今の仕事が本当につらくて、毎朝起きるのがしんどい。
でも、ここで働くのをやめてしまったら、明日からのお金がなくなって生活できなくなる。
だから、どんなに苦しくても、我慢して働き続けなければならない。
そんな風に、どこにも逃げ場がないような気持ちで、毎日をやり過ごしていませんか。
僕も以前は、大手メーカーで技術職として働いていましたが、まさに同じようなことを考えていました。
毎朝、駅に向かう足が重くて、「あと何十年、この生活を続けなきゃいけないんだろう」という不安でいっぱいでした。
仕事の内容が大変なことや、人間関係の悩みはもちろんありましたが、
今振り返ってみると、僕を一番苦しめていた原因は別のところに隠れていたのではないか。
今の僕は、そんな風に考えています。
それは、仕事の内容そのものではなく、
「自分には、この仕事を辞めて生きていくという選択肢がない」という、会社に頼り切っている状態
だったのだと思うのです。
この記事では、僕が適応障害という病気になり、そこからどのようにお金との付き合い方を見つめ直したのか。
そして、どうやって会社への依存から抜け出し、心に安心を取り戻していったのか。
僕の実体験を交えて、わかりやすくお話ししたいと思います。
そのお金は、嫌な仕事を続けるためのストレス発散費になっていませんか?
仕事で嫌なことがあった帰り道、ついコンビニで高いスイーツを買い込んだり、
ネットショッピングで欲しかったものを衝動的に買ってしまったりすることはありませんか。
「これくらいのご褒美がないと、明日からまた頑張れない」
そんな風に、自分を励ますためにお金を使うことは、決して悪いことではありません。
でも、一度立ち止まって、そのお金の使い方をじっくり眺めてみてほしいんです。
それは、あなたの毎日を心から明るくしてくれる、本当の楽しみのためのお金でしょうか。
それとも、会社で受けたストレスを一時的に忘れるための、
いわば「今の仕事を無理やり続けていくための、心の修理代」になっていないでしょうか。
もし、嫌な気持ちを紛らわせるためだけにお金を使っているとしたら、
そこにはとても苦しい仕組みが隠れているように思うのです。
ストレスを解消するためにお金を使い、そのお金を払うために、
また嫌な思いをして働き続けなければならない。
これでは、一生懸命働いて得た給料が、
ただ自分を無理やり今の場所に留めておくための維持費として消えていくだけの状態になってしまいます。
しかし、そうやって使うお金が増えれば増えるほど、
「この生活を続けるためには、絶対に今の給料を下げてはいけない」というプレッシャーが、
より自分を追い詰めるのです。
給料が増えても「安心」できない理由
「今のしんどい状況から抜け出すためには、もっといい条件の会社に転職したり、
副業をして収入を増やしたりすればいい」
多くの人はそう考えますし、それは一つの正しい方法に見えます。
でも、ここには意外と気づきにくい、大きな落とし穴があると思うのです。
もし、今よりも給料が上がって、以前よりたくさんのお金がもらえるようになったとしても、
それに合わせて生活に使うお金を増やしてしまったら、どうなるでしょうか。
「せっかく稼いでいるんだから、もっと広い部屋に住もう」
「もっと良い車を買おう」
このように支出が大きくなっていけば、結局は、以前よりもさらに高い給料を、
必死に稼ぎ続けなければならなくなります。
どれだけたくさんのお金が入ってきても、出ていくお金が同じように増えてしまえば、
いつまで経っても心に余裕は生まれません。
たとえ稼ぐ金額が少なくても多くても、その金額に合わせて生活費を膨らませてしまい、
「今の苦しさを抱えながらでも、働き続けなければ生活が壊れる」
という仕組みに自分を置いてしまうこと。
この、「自分の生活にかかるお金を、自分の意志でコントロールできていない状態」こそが、
本当の意味での会社への依存、お金の不安の正体だと思うのです。
これは、どれだけ走ってもゴールにたどり着けない、終わりのないラットレースのように見えます。
どれだけ給料を増やしたとしても、この支出の仕組みを見直さない限り、
本当の安心感を得ることは難しいのではないかな、と思うのです。
仕事が苦しいのは、内容以上に「選べないこと」のせい
こうした「お金を稼ぎ続けなければならない状況」に自分を追い込んでいると、仕事のつらさは何倍にも膨れ上がります。
なぜなら、僕たちにとって最大のストレスは、仕事の大変さそのもの以上に、
「自分には選べる自由がないこと」だと思うからです。
たとえどんなに好きな仕事だったとしても、
