妻の涙を見て、自分だけが持続可能なるだけじゃダメだと気づきました

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今日の記事は「みんな我慢してるんだからあなたも我慢して」という風潮は、やっぱおかしいよね、っていう小話からはじまるんですが、

そこから話が展開し、結論、タイトルのとおり、「僕一人が持続可能でハッピーになってもあんま意味ないわ」と気づきにつながるお話になります。

妻の弟の結婚式と、妻の職場の運動会の日がかぶってしまった

妻の弟(ぼくの義弟)が先日入籍しまして、妻も僕も、もちろん妻のお義母さんお義父さんも、みんなで喜んでいたいたところでした。

ただ、どうやら妻の職場(幼稚園)の運動会の日と、弟の結婚式の日がかぶってしまったようなんです。

それで、妻が職場の上司(教頭先生)に、申し訳ないけども弟の結婚式に行きたいんですと伝えてみたそうです。

妻としては(私としても)、「いっておいで~」と言われるものだと思っていました。

ところが、今日妻から聞けば、やんわり渋られたんだとか。

教頭先生がいうには、過去、同じように運動会と身内の結婚式の日が被ってしまった正社員の先生がいたらしく、

その先生は結局、なくなく結婚式には参列せず、運動会にでることをとったそうで。

そんで、教頭先生は、「僕の妻も同じ立場(正社員)だからねぇ…その先生がいけなかった手前、妻は結婚式にいけたとなると…ねぇ?」

といったかんじで妻に渋い反応を示したようでした。

そもそも妻は最近つかれて仕事から帰ってくることが多かった

妻はじつは、この職場(幼稚園)には今年の4月から転職して入社していて、まだ入社して2か月目です。

先生たち同士の雰囲気はよく、教育方針にも共感できる部分が多く、妻的には前職場よりも働きやすそうでした。

ただ、長く勤める先生も多いらしく、先生たち同士の間にはもうすでに仲のいい”出来上がった”空気感があるのだとか。

かなり、人目を気にして、気をつかってしまう性である妻としては、少々やりづらいときもあるそうで、

笑顔をとりつくろったりして、要は、仮面をつけてふるまうことが多いようです。

そして、正社員として入社しているけれども、担任ではなく担任補助としての役割で、それがまた何とも微妙な立場らしく

(僕はその辺の幼稚園の文化事情がよくわからないのですが)担任の先生が見えていないところで素行が危なっかしかったり注意が必要な子供がいた際に

担任の先生に気を遣って、補助である妻が先だって子供たちに声かけがしづらいんですって。

妻的には「補助である私が先に声掛けしたら、担任の先生になんて思われるかな」と気を遣うようです。

こんなかんじで、すでに出来上がった職場雰囲気の中で、”出る杭が打たれないように”振るまったり、

微妙な役割のために、気を使ったりすると精神的にも疲れるし

加えて、やっぱり子供と1日中遊ぶので体力的にも疲れるんだと、

仕事から帰ってきた後、よく僕に話をしてくれていました。

妻のいらだち、そして涙のうったえ

こうした背景があっての、今日、上で書いた、教頭先生から結婚式参列を渋られたくだりがあったわけなんです。

家に帰ってきた直後は、そんなことがあったとは全く知らない僕でしたが、

まぁたしかに家に帰ってきた妻が、明らかにテンションが低いのは感じていました。

で、僕はふだんから、2歳の子供のしつけはあまりしないほうで、自由奔放にやらせたらええやん~、ってかなりゆるいかんじなんですが

今日もいつもどおり、子供が夜ご飯中に席をたって、「パパ~あそぼ~」と言ってくるのに対し、「ええよ~」と付き合っちゃう僕に、

どうやら明らかに妻はあきれている、というか、ちょっとイラついているようにも見えました。

そして、先ほど子供が寝静まってから、重い口を割って、上で書いた結婚式のくだりの他、いろいろと話をしてくれました。

「なんか、もう、いろいろしんどい」と。

