【強みの見つけ方】大学院生は研究経験から才能を見つけよう!

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就職活動

こんにちは。小心者ハカセのただなおです。

自分の強みが何かわかりません…

就職したら、自分の得意な才能を活かして活躍したいです

今回は、こんな声にお応えします!

就職活動ではよく自身の強みを考えさせられますが、いまいちピンときませんよね。

企業が求めてそうな「○○能力」をアピールする経験談をひねり出す作業になり、ちょっと違和感がある人もいるでしょう。

僕自身そうやって就職したメーカーの研究職で、自分の「強み」がじつは本当の強みではなく、かなり苦戦しました。

大学院時代に楽しくてしょうがなかった研究やテーマができる研究職に就けたのにも関わらず、です。

そんな苦しい時に、たまたま読んだ書籍「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」で「才能」という言葉に出会い、苦しさの原因がわかりました。

「あ、自分が苦しいのは『才能』が長所として発揮できていないからだ」と。

また、自分の才能を見つけるワークに取り組むなかで、大学院での研究活動は才能に気づける宝の山であることも確信しました。

同時に、この「才能」という概念とその見つけ方こそ大学院生時代に知りたかった…ぜひとも院生の皆に共有したいと思いました。

今回の記事では、書籍からの学びをふまえつつ私なりの解釈も少し加えながら、研究に励む大学院生に向けて

この記事で分かること
  • 「才能」という概念
  • 「才能」を見つけることのメリット
  • 「才能」の見つけ方
  • 研究している院生は「才能」を見つけやすいこと

について共有したいと思います。

ぜひとも皆さんには、真の強みの見つけ方を知ってもらいたいと思います!

では行きましょう!

そもそも才能とは何か

そもそもここでいう「才能」とは一体何なのか、はじめに説明したいと思います。

詳しい説明は、八木 仁平さんの書籍「世界一やさしい『やりたいこと』の見つけ方」にありますので気になる方は是非購入して読んでみてください。

ちなみに通常購入では約1500円しますが、Kindle Unlimitedに登録すればタダで電子書籍版を購入できます。

また、Kindle Unlimetedは通常月額980円ですが、登録してからの最初の30日間は無料、かつ30日以内に解約手続きすれば料金は一切かかりません。

読書好きな大学生さんはぜひお試しあれ。

才能とは自然とやってしまう言動のこと

才能とは自分がついついやってしまう言動のことです。

やることが苦にならず、嬉々としてやってしまうようなことで、言い換えると「得意なこと」ともいえます。

いくつか例を示しますね。

才能の一例
  • 分かりやすい文章を書く
  • 情報を整理する
  • モノを組み立てる
  • 論理を考える
  • 相手の気持ちを察する
  • 落ち込んでいる人を励ます など

才能のポイントは、「自然とできてしまうこと」であり、「気づいたら勝手にやってしまっていること」です。

なぜ才能を理解する必要があるのか

続いて、なぜ才能を理解する必要があるのかについて説明したいと思います。

結論を言うと才能を理解することによって「幸せ」に一歩近づくことができるからです。

は?ってかんじですよね。わかりやすく説明します。

才能を活かせるとパフォーマンスが自然と高まる

才能を長所として発揮できている時、人はエネルギッシュになり、パフォーマンスが勝手に高まります。

たとえば、「分かりやすく説明する」才能を持っている人が、会社の新人に業務を教える時を考えてみましょう。

この人は、まず全体像を伝えてから、その後に各作業を順に説明していくといったように、わかりやすく伝えるための話し方や構成の工夫が、もう自然と勝手にできてしまいます。