「絶対にやらなければならない。そうしないと生活ができない」
という強いプレッシャーの中で続けるのは、誰にとっても非常に過酷なことです。
本当の苦しさは、残業時間の長さや仕事の難しさの裏にある、
「逃げられない感覚」にあるのではないでしょうか。
想像してみてください。
もし、あなたの中に「いつでもこの場所を離れていい。
他でも十分に生きていける」という、具体的な数字に基づいた安心感があったとしたら。
今、目の前にある仕事の見え方は、どのように変わるでしょうか。
おそらく、今ほど周囲の評価を気にしたり、上司の顔色をうかがったり、
将来への漠然とした不安に飲み込まれたりすることはなくなるはずです。
仕事の苦しさを根本から解決するためには、今の環境を無理に変えようとしたり、自分の心を麻痺させて耐えたりすることよりも先に、
この「会社に頼り切っている状況」を客観的に見直すことが、何よりも大切だと、今の僕は考えています。
生活を小さく整えることは、自分の人生に「逃げ道」を作ってあげること
生活にかかるお金を詳しく調べ、自分の価値観に合わない支出を削ぎ落としていくこと。
これは、決して「惨めな思いをすること」でも「貧しくなること」でもないと僕は思います。
むしろ、自分の人生の主導権を、会社や世間の常識から自分の手に取り戻すための、とても前向きな戦略だと言えます。
僕は大学院で研究をしていた頃、あまりお金を使わずに工夫して暮らす楽しさを知っていました。
その経験があったからこそ、会社員時代に
「最悪、月15万円もあれば、僕は穏やかに、楽しく生きていけるんだ」
という、自分だけの具体的な数字を知ることができていました。
この、「具体的な数字への確信」が自分の中にあるだけで、
会社に対する見え方は驚くほどガラリと変わります。
「ここでどれだけ評価が下がっても、最悪辞めることになっても、僕は飢え死にすることはないし、自分らしく生きていける」
そう思えると、気持ちはかなり楽になります。
生活費を小さく整えるということは、言い換えれば、
「嫌な仕事をして稼がなければならない時間」を、自分の手に取り戻す作業でもあると考えています。
僕が本当の意味で心の自由を感じられるようになったのは、
収入を右肩上がりに増やしたからではありませんでした。
生活にかかるお金を、世間の基準ではなく自分の価値観で見つめ直し、
会社への依存度を意識的に下げることができたからなのだと思うのです。
まずは、自分のお金の使い方を優しく眺めてみることから
もし今、あなたが今の場所から離れられない感覚で苦しんでいるとしたら。
まずは、自分の生活を支えているお金を、一つひとつじっくりと眺めてみてほしいんです。
「このお金は、本当に自分の毎日を、心の底から明るくしてくれているかな?」
「これは、仕事で感じた嫌な気持ちを、一時的に忘れるためだけの『修理代』になっていないかな?」
そうやって、自分を責めるのではなく、少し興味を持って優しく問い直してみてください。
「普通はこれくらいかかるものだ」という、世間の基準ではなく、あなたの心が本当に喜ぶ基準でお金を整えていく。
そうすることで、あなたを縛っていた「働かなければならない」という強すぎる思い込みが、少しずつ解けていくはずです。
今の場所で頑張り続けるにしても、まったく新しい道を探し始めるにしても、
「自分はこれだけあれば大丈夫だ」と思える土台があることは、大きな勇気をくれます。
その一歩が、あなたの人生を自由にするための、もっとも確実で、もっとも優しい始まりになると僕は信じています。
まとめ
この記事では、仕事のつらさから自分を解放するための、お金の考え方について、僕の実体験を交えてお伝えしました。
大切なポイントを振り返ります。
- ストレスを消すためのお金は、仕事を続けるための「維持費」になっている。
- 給料に関わらず、支出をコントロールできていない状態こそが「依存の正体」である。
- 本当の苦しさは「仕事の内容」以上に「辞められないという状況」から生まれる。
- 生活費を下げることは、人生の時間を買い戻し、心に「安心」を作ること。
今すぐ大きな変化を起こす必要はありません。
まずは今日、自分が使ったお金に対して、どんな「気持ち」になったかを確認することから始めてみてください。
完璧を求めず、一つずつ自分の心地よい基準を見つけていきましょう。
それでは、今日は以上です。
読んでくださり、ありがとうございました。
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