普段から、気を使っちゃうし、体力的にも(わかっちゃいたけど)しんどいことが多い。

家に帰ってきてからも、子供や僕とゆっくり楽しくすごしたいのに

どうしても、僕の足りないところに目が行って、イライラしてしまう。

夕ご飯やその他多くの家のことをやってくれていることはわかっているのに。どうしてもできてないところを突いてしまう。

子供とも心から安らいだやりとりができない。

そもそも、家に18時に帰ってきて、ごはん、おふろ、洗い物とやってると

あっという間に子供の寝かしつけ時間の20:00になる。

たったの2時間。物理的にも気持ち的にもずっとばたばたしてしまっている。

朝も、6:00に子供と一緒に起きてから家をでる7:00までの1時間ずっとばたばたして、家をでるほんの5分前にスキンシップをとるぐらいしかできない。

ホントは、もっとゆとりをもって家族との時間を過ごしたいのに。できない。

小学校や幼稚園の先生をずっとやってきて、やっぱ学校の子供と接する時間は楽しいし、

自分がやりたいと思って選んできた仕事だと思ってきたけど、なんか最近、ちがうのかもしれない、と思うようになってきた。

とにかく、ずっと疲れているし、イライラすることが多い。

そんな状態のときに、結婚式の件がドーンときたものだから、、、

なんか、もう、ほんとに、しんどい。いろいろ。

と。

そう妻が話してくれました。妻のこえは震えていました。妻は小さく泣いていました。

僕が感じたこと

僕はこの話を聞いて思ったことが2つあります。

1つ目は、やっぱ、「みんな我慢してんだからあなたも我慢して」的な雰囲気の息苦しさですね。

この風潮って、ほんまに、ずっと、あらゆるところでありますよね。

「みんな宿題してるのに、あなただけだよ、やってないの!」って学生時代何度も聞いたし

「みんな我慢して残業してるのに、あなただけ帰るの?」とか、ね。

ほんまにこれって、非合理的ですよね。

感情としてはわかるんですけど、やっぱ、おかしいでしょ。

じゃあ、妻以降も、そこの幼稚園では、ずっと、「結婚式よりも運動会をとれ」って言い続ける?

結婚式じゃなくて、身内のお通夜だったら?身内の出産だったら?どこで線引きするん?

みんな心では思ってますよね。

「いや、もう今からでもそんな流れを断ち切って、ここから新しい流れを作ろや」

って。改善していこうや、って。

こんな経験するから”出る杭は打たれるかも”と必要以上に周りにビクビクしないといけないし

逆に、出る杭を見て、モヤっとしちゃうし

仮面をつけていきることがデフォルトになっちゃうし

なんか…すごい、ひずみを感じてしまいます。悪循環を生んでいるように思います。

2つ目は、僕ら”家族としての”今の暮らしの持続可能性についてです。

僕らは共働きです。(いや、正確に言えばぼくはまだ休職中で、もうすぐしたら復職して共働きになります)

僕自身は、仕事でうつになったことをきっかけに、もうすこしお金への依存度を小さくして

より持続可能な暮らしをしたいと自給農などの食の自給をはじめたり、

働き方自体も、どうしてもしばりがあるサラリーマン以外の働きかたを模索し始めました。

で、僕としては半農半X的な自立的なライフスタイルに持続可能性を感じ、

こんな生き方ができれば、心地よくワクワクして生きられそうだと、今はそういう方向性を目指していますし、

自給農とかを実際に始めてみて、おもろいし心地いい、と手ごたえを感じています。

ただ、今回の妻の訴えを聞いて、

「あぁ、僕だけが持続可能でハッピーになっても意味がないんだ」

と思いました。

「妻が悲しくなると僕も悲しくなるし、妻がイライラすると僕もイライラするし」

「そんな両親の不穏な空気感は子供も必ず察して悲しくなるよ…」

いまさらながら、あらためて、

家族として持続可能な生き方をしなければ、意味がないんだ

と気づかされました。

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