分かりやすく伝えることに関しては意識せずともエネルギーが湧き出て、勝手にパフォーマンスが高くなるのです。

一方で分かりやすく説明する才能がない人は、たとえば全体像を見せずに、初めからぷわーっと思いつくままに業務を伝えるだけ。

新人さんは各作業のつながりがわからず、ストレスを感じることになるでしょう。

説明している本人もやってて楽しくないうえに新人が理解していないのを察するので、苦痛だしパフォーマンスも下がってしまいます。

才能は短所にもなる

上で「才能を長所として発揮できている時」とわざわざ書いたのは、実は才能は短所としても発揮されてしまうことがあるからです。

さっきの「分かりやすい説明ができる人」であれば、自然と分かりやすい工夫をしてしまうがゆえに、説明がついつい回りくどくなってしまうこともあります。

たとえば端的な説明を求める上司から「話が長い」と指摘されることが起きがちです。

このように才能は長所としても短所としても発揮されるのです。

才能を意識的に長所として発揮できれば最強

ですが逆に言えば、才能を意識的に長所として発揮できれば、無理せず高いパフォーマンスを出すことができるのです。

なので、嬉々として動けるし、没頭して充実感も感じます。ついでに人からも感謝されやすくなります。

特に仕事で才能を発揮できれば、楽しいことをやっているだけなのに「ありがとう」と言われて、お金が入ってくる状態になります。

そもそも、ただやっているだけで楽しくて充実感満載なのに、加えて貢献感も感謝のお金もいただけるしで、こうなればもう最強です。

まさに、才能を把握して活かすことができれば幸せに近づくことができる、ということです。

だからこそ、私は才能を把握することは大事だと思っています。

研究活動は才能を見つけやすい

才能は自分では気づきづらい

で、ここからが本題です。

才能はなかなか自分では気づきづらいんです。

なぜなら才能は多くの場合、長所/短所として、無意識レベルに発動されているから。

無意識レベルの才能に気づこうとするには、自分の普段の言動や、これまでの経験をじっくり振り返る必要があります。

ただこれって言い方を変えれば、才能は実はあらゆる場面で発揮され得る、ということです。

要は、単純にこれまでの経験が多岐にわたっているほど、才能が発揮されている場面も多いはずなんです。

これまでやったことのある行動や作業の種類が多いほど、才能の片鱗を見つけやすくなります。

研究では多様な作業を経験している

で、研究活動というのは多種多様な業務の組み合わせです。

事務作業や実験作業、打ち合わせ、情報収集、論文執筆、プレゼンテーション、ソフトからメカニックなことまで…

単に「研究活動」といっても、皆さんは実はいろんな作業を経験しています。

つまり、研究って才能をみつけるにはうってつけの素材の宝庫なわけなんです。

研究を通して経験してきたことを丁寧に掘り起こせば、たくさんの才能を見つけることができるはずです。

才能の見つけ方

才能を見つける方法

才能はあらゆる切り口からの質問に回答することで見つけていきます

先述の通り、才能は色んな場面で発揮されています。

色んな角度からの質問に答え、その回答の中で繰り返し現れる言動が、才能である可能性が高いわけです。

八木仁平さんの2冊目の著書「世界一やさしい『才能』の見つけ方」では、才能を見つける100の質問が掲載されています。

私は実際に全て回答しましたが、やはり研究が絡む回答が多く、才能を複数見出すことができました。

質問に答えるときのコツ

才能を見つけ出すコツは、できるだけ具体的な場面や行動を思い出しながら回答することです。

たとえば、後でも出てくる「飽きずにできることは何か」という質問に対して、「実験が飽きずにできる」では、かなりアバウトです。

実験をするにしても様々な作業があり、それぞれあらゆる環境で行っているはずです。

具体的な作業や、環境(複数人or一人作業かなど)、状況(時間的余裕やプレッシャー度合いなど)など、より具体的な場面を思い出すようにしましょう。

たとえば、「材料の加工プロセスのアイディアを考える」にしても

アイディアを頭で一人黙々と考える時が楽しかったかな、複数人でブレストしてあーだこーだ言いあう時が楽しかったかな…

というように深掘りしていくのが重要です。

才能を見つけやすかった6つの質問

ここでは、八木さんの書籍のワークをやって、個人的に才能にヒットしやすいなと感じた質問を6つ厳選して紹介させていただきます。

才能を見つけやすかった質問6選
  1. これまでの人生で充実していた経験は何か
  2. あまり頑張ってないのに褒められたり感謝されたことは何か
  3. 飽きずにできることは何か
  4. やっていると時間があっという間に過ぎること
  5. 気づいたらついやっていることは何か
  6. 人から注意されることは何か

1. これまでの人生で充実していた経験は何か

1つ目の質問は、これまでの人生で充実感を感じていた経験を答えるものです。

才能が発揮されているときは、エネルギーレベルやパフォーマンスが高い状態なので、充実感も高くなります。

昔を振り返ったときに、「充実感があって活き活きとしていたなぁ」と思う経験からは、才能を掘り出せる可能性が高いはずです。

私の場合はまさに大学院時代の研究です。

具体的にどんな瞬間が楽しかったかを深掘りしていくと、たとえば、自分のアイディアを即、実験検証できる瞬間は最高でした。

この回答からは、私には「思いついたらすぐ行動に移す、すぐに試す」という才能があることが分かります。

2. あまり頑張ってないのに褒められたり感謝されたことは何か

才能が長所として現れているときは、あまり頑張っている感がないのにもかかわらず、成果がだせることが多いです。

自分としては普通にやってるだけなのに、やたら褒められたり感謝されたりすることは、才能である可能性が高いわけです。

実際に回答して気づいたのは、当時は「お世辞だろ~」と思ってたことが意外とお世辞でなく才能であるケースが多いということですね。

なので、「お世辞を言われた経験」がないかを探すのもひとつのやり方としておすすめです。

僕の場合、学外の先生方にポスター発表時の説明が分かりやすいと褒められたことがあります。

専門外の方に言われることもチラホラあったのが印象的です。

この体験から、僕には「相手の反応や状況に応じて話し方を柔軟に変える」という才能があるのだと気づきました。

3. 飽きずにできることは何か

3つ目は、自分が飽きずにできることです。

才能は無意識についついやってしまうことです。

やるのが嫌とか、よし頑張ろうとか思うことなく、もう勝手にやっちゃうこと。

だからこそ、才能を発揮できていることは飽きずにずっとできてしまいます。

皆さんにも、ラボで朝から晩までずっと取り組めていたことがひとつやふたつありませんか?

