初心者が実践レビュー!自然菜園のきゅうり栽培方法とポイント【竹内孝功さん流】

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自然農

こんにちは。

僕は愛知県のとかいなかで、ゆるくも、わりと本格的に野菜の自給自足を実験している家庭菜園2年目の30代パパです。

今年の春から、市民農園で菌ちゃん農法の他、竹内孝功さん流の自然菜園を実験しています。

>>初心者が自然農法の畝づくりに挑戦【竹内孝功さん流】バクチャーも使ったよ

自然菜園では肥料も農薬もつかわずに野菜ができるとか…

いわゆる、無肥料無農薬の栽培方法です。

僕は今年初めて自然農法にチャレンジしていますが、ついにその菜園で、ようやく実りがでてきました。

そうです。きゅうりです^^

初収穫できました!

今回は、自然農法初心者のぼくが、竹内孝功さんの本を読みながらきゅうりを初収穫するまでにやったことと、実際にやってみた感じた栽培のポイントを紹介します!

この記事が役立つ人
  • 自然菜園の初心者さん
  • きゅうりを無肥料無農薬で育ててみたい人
  • 初心者が失敗しがちなきゅうり栽培ポイントを知りたい人

ではいきましょう!

竹内孝功さん流の自然菜園をやるにあたっては以下の本を参考にしています。

とっても詳しく書いていて初心者の僕でも本を見ながら栽培できたので、詳しい説明を見たい方はぜひ!

↓自然菜園の土づくりからコンパニオンプランツをふまえた菜園デザインまで、野菜づくり全般で参考にしています。

↓自然農法の育苗については、この本の通りにやったら初心者のぼくでもできました!

↓きゅうりなどの人気野菜の自然栽培方法はこれがわかりやすく、畑にはいつも持って行っています

土づくり

自然菜園1年目は、土の肥沃度レベル判定からはじまります。

そのレベルに応じて、土づくりの仕方が変わるからです。

>>【3ステップ】初心者でもできた自然農法の畝づくり方法を紹介

↑の記事で紹介している通り、ここの土地のレベルは2あたりで、そこそこ肥沃なほうだと判断しました。

きゅうりを植える畝のエリアには、堆肥ともみ殻くん炭と米ぬかをまぜこんでおきました。

畝づくりのの際は、実験的に仕込み資材をエリアによって変えました。きゅうりは畝Dの左エリアにうえることになります。

実際につくった畝は↓ようなかんじ。きゅうりは手前から2番目の畝Dの一番左側にうえることになります。

↓その後はその辺の雑草を刈って畝に敷いておきました。畝に毛布をかぶせてあげる気持ちですね。

敷いた草がかれて、良い毛布になっています(笑)

育苗

今回そだてたきゅうりは、種から自分で育苗したものです。

↓ズッキーニ(左)ときゅうり(右)の種。3月末からポケット催芽をはじめ、7日目にポリポットへ。

未発根ですが、ポケット催芽で発芽スイッチははいっただろうと判断しての植えかえ

品種は「神田四葉きゅうり」という、固定品種です。

パッケージには、「イボの見た目が特徴的でとにかくめっちゃうまいんやで」と書かれていますが果たして…

徒長リカバリー

3月末~4月上旬にかけて、手作り温室を密閉して帰省し、戻ってきたらこんな感じに徒長したものも↓(笑)

こんなときこそ!と実験魂に火が付き、いろいろぐぐって徒長苗のリカバリー実験。

徒長苗をポットから出し、大きめのポリポットへ茎をひんまげて土に埋め込む方法にトライ↓。

こうすると徒長を修正できるうえ、土に埋めた茎から根っこがでてきて、むしろがっちりとした苗が育ってくれる(かもしれない)といことで、期待しましょう。

強行突破(笑)

育苗環境

↓愛知の4月は温かく、こんなかんじでマンションのベランダでずっと置きっぱなしにして屋外育苗していました。

毎朝チェックして、乾き気味だったら水やりしてました。

きゅうりは、まあまあ低温にも強く、ときおり冷風にさらされながらも、この状態でゆっくりと育ってくれました。

>>きゅうり、かぼちゃ、スイカ、メロンの発芽・育苗温度早見表

↓こちらは4/1に種まきしたきゅうり(4/28撮影)ですが、約4週間で本葉2枚くらいになるペースで育ってくれています。

定植

↓5/1撮影(定植時)のきゅうり苗です。

左が徒長リカバリーした3月末種まきの最古苗、右が4/1種まきのもの。左は少々老化がはじまってますね。

↓支柱ネットを設置。

↓リカバリー実験した苗。期待通り、土にうめた茎から根っこ(不定根というようです)がでていました!

コンパニオンプランツであるネギと混植しました↓。

植えた後は、かるく苗鉢を押さえて水をかけ、辺りに刈った雑草を敷いておきました。

↓左手前と右奥にきゅうり苗。

管理

行灯はつけるべし

↓1週間後、左手前の苗が消失しました(笑)

虫に食べられたっぽいです。行灯をつけておく必要があったと理解しました(笑)

後日、苗を植えなおしてあらためて行灯をつけて、さらにまた後日、畑友達のおじさん方からいただいたきゅうり苗をあらたにうえつけたりしました。

5/12撮影。ネット真下にきゅうりを合計4株植え、その真ん中には、いただいたコリンキーも。

1~5節目の子づると雌花の摘除

↓6/4撮影。このころには畝全体に雑草も生えてきて、徐々に緑の畝と化してきました。

きゅうり株本周りの雑草は地際で刈り、その場に草マルチをします。

きゅうりの近くで雑草が勢いよく育ってしまうと、それだけきゅうりの根が張るスペースもなくなり、きゅうりさんの肩身が狭くなってしまいます…

雑草はなるべく背が低いうちに、こまめに刈り取っていました。

その後、きゅうりは順調に育っており、最初に植えたきゅうり(左手前)がかなり大きくなってきました。

↓一番花の小さなきゅうりができていました(後日、この子は株の成長を優先するためにつみましたが)

