「大学院中退で人生終わり」絶望する人がやるべき6つのこと

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就職活動

研究がつらい…でも大学院中退したら人生終わりだろうなぁ…

大学院を辞めて新しい道に進みたいけど…中退するのがとても不安…

今回はこのような不安を抱えている院生さんに向けたお話です

この記事を読んでる修士課程や博士課程の学生さんはきっと今、頭の中に「中退」の2文字がよぎっていることと思います。

就職のこと、キャリアのこと、お金のこと、家族のこと、友人のこと…色んな不安が頭の中をうずまき

そして「大学院を中退したら人生終わりなんだろうな…」と漠然とした絶望感を感じているのだとおもいます。

この記事では、そんな人に向けて「人生は終わりませんよ」というメッセージを込めて、あなたの不安を分解し、具体的にやるべきことを紹介します。

この記事を読むことで、漠然とした不安感の解像度を上げ、次の一歩を踏み出しやすくなるはずです。

それではいきましょう。

大学院(修士・博士)を中退する方におススメの就活エージェント

研究の専門性やスキルを活かしたい方

ウズウズ理系
5.0
特徴:満足度No.1の充実サポート体制で理系の既卒就活を徹底支援
おススメな方:就活が初めてで何から始めればよいか全くわからず不安な方

アカリク就職エージェント
4.5
特徴:大学院生(修士/博士)・ポスドク特化で研究の専門性を活かせる求人が多数
おススメの方:大学院の専門性やスキルを活かせる仕事をしたい方

業種問わず自分が活躍できる仕事をしたい方

第二新卒エージェントneo
4.5
特徴:ブラック企業を除いた豊富な求人からピッタリの企業を紹介してくれる
おススメな方:アットホームな雰囲気で気軽に相談できるアドバイザーが欲しい方

経験有/未経験問わずITエンジニアを目指したい方

ウズウズIT
4.5
特徴:IT学習と就職のダブルサポートで未経験からITエンジニアを目指せる
おススメな方:ITエンジニアとして働きたい方

はじめに:中退しても人生は終わりません。むしろ好転のチャンス

まず最初に言わせてください。

中退したからといってあなたの人生はぜったい終わりません。終わるわけがありません。

なぜか。「終わりだ」という感情は自分自身がつくり出している漠然とした思い込みにしかすぎないからです。

「そんなことわかってる、それでも不安なんだよ」

といいたくなる気持ち、痛いほどわかります。

「辞めたい」と思うほどに辛い、「なんか違う」とモヤモヤする。

こうした感覚は、あなたが心の奥底で願う「生き方」や「価値感」と現実との間に大きなずれがあるサインです。

改めて自分の価値観や人生観と向き合うことで、本来の自分が望む幸せな生き方に軌道修正することができるチャンスなのです。

今の絶望感は、人生レベルでいえば、好転のきっかけです。

まずは、そう捉えなおすことが大切だと思います。

「中退=人生終わり」と感じてしまう理由

とはいえ、頭でわかってても大きな不安は出てきてしまう。

人は、漠然とした不安があるときにこそ、恐れを抱きやすいものです。

見えない敵には対処のしようがないからですね。

なのでまずやるべきは、その不安の根っこにある理由をはっきりさせることです。

中退すると人生終わり、人生詰んだ…と不安を感じてしまう理由はこの5つに集約されるかと思います。

自分はどこに不安を感じているのか考えながら、いっしょに不安の解像度を高めていきましょう。

中退すると人生終わりと感じる5つの理由
  1. キャリアの不安
  2. 給与の不安
  3. プライドの不安
  4. 人間関係の不安
  5. サンクコストの不安

1. キャリアの不安

一つ目はキャリアの不安です。

「中退すると、就職活動してもどこにも採用してもらえないかも…」

就活やその後の仕事人生で、中退の経歴が足を引っ張るのではないかと心配になってしまいますよね。

しかし、結論を言えば、仮に中退したとしても適切に準備をすればどこにも就職できないなんてことはありません

就活が不安な人は多くの場合、自分ひとりでどうにかしなければいけないと、不安を一人で抱え込んでいないでしょうか?

