「これからどうすればいいんだろう……」
休職中の静かな部屋で、天井を見上げながら、得体の知れない不安に飲み込まれそうになっていませんか?
かつての僕も、全く同じ場所にいました。
大手メーカーの研究開発職の仕事がつらくなり「適応障害」という診断名をもらい、社会から脱落してしまったような絶望感。
これから、自分はどう生きていけばいいのだろうか、という答えのなかなか見つからない問いを自分にぶつけ、ただ焦る日々。
でも、今ならはっきりと言えます。
その苦しさは、あなたがダメになったから起きたのではありません。
むしろ、あなたが「本当の自分」として生き直すための、人生最大の転機なのです。
今回は、適応障害がなぜ「人生の転機」になり得るのか、そして、どうやって自分自身の人生を取り戻していけばいいのかをお伝えします。
適応障害は「心の本音」と「言動」のひずみだった
かつての僕は、適応障害をただの「病気」だと思っていました。
でも、休職して自分と向き合う中で気づいたのは、それは僕の心の中にある「本音」と、外側で見せていた「言動」の間に、大きな「ひずみ」が生じた結果だったということです。
「本当はこんな仕事、もうやりたくない」
「研究者として成果を出さなきゃいけないのに、心が1ミリも動かない」
そんな本音の叫びを、僕は「頑張らなきゃ」「期待に応えなきゃ」という責任感で必死に抑え込んできました。
でも、心と体がバラバラな状態で走り続けることには限界があります。
適応障害は、僕にとって「もう自分を偽ることはできないよ」という、体からの最後のお願いだったのだと、今では感じています。
僕が、適応障害を「人生の転機」だと思えるようになった理由
絶望のどん底にいた僕が、なぜこの経験を「転機」だと捉え直せるようになったのか。
それは、病気という形での「強制停止」があったからこそ、得られた気づきがあったからです。
1. 「無理なく自然体に生きたい」という本音が最大化した
動かなくなった体や、止まらない涙。
それは、僕にとって「もう無理なことはしたくない」という本音そのものでした。
理性では「もっと頑張れる」と嘘をつけても、体は嘘をつけなかった。
この不調があったからこそ、僕は自分の「本当はどう生きたいのか」という声に、ようやく耳を傾けることができたんです。
2. 「自分と向き合うしか道がない」環境に追い込まれた
休職期間中、僕は社会的な役割をすべて失いました。
大手メーカーでのキャリアも、一時的に「ゼロ」になった。
最初はそれが怖くてたまらなかったけれど、その「空白」があったからこそ、「今の自分にとって、本当に大切なものは何だろう?」と、これまでの生き方を根っこから問い直すことができました。
3. 「心から納得できる答え」なしでは、もう一歩も進めなくなった
適応障害を経験した後の僕は、単なる「条件」や「世間体」だけでは、心も体も全く反応しなくなっていました。
「自分がどう生きたいのか」という自分なりの納得感がない限り、次へは進めない。
この「わがままなほど正直になった心」が、僕を自分らしい人生へと導いてくれたんです。
僕が見つけた「在りたい姿(Being)」と、その探し方
休職中、僕が最も時間をかけて行ったこと。
それは、焦って求人票を眺めることではなく、自分の内側にある「本当はどう在りたいか(Being)」という指針を探すことでした。
僕の場合、見えてきたのはこんな姿でした。
- 「自分の気持ちに嘘をつかず、誠実でありたい」
- 「競い合うのではなく、穏やかな調和の中にいたい」
- 「自分のペースで生きていたい」
これらは、「何をするか(Doing)」よりもずっと深い、僕の魂の土台となる願いでした。
この指針=「価値観」が見つかったことで、僕はようやく、暗闇の中で進むべき方向を見出すことができたんです。
僕が実際に価値観を見つけ出した具体的な方法は、こちらの記事に詳しく書いています。
価値観を指針にしたら、人生が「好転」し始めた
「価値観を見つけて、本当に人生が変わるの?」
僕も最初は半信半疑でした。
でも、自分の中心に一本の「指針」が通ったことで、僕の現実は驚くほど変わっていきました。
- 「選択」に迷いがなくなり、後悔が消える
「これは僕の価値観に合っているか?」という基準があるから、仕事選びや人間関係で迷うことが激減し、自分にとって正しい答えを選べるようになったんです。 - 日々感じるモヤモヤの原因がわかる
「今日のあの出来事に違和感を感じた」「あの人といるとモヤモヤする」
そんなモヤモヤの原因は大抵自分の価値感が満たされていない時におこります。
自分の価値観を自覚できていると「これは自分のあの価値観が満たされていないからだ」
とメタ認知することができ、モヤモヤを自分から切り離すことができ、
じゃあどうしたらいいかなと改善できます。
こんな風に日々を心地よく過ごせるようになるのです。 - 他人の目が気にならなくなり、心が安定する
世間体の「正解」ではなく、自分の「納得感」で生きられるようになります。
「デキる人」と思われなくても、「自分は自分の指針通りに生きている」という自己信頼が、折れない心の土台を作ってくれました。 - 頑張らなくても成果が出る「好循環」に入る
自分の価値観に沿った活動は、無理に努力しなくても自然とエネルギーが湧いてきます。
結果として、以前よりもずっとラクに、でも確実に、人生が前へ進んでいる実感があります。
価値観を見出してからの僕のリアルな変化については、こちらで詳しく語っています。
⇒ 価値観とは?人生絶望だった僕が価値観を見出して起きた変化
現実を整えるためのステップ
もちろん、本音だけで生きていくのは怖さもあります。
だからこそ、僕は自分の「価値観」を守るために、現実の足元を整えることから始めました。
支出をスリム化して「生存コスト」を下げる。
「最悪、これだけあれば生きていける」という安心感を作ったことで、僕はようやく、自分の本音に従って生きる勇気を持つことができました。
具体的な暮らしの整え方については、こちらの記事が参考になるかもしれません。
⇒ 競争社会で疲れた人へ|暮らしのお金依存度を下げる生き方のススメ
まとめ:適応障害は、僕を「自分の人生」へ連れ戻してくれた
適応障害という経験は、僕のキャリアの「終わり」ではありませんでした。
むしろ、他人の期待に応え続ける人生を卒業し、「僕自身の人生」を歩み始めるための、最高に苦しくて、最高に大切な転換点だったんです。
もしあなたが今、暗闇の中にいるとしたら。
それは、夜明け前の、一番深い静けさの中にいるだけかもしれません。
焦らず、まずは自分の小さな本音を、そっと抱きしめてあげてください。
その先に、僕が今感じているような、穏やかで自由な毎日が必ず待っています。
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