こんにちは。
僕は食の自給率アップを目指して2024年から市民農園で家庭菜園をはじめ、2025年は菌ちゃん農法と自然農法に挑戦中です。
はじめて野菜づくりを始めた去年、生まれて初めて作付け計画マップなるものを作りました。
作付け計画マップとは、畑のどこでどんな野菜を栽培するかをあらかじめ計画し、それを図に書き起こしておくことです。
去年はまったくの無知識だったため、農園の社長さんと一緒に考えました。
ですが今年は新しく借りた別の市民農園ということもあり、自分ひとりでやってみました。
ちなみにここの農園では、先日、菌ちゃん畝と自然農の畝づくりを終えました。
>>【菌ちゃん農法&自然農法】市民農園の畝づくりはスコップ一本でOKでした
菌ちゃん農法と自然農1年目の畑、まず春と夏でどんな野菜を作ろうかを考えたわけです。
今回は僕がつくった春夏野菜の作付け計画マップと、実際に計画する際に考えたことをお話したいと思います。
- 野菜の作付け計画を自分でやってみたい人
- 菌ちゃん農法や自然農でどんな野菜を育てようか迷っている人
実際に作った作付け計画マップ
まずは実際につくったマップをお見せします!
じゃーん。

これ、けっこう苦労しました(笑)2週間間くらい時間かかってしまいました(笑)
なにしろ知識不足の家庭菜園2年目。色々調べながらやったものでして…
この農園では5m × 9mの区画の中に3つの菌ちゃん畝A~C(1.35m × 4m)と2つの自然農畝D~E(1.2m × 4m)の合計5つの畝をつくりました。
菌ちゃん畝A,B,Cでは夏野菜のメインどころ。
- ナス、トマト、ピーマン(ナス科野菜)
- きゅうり、かぼちゃ、まくわ瓜、すいか、ズッキーニ(ウリ科野菜)
- とうもろこし
などを作っていく予定です。
自然農の畝D,Eでは
- さつまいも、えだまめ、落花生、さといも、しょうが、ごま、オクラ、その他の葉物野菜
を作っていく予定です。
ちなみに自然農畝D、Eでは3つの方法で土づくりを変えて、野菜のできばえを実験検証したり、なんかも考えています!
>>初心者が自然農法の畝づくりに挑戦【竹内孝功さん流】バクチャーも使ったよ
栽培計画するときに考えたこと
この作付け計画マップを作るときは、結構いろんなことを考えました。
どんなことを考慮して考えていたのかというと、こんなかんじです。
- コンパニオンプランツ
- 野菜の株間・条間
- 野菜株の大きさ・高さ
- 方角
- (自然農の畝だけ)土壌の肥沃度レベル
- 食べたい野菜、料理をほおばる姿(笑)
一個ずつ説明します。
コンパニオンプランツ

コンパニオンプランツというのは簡単に言えば野菜同士の相性です。コンパニオンプランツは「混植する」と表現されていることもあります。
例えば…
ナスやトマトの近くにジャガイモを植えるとあまりよくないよ~、とか
里芋とショウガは近くに混植するといいよ~、とか
ねぎやニラをキュウリやトマトと同じところに植えるといいよ~、
みたいなことです。
互いに生育を助け合う野菜もあれば、逆に阻害しあったりする野菜の組み合わせもあるので、作付け計画の際はそれらを考慮する必要があります。
ちょうど学校の先生たちが「あの子とこの子はちょっと相性悪いから別のクラスにしたほうがいいよね…」とクラス替えで考慮する、みたいなかんじですかね。
野菜の株間・条間

野菜によって、どれくらいの間隔で植え付けや種まきをしたらいいのか変わります。
例えば、ナスは50~100cmくらいの間隔で広めに植えたほうがいいですが、トウモロコシは20~40cmくらいの間隔でOK、とかです。
条間というのは、一つの畝のなかで複数列野菜をつくるときの、その列と列の間隔です。
どれくらい葉っぱや根っこを広く張って育つのかや、群れて育つほうが好きなのか否か、など
野菜によって性質が異なるため、計画段階で考慮しないといけないわけです。
今どきはググればいくらでも株間、条間はわかるので、野菜ごとに調べながら作付けマップを作りました。
野菜株の大きさ・高さ

