僕は約1年半前、仕事で「デキる奴でいい奴」の仮面をつけて働く生き方に限界をむかえました。
それでメンタルダウンした経緯から、これからは、これまで見て見ぬふりしてた自分の本音に従って
もっと無邪気に心地よく生きたい、と再び歩きはじめました。
ただ最近、その純粋な願いが、またよじれてきていることに気づきました。
周りの目や常識に縛られず、自分軸で生きたい、会社に縛られない働き方をしたい
という思いに、最近は、
そう生きられたら、周りから一目置かれるんじゃないかな
という思いがにじむようになってきました。
頭に浮かぶのは、
働くっていうのはツラいことでも歯を食いしばって働くこと、とか、高学歴で優秀だ、とか、そんな話をしがちな身近な人たち。
そんな人たちに対して、
「僕はもう、そんな常識には縛られない生き方をしてますよ」
と軽やかに生きる姿を見せつけたい、
みたいな気持ちがこころのどこかに湧き出ていることに気づきました。
これ、また「他人からの評価」を目的にしてしまってるやん、おれ笑、
となったわけです。
これは、かつて僕がうつ状態になったときの生き方のクセそのもの。
他人に認められたい気持ちが歯止めなく膨らみ、本音が見えなくなり、勝手に期待を背負って苦しくなっていったあの頃と同じ構図。
あの経験があったからこそ、世間的にどう見えるかを基準にするのではなく、自分がどう感じるかを軸にすることを選んだはずでした。
ところが気づけば、当初の純粋な「本音で生きたい」という願いが、いつの間にか
「世間から羨ましがられる状態になりたい」という気持ちへと変質していました。
なんとも滑稽だなって。
周りから「デキる奴」と思われたい気持ちで息苦しくなったのに、今度は、
周りから「自由に生きている奴」と思われたくなっている自分。
いや、自分の承認欲求ってどんだけ強いねん、と。
思わず笑ってしまいました。
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