こんにちは小心者ハカセのただなおです。
博士卒後は企業に就職を考えているんだけど、スカウト型のサイトって博士の就活で使うメリットある?
逆求人サイトってホントに自分とマッチした企業からスカウト来るの?
いまや就活の王道になりつつある『スカウト型就活』ですが、理系の大学院生にもメリットがあるのかどうか気になるところですよね。
ただもう先に私の結論を言うと『理系院生、とくに博士学生こそ逆求人サイトを使うべき』です!
この記事では、修士と博士課程の両方で就活をした私の経験も踏まえた、理系院生の就活におけるスカウト型サイトのメリットとデメリットを紹介します。
記事の後半では私が厳選した修士・博士学生におススメの逆求人サイトも簡単に紹介しますので、ぜひ最後まで目を通してみてください!
それではいきましょう!
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スカウト(逆求人)型就活サービスとは
スカウト型就活サービスとは、自分のプロフィール(スキル、強み、ガクチカ、希望業界・職種、研究内容等)をサイトに登録することで、企業側からスカウトや選考オファーが来るサービスのことです。
企業の公開求人情報を見た就活生側からエントリー申し込みをする一般的な求人サービスとは異なり、スカウト型サービスでは『気になる就活生へ企業側からアプローチをする』形になります。
就活生にとっては、スカウト型就活サイトを使うことで多数ある求人を一つ一つチェックせずとも、効率的に自分の希望とマッチした企業とであうことができます。
スカウト型就活サイトのメリット
まずは最初に理系大学院の学生にとってのメリットをざっと示します
それでは1つずつ説明しますね
メリット1.就活を効率化できる
スカウト型就活サイトは企業とのマッチングにかかる手間を大幅に減らし、就活を効率化することができます。
なぜなら理系院生、特に博士学生の就活では、特に自分の専門性・スキルとマッチする企業を探すところで多くの時間がかかるからです。
逆求人サービスを活用することで、自分に興味のある幅広い業界・規模の企業からアプローチしてもらえます。
なので研究が忙しく就活にあまり時間が割けない修士・博士学生も就活を効率的に進めることができるのです。
多くのスカウトを獲得するためにも、できるだけ早い時期からプロフィールを充実させておくことが重要です!
メリット2.専門性を活かせる企業・業界とマッチングできる
逆求人型の就活サービスでは、企業側は学生のスキルや専門性などのプロフィールをきっちりと見たうえで、興味をもった学生だけにスカウトオファーを送ります。
つまり、スカウトがくるのは基本的に自分の専門性を活かせる業界・企業になります。
スカウト型就活サイトを使えば、企業とのミスマッチが起こる可能性を格段に下げることができ、結果的に効率よく企業とであうことが可能となるのです。
メリット3.企業選びの視野がひろがる
スカウト型サイトを使うと、自分では気づかなかった『専門性・スキルを活かせる業界・企業』を知れることが多々あります。
例えば専門分野が『半導体光デバイス』である場合、パワー/高周波デバイスやメモリ等、光以外のデバイスメーカーや、視野が広い人ならウェハメーカーや製造機器・検査装置メーカーなども選択肢にはいるでしょう。
ただ逆求人サイトに登録すると、半導体の知見を活かしたコンサルティング、研究スキルを活かしたシンクタンク等、想定していなかった企業からオファーが来ることもあります(もちろんこれ以外にもたくさんあるでしょう)
スカウトきっかけに企業選びやキャリアの選択肢が拡がれば、それだけエントリー数が増えて内定をゲットできる可能性も高くなります。
研究の知見を活かしたいと思う学生の場合、自分の研究分野とドンピシャで合致する企業・業界に視野が狭まってしまいがちですので、視野を拡げたい方はスカウト型サイトがおススメです。
とくに、採用窓口が少ないと言われる博士卒人材の就活においては企業選びの視野を広げることは重要です!
