【菌ちゃん農法】苗の植え方と糸状菌が少ない時にやること|トマトの支柱たてまで

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

菌ちゃん農法

こんにちは。

僕は愛知県のトカイナカ(都会と田舎のはざま)で2024年から家庭菜園をはじめ、2025年からは菌ちゃん農法と自然農でのゆる自給自足チャレンジをしている30代パパです。

5月19日、3月末に作った菌ちゃん畝に、自分で育てたトマトの苗を植えました。

ただ、畝を作ってからまだ1か月半ほどしかたっていません。

菌ちゃん農法では、畝をつくってから土の中で糸状菌ちゃんたちが増えるまで2,3ヶ月待って、苗を植えることを推奨されています

先日は、この畝にかぼちゃ苗を実験的に植えつけましたが、この際トマトも植えてみることにしました。

このまえ植えつけたかぼちゃ苗の様子とともに、畝の中の菌ちゃんの様子や、植え付けの手順を共有したいと思います!

この記事はとくにこんな方に役に立つ内容だと思います。

この記事が役に立つ人
  • 菌ちゃん畝への苗の植え付け方を知りたい人
  • 菌ちゃん畝づくりから2か月未満で苗を植えつける際に気を付けるべきことを知りたい人

では、いきましょう!

3日前に植えたかぼちゃの様子

まずは、3日前に同じ菌ちゃん畝に植えていたかぼちゃの苗の様子を見てみました。

もし、かぼちゃ苗が明らかに異常だった場合、トマトの植え付けは中断するかもな…と一抹の不安を抱えていましたが、はたして…

↓の写真の右側に見える行灯(袋)で囲っている2か所がかぼちゃ苗を植えたところです。

↓は金糸うりの植え付け直後と、その3日後の写真ですが、本葉の4枚目が明らかに成長していますね!

植えつけ直後
植えつけから3日後

お次は、↓のバターナッツ。同じく植え付け直後と3日後を比較してみると…3日後には3枚目の本葉が大きくなり新たに4枚目の本葉も現れています。

植えつけ直後
植えつけから3日後

3日目の時点ではかぼちゃの苗はうまく育っているようでした!

ひとまず安心ですね!

ただ、このせい成長ぶりが、菌ちゃんパワーではなく、液肥をかけたおかげ、という可能性もありえますので油断はできません。

引き続き様子は観察しつづけます!

とはいえ、とくに生育不良ではなさそうなので、トマトの植え付けをすることにしました!

菌ちゃんのチェックから!

まずはトマトを植えつける付近で、菌ちゃんが増えているかどうか、チェックをしていきました。

トマトの苗は全部で6株。↓写真のとおり、かぼちゃの横に植えようと思いますが、はたして…

まずはかぼちゃに一番近いところからチェックしてみることに。

↓のように、苗を植えるところのマルチを切り取り、丸い穴をあけました。

表土には…菌ちゃんいない…ようですね。

表面の土をほり、その下のエサの層を見てみました。

ガサゴソと、エサである落ち葉を観察していると、、あ、いました菌ちゃん↓。あ、でもこれもともと葉っぱについていたモノっぽいかも…

あ、でもコレ、ほら(↓写真)!画面右下あたりに、一見糸くずみたいな菌ちゃんがいます!これは新たに発生した菌ちゃんだと思います!

ほかにも、探しているとチラホラいました。↓でも画面右側の細い枝先にも、新しく発生したっぽい、白い菌ちゃんが見えます。

うん、やっぱり少ないけど、でも菌ちゃんは着実に増えているようです!

