今、特にお金に困っているわけじゃないのに、将来、どこかで“足りなくなるんじゃないか”と不安…
貯金もあるし、投資もしている。それでも、将来が不安…
はい、これ、今の僕です。今日はこの不安を解消していこう!という記事です!
不安なのは「人生でどんな出費項目があるか漠然としていた」から
僕は、数年前、「しんどくても稼がねばならない」という状況から少しでも抜け出すために、
暮らしのコストを小さくすることにハマり、
無理のない範囲で余った分を貯金や積み立て投資に回してきました。
そのおかげで今は
- 夫婦ともに無職になっても一時はしのげる貯えがある
- 現状の支出もムリない範囲でほどほどに小さい
- 今現在、日々の暮らしに困っているわけではない
こんな状態になれています。
な・の・に、ずーっと、なぜか将来の不安がつきませんでした。
その理由を考えたら、シンプルでした。
「今はある。でも、“今ある”が、“今後足りる”か分からない。だから、ないような気がする。」
つまりは、今後の人生で生じ得る大きな出費イベントを把握できていない。ということでした。
なので、今日は、将来高い確率で起こりうる、大きな出費を伴うライフイベントを見える化し、
まずは、その”漠然としていること”による不安の解消を試みました。
この記事は、賃貸住みの子持ち家族を前提としたお話になります!
見える化の方針:絶対かかる高額出費イベントをまずは把握する
で、今回僕が知りたいのは、自分の経済状況に依らず、ほぼ必ず支払う必要が生じる大きな出費イベントです。
「これで、ホントに全部かな…見落としているライフイベントないかな…」
という不安をまずは消し去りたいです。
で、最終的には、そのイベントごとの最低ラインの出費、ミニマムコストを知りたいと思っています。
その際は、よく見る、日本全世帯の”平均的な出費”はあまり参考にしません。
なぜなら、平均的な出費には人によってお金をかけない項目や、かける金額に差が出る項目も含まれることが多いからです。
例えば、子供の学校は公立か私立か、塾に行くか行かないか、みたいな。
これらは各世帯の経済状況によるでしょう。
でも公的データの教育費では、塾など課外学習費が含まれた高額な平均値を見せられるがために、
あぁ、しんど、我慢してでも稼がねば…と絶望してしまいます。
僕は、最低ラインを知りたいのです。
塾みたいなオプションイベントは、未来のその時の経済状況に応じて考えればOK、というのが僕の基本スタンスです。
・・・すみません、話がそれました。
ひとまず、この記事では、ほぼ避けられない高額出費のライフイベントを抜け漏れなく洗い出すことを主目的として、
各項目の金額は目安を示します。
「人生でほぼ確実にかかる出費」一覧
ということで、人生でほぼ避けられない高額出費を伴うライフイベント、をリサーチし、洗い出してみました。
カテゴリ | 金額の目安 | 備考・出典 |
---|---|---|
住居費 | 約4,000〜6,000万円 | 総務省「家計調査年報」より、月10万×40年想定 |
教育費(子1人あたり) | 約1,000〜2,500万円 | 文科省「子供の学習費調査」2021年版など |
老後資金 | 約2,000〜3,000万円 | 金融庁「老後2000万円報告」より算出 |
介護費 | 約500〜1,000万円 | 厚労省「介護給付費実態調査」 |
公的保険料 | 約2,000〜4,000万円 | 健康保険、年金保険、介護保険、雇用保険など。厚労省資料、年収500万円×40年試算 |
僕は、マイホーム願望はとくにないので、賃貸前提です。
多分見落としないはず…あれば教えてください~!
「発生率や額に幅はある+αの大型出費」一覧
つづいて、上の「人生でほぼ確実にかかる出費」よりは、発生確率は下がるものの、それなりに高い確率で起こり得る、
かつ、人によって幅があるものの、そこそこ高額になるイベントもリスト化しました。
カテゴリ | 金額の目安 | 備考・出典 |
---|---|---|
出産・育児初期費用 | 約20〜50万円 | 出産一時金あり(全てを賄えないことも) |
親の葬儀・看取り費用 | 約50〜200万円 | 喪主になると特に負担が大きい |
子どもの結婚資金援助 | 約100〜300万円 | ゼクシィ調査:親の援助率 約8割以上 |
車の購入費 | 150〜300万円 | 車種・グレードにより大きく変動 |
車の維持費 | 年間約20〜40万円 | 都市部か地方か、走行距離によって差が大きい |
引っ越し費用 | 20〜50万円 | 引越しの距離や荷物量、地域によって変わる |
家電・家具の買い替え | 30〜100万円 | 必要に応じて数年に一度発生 |
民間保険 | 月額1〜3万円が一般的(世帯) | 医療保険、がん保険、生命保険など。加入は任意 |
未婚の人は、結婚願望があるなら、結婚資金200~500万円も加わると思います。
まとめ|ひとまず見える化できれば…
ということで、この記事では、人生でほぼ支払うことになる高額イベントの項目と、ざっくりとした目安金額を見える化しました。
ひとまず、これで「想定外の高額出費イベントがあるんじゃないだろうか…」
という不安がかなり解消されました。
でももし「いや、これ忘れていない?」って項目があったらぜひコメントで教えてほしいです!!お願いします!
今後は「人生でほぼ確実にかかる出費」リストの項目別に、”最低の”金額も見積もっていけば
より”漠然とした”不安感は減り、「じゃあどうしようか」という具体的な作戦立案のステップに移れるはず!
ということで、今回は以上です^^
追々、項目別に自分のケースにおける最低費用も見積もっていきたいと思います。
参考データ
文部科学省「子供の学習費調査」
https://www.mext.go.jp/content/20210331-mxt_syoto01-000012753_1.pdf
総務省「家計調査年報」
https://www.stat.go.jp/data/kakei/
金融庁「老後2,000万円問題」報告書
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603/01.pdf
厚生労働省「介護給付費実態調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/45-1.html
ゼクシィ結婚トレンド調査2023
https://zexy.net/research/
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