しかし、たとえば就職エージェントや大学のキャリア相談室では、就活が不安な中退者の方の就職支援を行ってくれます

このようなキャリア支援者に相談したり協力を得たりすることで、安心して就活に臨むことができます。

中退者におススメの就職エージェントについて知りたい方は、記事の後半部分へスキップください。

2. 給与の不安

2014年に内閣府が発表した論文によると、大学院卒と学部卒の平均的な生涯年収は下の表の通り、院卒のほうが約5000万円ほど高くなります。

最終学歴男性女性
大学院卒3億4009万円3億1019万円
学部卒2億9163万円2億6685万円
参考:内閣府瑩山社会総合研究所 ESRI Discussion Paper Series No.310

また、多くの企業では初任給も修士卒のほうが高いのは皆さんもご存じの通り。

とはいえ、これはあくまでも平均的なお話です。当然、年収は業界や個人の能力に依存します

また、ここ10年ほどの短い期間で、社会の働き方は大きく変わってきています

複業も増えつつあるなかで、一つの会社から給与をもらうことを前提としたデータで一喜一憂するのも少しナンセンスです。

また、就職して従業員になるという働き方は、一つの選択肢に過ぎません。

副業はもちろんのこと、フリーランスの個人事業主や、経営者として働く選択肢もあるわけです。

つまり、何が言いたいかというと…

これから何十年もつづく人生。不確定要素が多いのにもかかわらず、一般化された平均年収データにあまりにも振り回され過ぎていませんか

ということ。

中退しても、将来もらう給与が減ることが確定したわけではありません

給与の不安感は、ある意味、外から植え付けられた思い込みです。

冷静に、事実と自分の解釈を切り離しましょう。

3. プライドの不安

「プライドが傷つく」ことへの恐れも理由の1つに挙げられます。

「中退=逃げ」と感じ、周りから笑われるのではないか…

エリートコースを歩んできた人ほど、そんな自分を許せないかもしれません。

ですが冷静にかんがえれば、これも思い込み

周りに笑われる、バカにされるかはまだわかりません。

そもそも、笑われたからって、いったいなんだっていうのでしょうか。

そんな他人の言動にあなたの人生が揺さぶられてはいけません

あなたの人生の手綱は、あなたが握りしめるのです!

4. 人間関係の不安

「お世話になった人に申し訳ない」「親がなんて思うだろうか」

というように、中退により人間関係が崩れてしまうことを恐れてしまう気持ちも挙げられます。

たしかに、これまでサポートしてくれた人がいること、親が多くの授業料を支払ってくれたこと、これらは紛れもない事実でしょう。

最大限の感謝を示すべきです。

とはいえ、そんな恩ある人でも、やっぱり他人は他人。

他人の期待に応えるために、あなた自身が辛い思いをして生きる必要性はないはずです。

自分の選択に対して、相手がどう思うかはもはやこちらがコントロールできることではありません。

あなたは、あなた自身ができることに注力しましょう。

5. サンクコストの不安

「中退すると、これまでかけてきたお金、時間が無駄に…」「学んだスキルがパァになる…」

これらは、いわゆるサンクコスト効果による不安感です。

サンクコスト効果とは、何かを決めるとき、これまでの投資をもったいないと思ってしまい、合理的な判断ができなくなってしまう心理効果です。

もうここまで読んでいる人ならおきづきかもしれませんね。

たしかに、学部卒で就職した人と比べると、数年分、お金や時間はかかっていることは事実です。

ですが、それらが無駄になる、というのはあなたの「解釈」にすぎません

大学院で学んだことは、何も勉強の知識だけじゃないはず。

自分が気づいていないだけで、汎用性の高い別の能力がいくつも鍛えられているものです。

また、仮に異分野の仕事に就いたとしても、学んだ知識やスキルが生かされることがあるかもしれません。

冷静に、落ち着いて、まずは事実に目を向けましょう。

就活が不安な人は就職エージェントがおススメ

中退を悩む多くの人は、就職活動に対する不安が大きいと思います。

普通の就活でさえ不安なのに、中退を前提にした就活なんて、ぜったい上手くいかない…と不安でたまりませんよね。

そのような「中退しての就活」に不安を感じている人は、中退(既卒)者向けの就職エージェントの活用をおススメします。

中退者におススメの就職エージェント

大学院を中退して就職する方におススメの就職エージェントは下記の4つです。

大学院(修士・博士)を中退する方におススメの就活エージェント

研究の専門性やスキルを活かしたい方

ウズウズ理系
5.0
特徴:満足度No.1の充実サポート体制で理系の既卒就活を徹底支援
おススメな方:就活が初めてで何から始めればよいか全くわからず不安な方

アカリク就職エージェント
4.5
特徴:大学院生(修士/博士)・ポスドク特化で研究の専門性を活かせる求人が多数
おススメの方:大学院の専門性やスキルを活かせる仕事をしたい方

