか迷っている時

「職場に迷惑かけてないか心配」

「上司や同僚に怠けていると思われていそう」

「自分だけ楽してずるい、甘えていると感じてしまう」

誰かに言われている訳ではないけど、休むとこのような罪悪感を感じ、心が安まらないことはありませんか?

なにを隠そう、僕がそうでした。

この記事では、適応障害で1年以上休んで復職した僕が、本などで多くを学んだ結果たどり着いた

  • 休むことに罪悪感を感じる本当の理由
  • 罪悪感をゆるめる方法

についてシェアしたいと思います。

他のサイトではあまり書かれていないことを話すことになると思います。

でも僕が実際に実践して、心が楽になったので、参考にしてみてください!

なぜ、休むことに罪悪感を感じてしまうのか

まず、罪悪感をなぜ感じてしまうのかについて説明させてください。

ここが肝です。

罪悪感を感じる理由、一言で言えば、それは

「大切な自分を守るため」です。

これだけじゃよく分からないと思います。

詳しく説明したいと思います。

罪悪感は自分への厳しさ

罪悪感を感じてしまうのは

休むことで誰かに迷惑をかけてしまっているかもしれない、とか

休むことが怠けているように思われないか、などと思っているからです。

つまり、休むこと=悪いこと、という考えが自分の中にインプットされているはずなんです。

「ずるい、怠けていると思われないか」と“周り”の目を気にしているけど、実は

“自分”で作りだしている“自分自身”に対する厳しさなんです。

厳しさは自分への愛ゆえ

じゃあなぜ、そこまで自分に厳しくなってしまうのか、と考えると

それは自分への愛ゆえだと僕は思うんです。

例えば、仕事では、タイムパフォーマンスをあげて生産性を高めよ、とよく言われます。

そうして、必死に効率良い仕事の仕方を学び、努力する。

そうしないと、上司に叱られ評価が下がり、自分が傷つくかもしれないから、ですよね。

自分自身が傷ついたり嫌われたりすることから守るために、

「ムダなことをするなよ!ダメ人間になるなよ!」

「休日だからといって、怠けていいのか!?スキルアップに励まなくていいのか!?」

と、今まで僕らは自分に厳しくやってきたんです。

罪悪感は自分を守りたい気持ちの表れ

つまり、罪悪感は、まるで母の様な愛を持つもう一人の自分が、自分自身を守ろうとする気持ちがねじれた結果の感情なんです。

本当は休みたい、でも休むと周りに白い目で見られるかもしれない。

もしそうなっては、自分が傷ついてしまう。

だから、仕事の生産性の時と同じように、

「休むこと=ダメなこと」と自分を厳しく律し、奮い立たせようとする。

まるで母親が「怠けてはいけません。勉強しなさい」と言うように。

その結果、休むことに罪悪感を抱いたり、せめて大人しく家の中でじっとしていようとしたりするんです。

厳しいルールはかつては成長させてくれたけど、今はもう大丈夫

かつて、この「厳しさ(自分の中の母のような存在)」は自分を成長させ、自分を守ることに役立ってきました。

でも、今やその「厳しさ」が自分を苦しめる刃になってしまっている。

これこそが”ねじれ”の正体です。

これからは、見守ってくれた母(厳しいルール)から自立していけばいいんです。

なので、「今までありがとうね、でもこれからは大丈夫だからね」と、

そっとその厳しさをゆるめていけばいいのです。

罪悪観をゆるめる根本的な方法

さて、あらためて整理すると、結局、何が罪悪観をもたらしていたかとと言えば、

自分の中にできてしまった「休むこと=ダメなこと」という厳しいレッテルです。

このレッテル貼り、言い換えると、自分の中の母の様な存在が課したルールが、自分の愛をねじれさせていた根本的な原因だったんです。

なので、罪悪観を根本から解消するためには、この自分ルールを取り払ってしまえばいいんです。

罪悪感をゆるめる方法

じゃあ具体的にどうするかというと、これは、地道なトレーニングが必要です。

だって何年も何十年もかけて自分の中で醸成されたルールなので、取り外すのはそう簡単ではありません。

具体的には、こんなことをするのが効果的です

  • 罪悪感を感じている自分に気づく
  • 人に休むことを肯定してもらう(本や動画がおススメ)
  • 休むことで世界に起こりえる良いことに目を向けてみる
  • 遊びつくしても大丈夫だと体感する
  • なにか作業に打ち込む

