くるしい。
復職して3か月がたちました。
最近、会社に行くのがつらいです。
行っても、とくに「やりたいこと」がない。
「やらなきゃいけないこと」はあるけれど、ノルマがあるわけでもない。
それでも、どうしてもやる気が起きない。
だから、ほんとうに何もやっていません。
職場についたら、論文をぼーっと眺めたり、ときどき特許を読んでみたり。
一見すると“仕事っぽい何か”をしているようなそぶりは見せながら、実際は何も進んでいない。
もうそれでいいや、とどこかで思っている自分がいます。
前の自分だったら、
「何かやらなくちゃ」
「成長のために動かなきゃ」
と焦って、自分で仕事を見つけようとしていたかもしれません。
でも今は違う。
がんばらない。がんばれない。がんばりたくない。
だから、やらない。会社でネットサーフィンなんかしたりもしています。
最近は「ぶっ飛んだ人のエピソード」なんて検索して、破天荒に生きている人の話を読むのが楽しいんです。
“人生はなんとかなる”と思わせてくれる記事に触れると、会社を辞める勇気がほんの少し湧いてきて、胸の苦しさが少し軽くなります。
でも、そんなふうに自由気ままに過ごしているくせに、どうして苦しいのか。
なにもしていない自分がバレるのが怖い
それは——
上司に「こいつ何もやってないな」と思われているかもしれない、という妄想が頭の片隅から消えないからです。
「例の仕事、どこまで進んだ?」
そんなふうに聞かれたらどうしよう。
なにもしていないことがバレちゃう——。
そう考えると、びくびくします。怖くなります。
自分で勝手に作った不安だと分かっていても、身体にはしっかり症状が出る。
お腹のあたりがズーンと重くなって、ぐるぐるとかき混ぜられるようで、軽く吐き気もする。
呼吸も浅くなって、息苦しくなるときがある。
「じゃあ仕事やれよ」
自分にそうツッコミたくなるけれど、やりたくない。どうしても。
もうどうしようもない駄々っ子みたいですが、これが今の僕の本心です。
心の声を無視できない性分だと気づいた
適応障害とうつを経験して、僕は、
“自分の心の声を無視して行動し続けることに耐えられない性分”
なんだと気づきました。
だから、できるかぎり、自分の心の声を聴くようにしています。
復職してからも、やりたくないことは、こっそりサボってきました。
もちろん、それはとても怖いことでした。
周りから嫌われるかもしれない。
怒られるかもしれない。
そういう恐怖と隣り合わせでした。
僕は怒られるのが嫌いです。
でも、怒られてでも、自分の心だけは守らないといけない。
そう思うようになっています。
「優等生、デキる奴」として認められようと仮面を被るのは、もう、自分を苦しめるだけだと気づけたから。
だから、僕はとことん休ませてもらうし、サボらせてもらう。
復職当初はめっちゃ怖かったけど、けど、頑張らない勇気が試されている、と自分に言い聞かせてやってきました。
最近は少しずつ自分ファーストになる、ということが感覚としてわかってきました。
どんどんポンコツになっている自覚があります(笑)
いいんです。もう仮面は脱ぎます。
復職してから、少しずつ、仮面が外れてきたように感じます。
ポンコツで、ずるくて、無邪気な素顔をさらしていいと思うようになりました。
もしあなたが苦しいなら、休んでいいんですよ
もし、これを読んでいるあなたが、
仮面をつけて必死に働きながら苦しんでいるのなら——
休んでいいんですよ。休んでいいんです。
どうせ仕事は回るし、どうせ地球も回ります。
「自分がやらなかったせいで誰かが迷惑を被るかもしれない?」
……そうかもしれません。
でも、それは物事の一面でしかありません。
視野が極端に狭くなっているだけです。
僕も狭くなりがちなので、よく分かります。
でもね、あなたが仕事を放棄したおかげで、物事がうまく回ることだってあるんです。
僕が休んだからこそ起きた“良いこと”
たとえば——
僕はある日突然、会社に行けなくなりました。
そしてそのまま1年半休みました。
復職したら、僕の担当だった仕事は、新しい人が代わりにやっていました。
その人は、いま楽しそうに仕事をしていて、
僕では思いつかないアイデアでどんどん進めてくれています。
プロジェクトは着実に前へ進んでいる。
正直、「これって僕が休んだから起きた良いことじゃない?」と思ったりもするんです。
どうですか?
こじつけに聞こえますか?
まあ確かに、こじつけ感は少しあるかもしれません(笑)
でも、一理あるな……と感じたりしませんか?
もし「こじつけでしょ」としか思えないなら、あなたは今、とても自分に厳しい状態なんだと思います。
その“厳しさ”は、もう必要ないのかもしれない
その厳しさのおかげで、人生がうまくいってきたこと、きっとたくさんあるはずです。
歯を食いしばって、自分を律して、努力して、達成してきた。
それは本当に素晴らしい。
でも、その厳しさは、ときに刃になります。
その刃がいま、自分に突き刺さって苦しくなっているのなら——
もう、その厳しさを必要としないステージに来ているのかもしれません。
少しずつ、緩めてあげてください。
「緩めたら、自分がダメになっちゃうんじゃないか」
そんな怖さもあると思います。
でも大丈夫。
僕も怖かったけれど、ちょっとずつ緩めて、勇気を出して休むようになったら、
息苦しさは少し和らいできました。
まだ苦しいことはあるけど、前よりはずっと呼吸がしやすい。
仮面をおろすと、生きやすさが戻ってくる
仮面をおろしはじめると、以前より生きやすくなります。
この世界の出来事は、もっと複雑で、多面的です。
あなたが想像する「悪い未来」は、一部にすぎません。
僕は、休んでも変わらず流れていく日常を見て、
“世界は自分のコントロール外にある”
と気づきました。
そして、想像していた「悪いこと」は、たいてい起きませんでした。
だから、大丈夫。
休んでください。
自分をいたわることを、誰かに任せないでくださいね。
ということで、今日の記事はここまでです。読んでくださりありがとうございます。
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