朝、身体が動かない。
仕事に向かおうとすると、胸の奥が重たくなる。
なんとかしなきゃと思うのに、足が前に出ない。
「これはもう限界なのかもしれない」
「適応障害なのかな…」
そんな不安を抱えながら、このページにたどり着いたのだと思います。
ここでは、大手メーカーで適応障害となり1年以上休職した僕自身が
仕事に行けなくなるまでの流れと、気づけなかった小さなサインについて、経験をもとに書いていきます。
同じように苦しんでいる人にとって、少しでも参考になればうれしいです。
正月明けの朝、玄関へ向かおうとした瞬間に涙があふれた
僕が「もう無理だ」とはっきり悟ったのは、正月明けの朝でした。
休み中は普通に生活できていたし、家族と過ごす時間も楽しかった。
だからこそ、あの日の出来事は自分でも驚くものでした。
スーツに着替え、「よし、行こう」と玄関に向かおうとした瞬間。
理由もなく、涙がぽろっと落ちました。
そして次の瞬間には止まらなくなっていました。
「行かなきゃ」という気持ちはある。
でも身体が完全にブレーキをかけている。
そのとき僕の中にあったのは、自己否定ではなく、ただただ
「あ、もう限界だ」
という静かな悟りのような感覚でした。
そしてもうひとつ。
「休めるんだ…」
と、わずかに安どする気持ちもありました。
数ヶ月前から、静かに限界へ向かっていた
涙は突然のように思えたけれど、振り返ればサインはずっと前からありました。
苦手な業務が積み上がり続けた
僕はピリついた職場や上司の雰囲気が苦手で、なかなか相談できず、苦手な仕事ほど抱え込んでしまうクセがありました。
「これくらい一人でどうにかやらなきゃ」
「残業すればなんとかなる」
そんなふうに思い込みながら、できない仕事を一人で背負い続けていました。
役員報告の準備で、心が削られ続けた
秋以降は役員報告の資料作成が続いていて、これが決定的に心身をすり減らしました。
「こんなのじゃだめだ、ぜったい詰められる」
と、頭の中で理詰めされて怒られるイメージがわきおこり
異常なまでに以上に細かい調整ばかりしていました。
それでも相談できないまま、仕事だけが雪だるま式に増えていきました。
眠れない夜が多くなった
夜になると、頭の中で仕事のことがぐるぐる回り出す。
「明日までにあれを終わらせないと」
「このままだと迷惑をかける」
布団に入っても全く寝つけず、当時はYouTubeで「生きるのがツライ」で出てきた同じように悩んでいる人の声や、
ただただ「大丈夫だよ、いつか乗り越えられるから」と言ってくれる人の動画に助けられていました。
通勤途中、お腹が重くなり、気が重くなる
朝の電車に乗ると、
お腹のあたりがズーンと重くなるような感覚が続きました。
痛みとは違う。でも確実に「行きたくない」という気持ちが身体に出ている感覚。
昼休みも何も考えられず、ただ会社の周りを歩く
昼休みは何も考えらたくなくて、会社周辺をぼーっと歩くだけのことが増えていました。
頭が働かない。感情も動かない。ただぼーっと流れる景色をみていたい。
そんな状態がずっと続いていました。
「これは甘えじゃなく、限界です」医師の言葉に救われた
涙が出たその日、なんとか出社だけはして、仕事後に病院へ向かいました。
当時の僕は
「これくらいで休んでいいのだろうか」
「ただ疲れているだけなんじゃないか」
そんな気持ちを抱えていました。
医師に状況を話すと、はっきりと言われました。
「うん、そう考えてしまう人ほど、適応障害やうつ状態に典型的に見られる性格です」
「休んでいいんですよ」
その言葉を聞いた瞬間、張りつめていたものがふっと緩むのを感じました。
「休んでもいい」という許可をもらったことで、なんか、安堵感というか、
「あ、やっと休めるんだ…」とほっとした感じがありました。
まとめ|仕事に行けない朝は、心と身体からの大切なサイン
僕が仕事に行けなくなった朝は、決して突然ではありませんでした。
苦手な業務が積み上がり、
相談できず、
眠れず、
通勤中にお腹が重くなり、
昼休みにもぼーっと歩くだけになっていた。
そのすべてが、ゆっくりと、確実に、限界へ向かっていたサインでした。
同じように「行けない朝」を迎えているあなたへ。
どうか、「気のせい」「甘え」で片づけないでください。
あなたの心と身体は、ちゃんとSOSを出してくれています。
早い段階で病院へ行って、休むことや業務負荷を軽くするなど、適切な対処をできることを祈っています。
今日はここまでです。ありがとうございました。
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