業種問わず自分が活躍できる仕事をしたい方

第二新卒エージェントneo
4.5
特徴:ブラック企業を除いた豊富な求人からピッタリの企業を紹介してくれる
おススメな方:アットホームな雰囲気で気軽に相談できるアドバイザーが欲しい方

経験有/未経験問わずITエンジニアを目指したい方

ウズウズIT
4.5
特徴:IT学習と就職のダブルサポートで未経験からITエンジニアを目指せる
おススメな方:ITエンジニアとして働きたい方

各エージェントの詳しい情報は別記事でまとめています。

下の記事は博士中退者向けに書いていますが、紹介しているエージェントは修士の方にも同じくおススメできます。参考ください。

>>中退して就活する人におススメする既卒向け就職エージェント4選

就職エージェントを使う4つのメリット

私が中退(既卒)者向けの就職エージェントをの活用をおススメする理由は主に4つあります。

中退(既卒)者向けの就職エージェントを活用するメリット
  1. 相談者の適性やスキル等を考慮した企業を提案してくれる
  2. 履歴書や面接サポートで内定率がぐっと高くなる
  3. 中退するべきかどうかの相談からのってくれる
  4. サポーターがいることの精神安定効果

1、2点目は、エージェントを活用する代表的なメリットです。

就活で大変な、自己分析、企業分析、エントリーシート(履歴書)、面接を全て無料サポートしてくれるので、効率よく就活を進めることができます

そして「中退(既卒)者向け」のエージェントを活用するメリットでは3つ目と4つ目が大きいと思います。

一般的な新卒向けエージェントでは、そもそも中退すべきかの相談はできません。

ですが、中退(既卒)者向けエージェントでは、これまで多くの相談者をサポートしてきて経験を基に、適切なアドバイスをしてくれます

このような、力強くも、心に寄り添ってくれるサポーターがいるというだけで、一人で立ち向かう就活に比べて怖さは大きく軽減されます。

中退を悩むときに大切にしたい2つのこと

中退を悩んでいる時は、以下の2つの視点を大切にしてください。

中退を悩むときに大切にしたい2つのこと
  1. 事実と解釈を切りはなす
  2. 自分軸で考える

1.事実と解釈を切りはなす

自分の悩みが事実なのか、それとも自分の解釈なのか、ということを意識しましょう。

自分の解釈とは、つまりは妄想のことです。

不安でいっぱいの時はどうしても、事実と自分の妄想をごちゃごちゃにし、ふくらんだ妄想に怯えてしまいがちです。

すでに上で触れたとおり、「学部卒よりも院卒のほうが平均給与が高い」は事実ですね。

でも、「だから、中退したら自分の給与は下がる。」これは、事実とかけ離れた妄想です。

こうして事実と解釈を切りはなすことで、必要以上の怖さを感じていることを自覚し、冷静に問題に目を向けられるようになります

2.自分軸で考える

中退するかどうかを考えるにあたり最も大切なのは、自分軸で考え、決断する勇気をもつことです。

世の中には、多くの人が自分勝手に「あれはいいよ、これはダメだ」と言います。

中には「たくさん稼いだほうが幸せ」vs「たくさん稼いでも辛い」みたいに、矛盾している意見も多々あります。

でもこれって当たり前ですよね。世間やネットの意見ってのは、全部その人たちの価値観に基づいているから。

僕も有名企業の内定を辞退するか迷っている時、漠然と「いい給与」や「大手就職」を手放すことに怯えていました。

だって、「高給」や「大手」って世間でうらやましがられるモノだったから。

でも迷った挙句、自分にとっては「好奇心を満たせてワクワクすること」のほうが大切だと気づき、最後は辞退して博士課程に進学しました。

僕にとっては「好奇心」というモノサシが重要だったんです。

「給料」や「企業ブランド」などは、世間が勝手に決めたモノサシでしかありません。

自分なりの幸せのモノサシを見出し、そのうえで中退するべきなのかを考えることが大切です。

情報収集の際は「他人の意見が自分に当てはまるとは限らない」という前提を忘れないようにしましょう。

中退を悩んだ時にまずやるべき6つのこと

中退を悩む人がまずやるべきことは以下の6つのことになります。

中退を悩んだ時にまずやるべき6つのこと
  1. 自己理解
  2. 指導教官に相談
  3. 信頼できる友人や家族に相談
  4. キャリア相談室に相談
  5. 休学も検討する
  6. 内定者は内定先の企業に確認