メリット4.自己分析を深めるきっかけができる
スカウト型就活サイトを利用すると、自己分析をより深めることができます。
なぜなら、マッチング率の高い企業からスカウトを得るためには、自分を深堀してプロフィール欄を充実させておかなければいけないからです。
スカウト型就活サイトのプロフィール欄では、ガクチカや研究内容、志望業界や職種、入社してからやりたい仕事などの項目があり、さまざまな観点で自分を深堀することになります。
プロフィールを作成する過程で、就活をするうえで重要な『自分の軸』が固まり、その後の就活をすすめやすくなります。
自分の軸を固めるためにも、たくさんのスカウトを獲得するためにも、とにかく早い時期にプロフィール欄を埋めることをおススメします!
メリット5.早期内定もありえる
スカウト型サイトからのオファーの中にはESや一次面接などが一部免除された特別選考オファーもあります。
なので、一般的な時期よりも早い段階で内定をゲットできる可能性もあるのです。
第一志望の企業であれば早期内定すればその分はやく研究に専念できます。
また、第一志望でなくても早い時期に内定をゲットしておくことはメンタルの安定につながります。
これらの点から、早期内定をゲットしたい方はぜひスカウト型サイトを使うことをおススメします!
【豆知識】そもそも博士人材は政府が定める就活ルールが適用されず、選考時期が企業ごとに異なることは知っておきましょう!
メリット6.学生は無料で利用できる
博士学生を含むすべての学生はスカウト就活サイトを完全無料で利用できます。
なぜなら、そもそも求職者から手数料をとったらダメだと法律決まっているからです。
そのかわりにスカウト型就活サイトは企業からの人材紹介手数料によって運営されています。
なので求職者である学生はこのようなありがたいサービスを無料で利用できるわけです。
損することがないサービスなので、利用しない理由が本当にでありません!とりあえず使ってみて、特に必要なければやめればいいだけです!
メリット7.就活中のメンタルが安定する
スカウト型サービスではプロフィールさえキッチリ作成すれば、マッチングする企業が自動で増えていきます(中には特別選考ルートのものも)。
そのため『持ち駒が複数ある安心感』と『市場から求められている実感』のダブル効果により、精神的に安定した就活を行うことができます。
とくに博士学生の場合、修士や学部生よりもメンタルが不安定になりやすいと思います。
なぜなら採用数が少ないことや年齢が高いことから「内定ゼロだったら後がない」という意識が強くなりがちで、そのほかにも就活しながら研究でも成果を出さなければならないストレスがあるからです。
自分は大丈夫と思ってる人でも、いざ就活シーズンになると結構メンタルがやられることが多いです(…私もそうでした)
修士と博士の両方で就活を経験した身からも、スカウト型就活サイトのメンタル安定剤としての効果はかなり大きいと断言できます!
スカウト型就活サイトのデメリット
つづいてデメリットも見ておきましょう
デメリット1.プロフィール作成に手間がかかる
逆求人の就活サービスは、一般的な求人サイトよりもプロフィールを完成させるまでに手間がかかります。
なぜなら、スカウトをもらうために埋めるべきプロフィール項目が多く設定されているからです。
また自分の強みや専門性、どのような仕事をしたいかなど、優良オファーをもらうためにはある程度時間をかけて自己分析をしておく必要があります。
このような理由から、逆求人サイトのプロフィールを埋めるには多少の手間がかかるのです。
逆に言えば一つ目のサイトできっちりプロフィールを完成させたら他サイトでも使いまわせますし、そのあとはスカウトを待つだけでOKなのでかなり楽になります。
きついのは最初だけです!
デメリット2.サイトによって業界や企業規模がバラつく
スカウト型サイトはサイトごとに特色があるため、使うサイトによって登録されている企業の数や規模、業界に偏りがあります。
したがって、逆求人サイトは複数を併用することをおススメします。
複数のサイトを組み合わせて使うことで相互補完的になり、魅力的な企業や業界からのスカウトの抜け漏れを防ぐことができて順風満帆な就活につながります。
あとで紹介するサイトも併用することで相互補完しあうようなモノを厳選しています!
デメリット3.プロフィール完成度が低いとスカウトがこない
プロフィールに空欄が多いと、なかなかスカウトをもらうことができません。
なぜなら、企業は学生の自己プロフィールをじっくり読み、企業の欲する人材かどうかを見極めたうえでオファーを送っているからです。
逆に言えば、自分の特性がきっちりと伝わるプロフィールさえ作ればミスマッチが減り、魅力的な企業からのオファー獲得につながります!