罪悪感を感じている自分に気づく

罪悪感で心から休めない人は、罪悪感を感じている自分にまずは気づくだけでOKです。

「あぁ、休んでいる自分って甘えているのかな」

なんて気持ちが浮かんだら

「あ、今、罪悪感を感じた。休むことをダメなことと思っているんだ、自分」

って気づいてあげて下さい。

そうやって認知してルールを俯瞰すると、一瞬でも、自分とルールが離れてくれます。

これが第一歩です。

人に休むことを肯定してもらう(本や動画など)

気づくことと並行して、休むことを肯定している本や動画、ブログやnoteなどを読んでみるのがいいです。

自分一人だとどうしても視野がせまくなり、「休む=悪」のルールから抜けだせません。

でも、休むことや、なんやったら、休職中に遊ぶことを徹底的に肯定している人がいれば、

「あれ、もしかして、休んでいいの?」とか

「意外と、みんな遊んでいるんだ」と知れて

自分の中の常識だったものにひびが入り始めます。視野が広がるんです。

僕のおススメは、心屋仁之助さんの本です。

心屋仁之助さんの本には、徹底的に、「怠けろ!休め!手を抜け!自分ファーストで行け!」と書かれていて、自分ルールがどんどんゆるんでいきますよ。

休むことで世界に起こりえる良いことに目を向けてみる

「休む=ダメなこと」という自分ルールを取っ払うのを加速するため、休むことで起きるかもしれないメリットに目を向けてみることも効果的です。

このとき、自分が得をするメリットではなく、自分の周りで起きるメリット考えるといいですよ。

たとえば、自分が休んだら、

自分の仕事を代わりにやった人が効率化の天性が開花するかもしれない、とか

部署や会社として働き方を見直すきっかけになるかもしれない、とか

実は同じように休みたくても罪悪感で休めない人が同じ部署にいて、自分が休むことで勇気を出して休めるようになるとか。

実際、僕は同じ部署に先に、うつ状態で休んだ先輩がいたことで、休むことにそこまで罪悪感を抱かず休めましたしね。

そうやって、自分が休むことで、何かいいことが起きる可能性に目をやると、自分がいかに狭くて偏った視野で「休むこと」を捉えていたかを自覚できますし、

実際に「たしかに休むって悪いことだけじゃないよな」と自分で勇気づけられます。

遊びつくしても大丈夫だと体感する

僕としてはこれを一番おススメします。

休むことを飛び越えて、もう、思いっきり遊んでみるのです。そして、実際にそうやっても特に何も起きないことを体感してみるのです。

これは、自分の中の「休んだらダメだ」というルールを、自らぶっ壊しに行っているのです。

おそらく、ルールが根強い人ほど、「休ませてもらって、遊ぶなんて」と抵抗感でなかなかできないと思います。

でもそれを超えた先で、案外大丈夫だったというリアルな実感を得れば、すっとルールが緩まるはずです。

2つ前で紹介した「人に休むことを肯定してもらう」では、人の意見を通じてルールをゆるめましたが、

これは、自分の行動と体感による”ルールゆるめ”なので効果てきめんです。

そうして、何度も遊んだり、リフレッシュ行動をやっているうちに、どんどん休むこと、さらには遊ぶことへの罪悪感は薄れていくと思います。

なにか作業に打ち込む

これは、「遊ぶ」ことの派生ですが、何かに熱中して打ち込んでいれば、罪悪観すら感じることはありません。

たとえば、裁縫とか、ブログを書くとか、家庭菜園とか、料理とか。

「遊ぶ」は罪悪感があっても、好きなことを好きなままやることはそこまで抵抗感ないはずです。

なので、それに日々没頭できれば、罪悪感はそもそも感じずに済みます。

でも実は、それも遊びだったりするんですよね(笑)だから、はたから見れば、それは立派に休めています。

僕は家庭菜園にはまっている時は、ずーっとワクワクして、罪悪感は感じませんでした。

まとめ

ということで、今日の記事は、

適応障害になり休むことに罪悪感を感じる本当の理由と、

どうしたら罪悪感を緩めることができるか、

についてのお話をさせてもらいました。

悩めるあなたの気持ちが少しでも軽くなっていれば幸いです。

ということで今日はここまでです。

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