作付け計画の際は、株間・条間だけでなく、野菜の株が育った時の大きさや高さも考えました。
なぜなら、日光をたくさん浴びたい野菜の横に大きな野菜が大きあると、日陰になってしまって生育が悪くなることがあるからです。
たとえば、トマトは日光をたっぷり浴びたいのですが、その横に背丈が大きくなるトウモロコシを植えてしまうと
トマトが「あ~陽が当たらないよ~」と育ちが悪くなってしまうのです。トウモロコシにとっても横のトマトによって日当たりが悪くなるのは嫌ですしね。
また逆に、日陰を好む野菜の横に大きな野菜を植えるのはむしろOKみたいなこともあります。
たとえば、日光好きで大きな葉っぱをつける里芋の横に、そこまで日当たりがよくなくても育つショウガを植える、みたいな例があります。
(ちなみに里芋とショウガを混植する理由は日当たりのみならず、どちらも水持ちの良い土壌好きだから、という理由もあるようです)

なので作付け計画では野菜が育った後の畑を立体的にイメージして、必要に応じてちがう畝で育てたり、株間をひろげたり、みたいなことを考えることが大切です。

僕自身、「立体的にかんがえましょ~」というのは去年(家庭菜園1年目)、農園の社長さんにはじめて教えてもらい
「たしかにそうやわ!」と妙に感動した思い出があります(笑)
方角

日当たりを考えないといけない話が上で出ましたが、ということは方角も考える必要があるということになってきます。
もちろん太陽は南側を東から昇って西へ沈むわけです。
南北方向に長い畝(南北畝)であれば、北側に植えた野菜は南側の野菜の陰になる可能性があります。
たとえば、先ほどのトウモロコシとトマトの例であれば、1つの畝の中でトウモロコシを南側に、その近くでトマトを北側に植えると…
トマトがトウモロコシの陰になって「あ~、だからトウモロコシくん邪魔だって~」となるわけです。
作付け計画をするときは方角と自分の畝の方向を頭に入れて行いました。
(もし畝づくりからできる人は、畝づくりの段階で方角を考慮するのがいいと思います。僕は意図的に南北畝にしました)

(自然農の畝だけ)土壌の肥沃度レベル
もし無肥料の自然農法で野菜づくりをするのであれば、土壌の肥沃度も考えないといけません。
肥沃度というのは、つまり、野菜にとってどれだけ育ちやすい土なのか、というレベルのことです。
長らく耕作放棄されていてススキなどが生い茂っている土地と、ハコベなどの春の七草が生い茂っている土地では、野菜の育ちやすさはまるで異なります。
土にレベルがあるなんてこと、普通に生きてたら気にしませんよね。僕は自然農を知ったつい最近になって知りました(笑)
たとえば、ナスは肥えた土地が大好きなので、肥沃度レベルが高い畑じゃないと育ちづらくなります。
一方でさつまいもは肥料分が少なく痩せた土地のほうが好きなので、肥沃度レベルがむしろ低い畑に植え付けます。
僕が今年から自然農をしようと畝たてした土地は、そこまで肥沃レベルが高くないことが分かりました。
それを考慮し、自然農の畝ではさつまいもや枝豆、ゴマなど痩せた土壌好みの作物を育てる計画にしました。

土壌の肥沃度レベルの判定方法は、初心者が自然農法の畝づくりに挑戦【竹内孝功さん流】バクチャーも使ったよの記事を参考ください。
食べたい野菜、料理をほおばる姿(笑)

いろいろと書きましたが、一番大切なのはこれですよね。
結局、食べたい野菜を植えればいいんです(笑)
それでこそ野菜づくりのモチベーションが上がるってもんですよね。
僕はナス、トマト、ピーマンがメインの夏野菜ピッツァが楽しみで楽しみで仕方ありません(笑)
あ、あと最近、畑友達から教えてもらった夏野菜の無水カレーもぜひとも作ってみたいところです。
それからさつまいもができたら、友達家族を招いて子供たちとの芋ほりイベントを開催するのもワクワクしています!
まとめ
ということで、今回の記事では作付け計画マップについてお話しました。
結構時間かけて考えたんですけど、さて、結果はどうなるでしょうかね。ちゃんと育ってくれるのでしょうか。数か月後のお楽しみですね。
そもそも菌ちゃん農法でもコンパニオンプランツとかは有効なんでしょうかね~。楽しみです。
皆さんも家庭菜園楽しんでいきましょう!
ではまた。
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