1. 自己理解

最も大切なのは、自分がどうしたいのか、何を大切に生きたいのか、といった生き方の方向性を見極めることです。

つまり、自分にとって大事な「価値観」をちゃんと理解すること。

価値観は生きる方向を指し示す北極星になります。

「挑戦的でスリルにあふれた人生を送りたい」

「何にも縛られず好奇心のままに自由に生きたい」

「安定した安心感のある人生を送りたい」

といったようなものです。

なぜ価値感を見出すべきかというと、結論、自分が心から大切だと思えることを軸に生きられていると、日々がとても充実するからです。

逆に、価値観が分かっていないと外側の価値基準に流されてずーっとモヤモヤし続けます。

たとえば私の場合は、人生では「好奇心」や「熟達感」を満たせることをとても大切にしています。

あたらしい実験装置の使い方に熟達していく過程や、実験で新しい発見をしたときは至高感で満たされるのです。

なので研究に没頭できた日々はとても充実していました。

逆に、この価値観が満たせない仕事は楽しいと思えませんでした

価値感はだれでも生きてきた中で自然と形成されていて、日々の言動は、その価値感にかならず反映されているはずです。

ですが、意識しないことには価値感にはなかなか気づけません。だからこそ、人は迷います

そして、「お金、成果、有名性」など、分かりやすい外側の基準に振り回されてしまいます。

中退するべきかどうか迷ったら、まずは自分の中の大切な価値観、人生の北極星を明確にし、そのうえで判断しましょう。

2. 指導教官に相談

一番身近でかつ直接的な指導教員である先生に相談することも大切です。

研究の悩みや人間関係といったラボ内の悩みはもちろん、研究者としてのキャリアの不安などもよいでしょう。

指導教員は、学生の物質的・精神的サポートをするべくラボを運営することが仕事です。

ラボの悩みを相談することで、状況が改善する可能性は高いはずです。

また、研究者として長い人生を歩んでいる指導教員からのアドバイスで、視野が拡がるかもしれません。

3. 信頼できる友人や家族に相談

信頼できる友人や家族に相談するのもアリです。

一人で悩んで悶々としていたことが、人に話すことで言語化され、スッキリとすることは多くあります。

これは小心者で何かと悩みがちな私も、強くおススメします。

人を頼ることで不安はとても軽減します。

話を聞いてもらうだけでも、心が楽になりますよ!

4. キャリア相談室に相談

一人での就活、ましてや中退前提の就活なので不安な方も多いでしょう。

キャリアや就活に不安がある人は、大学のキャリア相談室を活用しましょう。

キャリアカウンセラーさんが悩みを聞いてくれたり、自己分析や就活の進め方などのサポートをしてくれます。

就職エージェントはちょっと…という人は、ひとまず大学のキャリア相談室をおススメします。

5. 休学も検討する

いきなり中退に踏み切る前に、休学を検討するのもアリです。

特に療養が必要な方は、焦らず、まずは健康第一。

休んでいる間に自己理解を深めたり、新しいことを始めるのがよいでしょう。

6. 内定者は内定先の企業に確認

既に内定をもらっている人は、内定先に、中退した場合の処置を確認しましょう

中退しても採用してもらえる可能性もあります。

聞かずに不安になるくらいなら、ササっとメールしてみましょう。

実際にわたしも、博士課程を中退した場合の処置を聞いたら、修士卒として採用してもらえることを聞いてホッとしました。

まとめ

最後に、この記事の内容をまとめます。

  • 給与やキャリア、人間関係などで中退を悩むとき、行き過ぎた妄想で過剰に不安になりがち。まずは事実と自分の解釈を切りはなしましょう。
  • 悩んだ時に大事なことは自分の価値観を見つめ、自分軸で決断すること。外側のモノサシで決断しないようにしましょう。
  • 就活が不安な人は就職エージェントや大学のキャリア相談室を積極的に活用しましょう。一人で抱えこまずまずは人に相談してみることです。

以下の記事では、中退して就活に踏み切ろうとする人に向けた就活のポイントを紹介しています。

ぜひ参考にしてみてください。
>>博士中退ってあり?メリット&デメリットと就活のポイントも解説

以上になります。この記事がどなたかの役に立てば幸いです!

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