僕の場合は実験がそれです。

もっと掘り下げると、デバイスの新しい加工プロセスを頭の中で考えて試す、ということはずっとできてしまいます。

一日中、とくに疲れも感じず、ただただ楽しいんです。

これってなぜかを考えると、僕は「モノの構造や原理を理解して、組み立てたり改善したりする」ことが無意識にできてしまう才能があったからなのです。

4. やっていると時間があっという間に過ぎることは何か

4つ目は、夢中になって時間があっという間に過ぎることです。

3つ目と似ていますが、才能が発揮されているとエネルギーが湧いて出てくるので疲れを感じません

なので時間を忘れて没入しやすく、時間が過ぎるのが早く感じやすいのです。

僕の場合は、新しい装置を使って実験する日々は、一日があっという間に終わることが多かったです。

なぜかを考えると、私にとっては装置の構造や原理を理解しながら、手足を動かしてその技術を体得しようすることが楽しいのです。

つまりこの経験からは、「モノの構造や原理を理解すること」と「手足を動かして技術を体得する」ことが楽しくてしょうがない、まさに自分の才能であることがわかりました。

5. 気づいたら自然とやっていることは何か

5つ目は、「自然とやってしまう言動」に注目する質問です。

自分が意識してなくても気づいたらやっていること、これこそ、ズバリ才能の特徴です。

「あ、またやってしまってるな」と思うようなこと、要は「癖」みたいな言動を探そうとすると見つかりやすかったです。

僕の場合は、ラボの進捗報告会に参加している時によくやっていた癖を思い出しました。

それは他のメンバーの研究報告を聞きながら、彼らの実験プロセスについて「もっといいアプローチないかな~」と勝手に考えてしまうことです。

気づいたら実験ノートに模式図を描いて、アイディアを妄想していました。

たまにお節介で、思いついたプロセスを提案したりもしていました…

これもまた、「モノの構造を理解して、組み立てたり改善する」という才能が無意識に発揮されていたんだと後になって腑に落ちました。

6. 人からよく注意されることは何か

最後は、短所から才能を見出す質問です。

短所は才能が裏目に出てしまって発揮されている時です。

なので人からよく注意される点=短所を見つけてその裏を考えれば、それが長所ということになります。

僕の場合、よく妻から「楽しくやってるのはいいんだけど、もうちょっと見通しを持って行動してほしい」と注意されます。

僕は自分がやりたいと思ったことは、無計画に後先をあまり深く考えずにすぐ行動に移してしまいます。

一緒に行動する妻は僕の動きに振り回されることが多いのです。

つまり、僕は計画をたてることが苦手であり、僕の短所のひとつになります。

で、この逆を考えると、僕には「思いついたらすぐに行動する」という才能があることが分かりました。

実際に回答した感想|あらゆる場面で才能が発揮されていることに気づく

さて、この6つの質問だけでも僕は下の5つの才能が見つかりました。

  • 思いついたらすぐに行動する
  • 相手の反応や状況に応じて話し方を柔軟に変える
  • 物事の構造や原理を理解する
  • 物事を組み立てる、改善する
  • 手足を動かして技術を体得する

実際は各質問に対してたくさんの回答を出しています。

そうして「これじゃないかな」と思う才能候補やエピソードが出そろってくると、一つの才能があらゆる場面で発揮されていることに気づく瞬間があります。

複数の経験でくりかえし発揮されていることが分かると、「これは自分の才能だわ」と確信を持つことができました。

八木さんの書籍では、他にも色んな質問があるので、より確信を深めたい人はぜひ試してみてください。

最後に

今回の記事では、大学院での研究経験は、じつは自身の才能を見出す宝の山なんですよ~ということをお伝えしました。

才能はついやってしまう言動なので、自分の才能を把握して、意識的に発揮できる環境に身を置けば、圧倒的なパフォーマンスを出せます。

就活やその後の仕事人生において、自分の才能を長所として発揮できるかどうかを軸のひとつにすることで、充実した人生に近づけるでしょう。

才能をバンバン発揮して、充実した日々を送りましょう!

ではでは今回の記事はここまでです。

ありがとうございました!

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