適応障害の回復期間は?僕の回復のプロセスと復職目安について

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適応障害

「もう1か月も休んでいるのに、回復が遅いんじゃないか」

「元気なんだけどまだ休んだほうがいいの?」

適応障害になって休むとそんな焦りや疑問がでるかもしれません。

適応障害と診断されると「回復までどれくらいかかるのか」気になる点だと思います。

この記事では、大手メーカーで適応障害と診断された僕が、

  • どれくらいの時間をかけて回復したと感じられるようになったのか
  • 何を目安に復職したか

そのプロセスを正直に書いていきます

「日常生活ができても、それはまだ回復途中」という感覚が、少しでも伝わればと思っています。

「回復期間」はなぜ分かりにくいのか

適応障害の回復期間について語られるとき、よく

「数か月で治る人もいる」

「環境調整ができれば比較的早い」

といった説明があるかなと思います。

それ自体は、間違っていないと思います。

ただ、この言い方には一つ落とし穴があって、それは、「日常生活ができる=回復した」と受け取られやすいことです。

実際には、生活は回せていても、心の中はずっと不安定なまま、という状態が長く続くことがあります。

回復は一直線ではなく、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、少しずつ波が小さくなっていきます。

この「波」の存在が見えないと、自分だけ遅れているような気がして、必要以上に自分を責めてしまいます。

僕はまさに、その状態でした。

診断から1か月。「生活はできる」けれど苦しかった

僕は、適応障害と診断されてから、1か月ほどで最低限の日常生活はできるようになりました。

食事をして、外に出て、最低限の家事をこなす。

妻が働きに行き、子供は9時~15時で保育園なので、僕が家事や子供の送迎をやっていました。

表面的には「少し元気になってきたね」と言われる状態です。

でも、心の中はまったく追いついていませんでした。

将来のことを考えると、不安で胸が締めつけられる。

生きていくこと自体が、しんどく感じる時期もありました。

正直に言うと、休職初期には希死念慮がありました。

今思い返しても、あの頃はかなり危うかったと思います。

「考えなきゃ」と思うほど、考えた先には真っ暗な未来しか浮かばない。

会社の雰囲気、高圧的な上司、ピリついたフロアの空気を思い出すだけで、胸がキューっと苦しくなりました。

それでも、「父として」「社会人として」ちゃんとしなければという気持ちが、頭から離れませんでした。

3か月目。回復を後押しした家庭菜園

休んでから3か月ほど経った頃、僕は近くの市民農園で畑を借り、家庭菜園を始めました。

本で半農半Xやダウンシフトといった生き方を知り、興味を持ったから、試してみたんです。

で、やってみると、意外と楽しかった。

土に触れて、植物の変化に気づき、近くの人と少し言葉を交わす。

没頭できる時間があることが、思っていた以上に心地よかったのです。

ただ、だからといって、気分がずっと安定したわけではありません。

たまに、理由もなくズーンと落ち込む日もありました。

基本的に、将来のことを考えると憂鬱になるので、意識的に「考えない」ようにしていました。

でも、妻や職場の上司(月一で面談がありました)からは、たまに復職や今後のことが話題に出て、それがしんどかったです。

休職初期は「考えないといけない」と自分を追い込んでいましたが、この頃は「今は考えなくていい」と自分に言い聞かせていました。

半年頃から感じた、回復の「変化」

中期、半年くらい経つと、抑うつの波がましになってきました。

初期は2週間に1回くらいの頻度で、3日ほど何もできない状態に落ち込んでいましたが、

それが1か月に1回くらいに減り、落ち込みの深さも、和らいできた感覚がありました。

それでも、診断書の休職期限が近づくと、また強く不安が出てきます。

そのたびに休職を延長し、「まだ復職できない自分」に落ち込む。

周りから見れば元気そうでも、心の中ではずっと波打っていました。

ちなみにこの期間(というか今も)薬はずっと服用していました。

途中で自己判断でやめてしまった時期もありましたが、今振り返ると、安定のためには必要だったと思います。

回復後期に訪れた「考え方」の変化

休職後期になると、だいぶましになっている手応えがありました。

抑うつになることはあるけれど、「戻らなくなっている」感覚が出てきたのです。

自己理解を続ける中で、自分が何に心地よさを感じるのか、どんな環境が合わないのかが、少しずつ言葉になってきました。

それが、希望になりました。

同時に、考え方も変わってきました。

「復職したら、またストレスで潰れるんじゃないか」と、起きていない未来を先取りして悩むより、

「一度やってから考えよう」と思えるようになったのです。

人生を、失敗できない一発勝負ではなく、実験の連続として捉える。

この視点が、僕に一歩踏み出す勇気をくれました。

2か月ほど抑うつが出なかったことを一つの目安に、復職を決めました。

復職4か月目の今、思うこと

現在、復職して4か月目です。

正直に言えば、希死念慮が完全に消えたわけではありません。

たまに、ふと湧いてくることはあります。

ただ、その深さは明らかに違います。

飲み込まれそうになる感覚は、かなり和らぎました。

だから今は、「7割くらい回復した」と表現するのが、一番しっくりきます。

実際、復帰してから、やはりストレスが高くなったら、しんどくなって、今も実は2週間休ませてもらっています。

日常生活ができても、それはまだ回復途中

ここまで書いてきて、あなたに一番伝えたいのは、

日常生活ができるようになっても、それはまだ回復途中だということ

焦る必要はないと思います。罪悪感を抱く必要もありません。

って言われても、罪悪感かんじちゃうんですけどね。

ただ、回復には、あなたが思っている以上に、慎重さが必要だ思います。

色々自分を責めちゃう自分が出てくると思いますが、もうぜーんぶひっくるめて、「今はそれでいい」って自分に優しくいってあげてください。

短期的な未来を考えて焦っちゃいますが、人生を長いマラソンだと思ったら、少しは気が楽になるかもしれません。

同じように揺れているあなたへ

もし、ここまで読んで「自分の状態と重なる」と感じたなら、

それだけで、あなたはすでに自分を客観視できています。

それは、とても大切な力です。

ということで、今日は以上です。

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