別の植穴付近も、同じようにマルチを破って、観察してみました。

↓は隣の植え穴。

もともとついてた糸状菌と、新たに増えた菌が入り乱れているように見えました

↓は、また別の植え穴。

こちらも、もともとの糸状菌と、新たに発生した菌ちゃんがが入り乱れているように見えました

と、いうことで、だいたいどの植穴でも、菌ちゃんがいることは確認できました。だけどやっぱりその絶対量はまだ少ない気がします。

とはいえ、まぁOK。まだ1か月半ですし想定の範囲内です。実験的にトマトを植えていきましょう(笑)

苗を植えつける手順【トマト苗で実践】

ということで、ここからは苗の植え付けについて、実際にやった流れでくわしく紹介します。

大まかなステップはこんな感じです。

今回のように畝づくりからまだ2か月経っておらず、菌ちゃんが少ないと思われる場合は、STEP5のやり方が通常と異なり、普通の水の代わりに液肥を希釈した水を与えます。

菌ちゃん畝への苗の植えつけ
  • STEP1
    黒マルチを切りとりエサをよけて植え穴をほる

  • STEP2
    グーパンチで穴底の土を固める

  • STEP3
    苗をポットからだして植え穴に置く

    ※ポットから出す前に苗の土を十分に湿らせておきます
    ※もし植え穴が乾燥していたら、穴に水を注ぎいれ湿らせてから苗をおきます

  • STEP4
    すきまを土で埋める
  • STEP5
    じょうろで植えた苗土周辺に水を与える

    ※菌ちゃんが少ないと思われる場合は希釈した液肥水を与える

では実際のトマトの植えつけの様子とともに、手順の詳細を紹介していきます。

今回はトマトですが、どの野菜の苗でも今回紹介する手順と全くおなじやり方で植えつけます!

STEP1. 黒マルチを切りとりエサをよけて植え穴をほる

植え穴をほりました。落ち葉が穴底におちてきてジャマだったので、マルチの外によけておきました。掘った土もあとで苗と穴の隙間を埋めるのに使うのでマルチの上(画面下)に置いています

苗の植える場所を決めたら、植え穴をつくっていきます。

マルチを直径15cmほどの円形に切り取り、表面の土とその下のエサをどかし、エサ下の土を10cmほど掘っていきます。

エサが植え穴に落ちていると苗の根っこが伸びづらくなってしまうので、できる限り穴底におちたエサは取りのぞいてあげます。

よけても落ちてくる~という場合は、上の写真のように一旦マルチの外にエサを取り出すといいとおもいます!

穴底からエサを取り出した後の状態が↓です。

エサ下層から掘り出した土は、あとで、苗と穴の隙間を埋めるのに使うので、マルチの上にまとめて置いておきました

穴の手前側に掘り出した土をおいています

STEP2. グーパンチで穴底の土を固める

つづいて、ほった穴にグーパンチをして、土底を押し固めましょう。

グーパンチをすることで穴底の土がギュッと密になり、毛細管現象により水が吸い上げられ、乾きづらくなります。

湿ったスポンジを指でギュッと押すとその部分にだけ水が浮き上がってきますよね、あんなイメージです。

これによって苗を植えた時に、畝の土へむかって根っこが伸びやすく(活着しやすく)なります。

↓はグーパンチしたあとの穴底の様子です。

グーパンチした後も、エサが底に落ちていたら拾ってあげてください!