↓6/6。株の成長のため、1~5節目までに出ていた子づるや雌花を摘んでいきました。

摘む前のようす。記念に。
子づるを手でぽきん。
またべつの子づるをちょきん。
ちびきゅうりもちょきん。

↓それなりにすっきりしました。

成長初期に子づるや雌花を摘み取ることで、養分を株全体の成長(親づるの成長)へとまわすことができます。

ある程度全体が大きくなってくれた段階で子づるや雌花のきゅうりを大きくさせたほうが、長期にわたって収穫できるんだそうですよ~^^

僕も、これからこの株がいつまで実を収穫し続けられるのか経過を観察します!

定期的な草マルチ

↓6/12撮影。その後は株自体に対してはとくになにもやっていませんが、定期的に辺りの雑草を刈って、苗の周りに敷いています。

なぜなら、きゅうりの根は雨を求めて地表表面に浅く張りめぐらせる習性をもち、乾燥にはかなり弱いからです。

それを防ぐためには、やはり草マルチを厚く敷くこと。

↓あたらしいちびきゅうりがなっていました!この子が後の収穫第1号くんです。

↓このころには周辺のさつまいもや落花生なども芽吹き育ち始め、雑草とともに、緑が映える美しい畝になっていました。

↓同じ画角で撮った畝づくり当初の写真。当時の景色を思えば、自然菜園の美しさ、植物の力強さを実感します…

水やり

今年は、梅雨前でも一週間に最低1度は雨が降っていました。

それにもともとここの土壌は水はけがそこまでよくないので、水やりはまだ一回もしていません。

雨水だけで育ってくれています。

ただ、今後、夏にむかっていくにつれて、定期的な水やりが必要になるかと予想しています!

収穫!

↓そして昨日6/18。ここ数日は半端ない気温の上昇です。昨日は37℃という狂い具合。

でもきゅうりはぴんぴんしています。

↓きゅうりがここまで大きくなってくれています!大体20cmくらいでしょうか。

もうスーパー商品と比べても見劣りしません(親ばか、笑)

↓その下にも続々とちびきゅうり!

ということで、初収穫しました~↓

神田四葉きゅうりという固定品種ですが、見た目が聞いていたとおりなんかおもしろい!

スーパーではこんなイボのあるきゅうりは見たことない!笑

このイボイボ感が神田きゅうりの特徴らしいですね!パッケージに書かれていた通りだ!

あっ…。まちきれず、その場で食べちゃいました(笑)んーーー、うまい!味が濃い!

見た目には「乾燥してる…?」って心配でしたが、めちゃジューシー!!!

来週あたり、家族用のきゅうりが獲れそうです!笑 先に食べたことは妻には内緒です、笑

ここまでの栽培で一番大事だと思うこと

初収穫できましたが、ここまでの栽培記録を振り返って一番の失敗ポイントだと思ったのは、行灯をつけていなかったことですね。

行灯をつけていないと、ウリハムシの食害がかなり甚大だと学びました。

↓これは別畝のかぼちゃですが、葉っぱがところどころ円形に穴が開いていたり、茶色くなっているのが、ウリハムシが食べた跡です。

↓この子ですね。3, 4mmサイズの小さな虫ですが、この子たちが多い時だと6,7匹も葉について、パーティー状態になっています。

葉の表だけじゃなく裏に隠れて召し上がりがちな、シャイでお上品なウリハムシさん。

とくに植え付け直後に葉っぱを食べられてしまうと、影響はすさまじく、最悪のケース、株が枯れてしまいました。

ま、これはきゅうり以外のかぼちゃ、スイカ、メロンなど、ウリ科野菜全般に言えることですが、定植したらすぐさま行灯を立てることをおススメします!

行灯をつければウリハムシの被害は格段に減りました!

で、行灯の高さ(大体30cmくらい)を超えるころには、葉っぱの数も増えて、葉も大きくなっているので、行灯ははずしてOK。

多少食われてもその影響はそこまで響くことはありませんでした。

まとめ

今回は、竹内孝功さん流の自然菜園の方法で、自然農法初心者のぼくが実際にきゅうりを初収穫するまでの栽培管理の流れや失敗しがちなポイントを紹介しました。

もともとの土壌レベルがそこそこだったこともあったのか、そこまで手をかけることなく、きゅうりはカンタンに実をつけてくれました!

ポイントである行灯のウリハムシ対策をしておけば、後はしっかり草マルチしておくだけで、基本的にはぐんぐん育つと思います。

6月とはいえこれから30℃を超える猛暑シーズン到来の予感なので、特に水管理に気を付けていきたいと思います!

その他、くわしい管理方法はいつも↓の本を参考にしているので、興味がある方はぜひ^^

↓自然菜園の土づくりからコンパニオンプランツをふまえた菜園デザインまで、野菜づくり全般で参考にしています。

↓自然農法の育苗については、この本の通りにやったら初心者のぼくでもできました!

↓きゅうりなどの人気野菜の自然栽培方法はこれがわかりやすく、畑にはいつも持って行っています

ではでは、今回は以上です。

読んでくださりありがとうございました。

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