スカウト型サイトの利用を強くおススメする理系院生
上で挙げたようにスカウトサイトには確かにデメリットもありますが、逆に言えば
- 最初に時間をかけて自己プロフィールを完成させる
- 複数の逆求人サイトを組み合わせて使う
という2点さえクリアできればデメリットはほぼ消失し、そこからは有り余るメリットを享受できます。
大変なのは一つ目の逆求人サイトのプロフィール作成だけ!一度完成させてしまえば他サイトにも転用できるので、そこからは超ラクになります
したがって、私の結論としては「基本的に全ての修士・博士学生はスカウトサイトを使うべき」です!
以下では、特に強く逆求人サイトの利用をおススメする博士学生を紹介します。
1.研究時間をできるだけ減らしたくない人
修士学生も博士学生も、基本的に研究と就活は並行で行わなければなりません。
就活シーズンに学会発表をこなすこともざらにあります。
とくに博士の場合、就活時期が博士号の学位審査(中間審査など)と重なることもあります。
研究時間を割くことが難しい(と予想される)学生ほど、スカウト型就活サイトで就活を効率化し、多くの時間を研究に充てることをおススメします。
2.専門性を活かせる企業・業界に就職したい人
逆求人サービスでは、企業は自分のプロフィールを見てオファーを送ってくるので、基本的に自分の専門性やスキルを欲している企業・業界からスカウトをもらうことになります。
大学院で培った専門知識やスキルを活せしたいと思っている人は、スカウト型就活サイトを利用することで、自分とマッチする企業と出会う確率をより高めることができます。
3.企業選びの視野を拡げ、選択肢を増やしたい人
一つの分野を極めている理系院生は志望する業界を無意識に狭めていることがよくあります。
スカウト型のいいところは、自分が目をつけていなかった企業・業界からもオファーが来るため企業や業界の選択肢が増える点にもあります。
選択肢が増えれば、それだけ内定獲得確率も高まりますし精神的な安定にもつながります。
また有名な企業でも「え、この企業でも自分と同分野の研究してたの!?」と、スカウトきっかけで自分とほぼ同じ分野で研究をしていることを知ることも多くあります。
企業は最先端の研究テーマの場合、成果を公にしていないこともあるのでこのようなことが起こるのです。
私が今勤める企業も、面談オファーのスカウトをきっかけに同分野の研究開発をしていることを初めて知り、一気に第一志望となりました
4.メンタルを安定させたい人
そもそも理系の修士・博士の学生は研究によるストレスがかなり強いので、そこに就活が加わるとさらにメンタルがぐらつきやすくなります。
うまく使えば『持ち駒が複数ある安心感』と『市場から求められている実感』を得られるスカウト型サイトのメンタル安定効果は非常に高いです。
自分のメンタルに自信がないひとには、スカウト型サイトの利用を強くおススメします。
博士の就活でメンタルに自信があったのに軽い鬱になった私から言わせていただくと、全ての博士学生におススメする次第です…
理系の修士課程、博士課程の学生におススメするスカウト型就活サイト
最後に、修士と博士の両方で就活を経験し、どちらも大手企業の研究職として内定をいただいた私から、理系院生におススメする逆求人サイトを簡単に紹介させていただきます。
スカウトサイトが多すぎて、結局どれを使えばいいかわからないって方はぜひ参考にしてみてください!
それぞれのサイトの特徴をもっと知りたい方は下の記事で詳しく紹介していますので、チェックしてみてください。
まとめ
この記事では、理系の修士課程、博士課程に通う大学院生が就活で逆求人サイトを利用するメリットとデメリットについて説明しました。
最後にまとめておきましょう。
学位取得に向けた研究で忙しい理系院生の就活では、『効率』と『マッチングの質』の両方を高めることが重要です!
逆求人サイトをうまく使って研究と就活の両立を目指してください!
さらに、これらのサイトで優良スカウトをもらうためのコツを知りたいという意欲的な方は、ぜひ下の記事も参考ください!
以上になります。
この記事が悩める学生に少しでも役に立てば幸いです。
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