STEP3. 苗をポットからだして植え穴に置く

つづいて、ポットから苗を取り出し、穴においてあげます。

まず、苗をポットから出す前には、ポット裏の穴から水がしたたり落ちるくらい、あらかじめじょうろで水をあたえておきましょう。

十分に水を与えた中玉トマトのポット苗

また、植え穴をほった際に、土がカラカラだったら、苗をおくまえに、あらかじめ穴に水を1,2cmほど注ぎ入れて湿らせておきましょう。

今回の場合は掘ったときにすでに十分に湿っていたので、植え穴には水は入れませんでした。

ポットから苗をだすときは、茎の根元を人差し指と中指で挟んだ状態でひっくり返し、ポット裏の穴から苗土をおすと、ポットからうまくとり出せます。

そのまま植え穴に、土が崩れないようにそーっとおいてあげればOKです。

直後の写真が↓です。

STEP4. すきまを土で埋める

苗と植え穴にできた隙間に、土をいれていき、埋めていきましょう。

植え穴から掘りだした土を戻してあげています。

穴を作るときに掘り出した土をバラバラ~っとしたり、そのへんの畑の土をいれればOKです。

いいかんじで埋まってきました

埋め終えたら、↓のように隙間付近の土を軽くおしつけてあげました。

STEP5. じょうろで植えた苗土周辺に水を与える

これで最後です。

最後に、苗の根本付近に水をジャーっと注ぎ入れます。

苗に水をあたえるだけでなく、苗の土と畑の土をなじませる目的も兼ねています。

今回のように、畝づくりからまだ2か月たっておらず、糸状菌ちゃんがあまり増えていないと思われる時には、普通の水の代わりに、液肥を希釈した水を与えていきます。

菌ちゃん農法では、糸状菌ちゃんがちゃんとふえていれば基本的に肥料を与えなくても野菜はそだつのですが、

今回のように菌ちゃんが少ない場合、根っこがうまく菌ちゃんとつながれず栄養不足になってしまうおそれがあります。

それを防ぐために、植えつけした最初にかぎり液肥で栄養をあたえて、野菜の根っこがうまく伸びていくサポートをしてあげます。

僕は↓の市販の液肥を規定のとおり希釈して与えてあげました。

注ぐ水の量はかなりアバウトですが…時間にすれば2秒くらいジャーっと注いだかんじですかね

2秒ぐらいジャーっと。

最後に、取り出していたエサ(落ち葉)を黒マルチの下にしまいいれて、はい終了です!

植えつけ完了!

おまけ|トマトの支柱も立てました

同じ手順で6株(ミニトマト4株、中玉トマト2株)のトマトを植え終えました。

ついでに支柱もたてたので、出来ばえだけ載せますね~

各トマト株それぞれに1本の支柱をたて、向かい合う苗の支柱同士を上方でくくって、合掌造りのかたちにしました。

ひとまず風で苗が折れないように、麻ひもで支柱に誘引しておきました。

トマト苗をそれぞれの支柱に誘引する、1本仕立てを予定しています…

が生育の様子を見て2本仕立てにするかもしれません(笑)

そのときは新たに支柱を斜めに突きさし、そこに2本目の枝を誘引しょかな~とテキトーに妄想しています(笑)

まとめ

今回は、菌ちゃん畝への苗の植え付け方を、実際にトマトの苗を植えつけた様子を交えて紹介しました。

今回の畝は、作ってから1か月半と、菌ちゃん農法で推奨される2,3ヶ月を待たずしての植え付けだったため、菌ちゃんもそこまで増えておらず、植えつけた苗には例外的に液肥をかけてあげました。

どうにかこれで根を伸ばし、菌ちゃんとうまくつながってくれることを祈ります。

がんばってくれ~

ちなみに、かぼちゃ苗の植え付けの記事では、現状菌ちゃんや畝の状態を見て気づいた、

「菌ちゃんがより増えやすくなるために、こうしておけばよかった~」というような畝づくりの改善点も紹介していますので、ぜひどうぞ。

>>【菌ちゃん農法】糸状菌があまり増えていない畝への苗の植え付け|畝づくりの改善点も紹介

菌ちゃん農法をやってみたいけど、畑がないよ~

という方には、家でもできる菌ちゃん農法のプランター栽培が手軽でおススメです。

僕も去年の冬にマンションの狭いベランダで初めてプランターの土を仕込み、いまでは夏野菜が菌ちゃん農法で順調に育っております!

プランターで中玉トマトが実をつけ始めました!
プランター栽培しているきゅうり。小さな実が3個なっています!

やってみたい!という方は↓の記事で菌ちゃん農法【プランターの土づくり】を詳しく図解してますので、ぜひ参考ください!

それではみなさん、菌ちゃん農法楽しんでいきましょう~

ではまた~(^▽^)/

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました