大手メーカーで病んで休職した僕が職場復帰をしようと思った3つの理由

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メンタリティ

こんにちは。僕は去年、会社でメンタルダウンし、休職しました。

世間では超ホワイトといわれる大手メーカーでしたが、一時はもう本気でやめようかと思っていました。

ですが、いろいろ心境の変化もあり、復職することにしました。

今現在は、本格復帰に向けて段階的なリハビリプログラムを実践しています。

今回の記事では、一度は本気で脱サラしようと思ったぼくが、職場復帰しようと思えるにいたった理由について書いていこうと思います。

  • 今、仕事が辛い人
  • メンタルを病んで仕事を休んでいる人
  • 会社を辞めようか迷っている人

こんな人は、この記事を読むともしかしたら「あ、そんな考え方もあるか」と、なにかしらの参考になるやもしれません。

脱サラせず職場復帰を決めた理由

自分の”しなやかスキル”を実験したいと思ったから

休んでいる期間、心理学系やメンタル系のあらゆる本を読み、

今、自分のしなやかレベルはうつ状態になった以前にくらべて結構パワーアップしていると思っています。

自分の心を俯瞰してみつめる感覚とか、不安が強くなった時に視野をひろげるノウハウとか、

あとは、自分の心の揺れうごきにすごーく敏感になれていますし、

自分の心の動き方のクセもだいぶと自己分析できていますし、

なんで自分がいまそんな感情になっているか、だいたいのことは理解し、言語化できるようになってきました。

そもそも僕がメンタルダウンしてしまったのは、僕自身のものごとの捉え方や、自分自身の生き方のクセ、が大いに関係しています。

>>大手企業入れたのに生きづらいのは自分の「生き方のクセ」が原因だった

休んでいる間にそのことに気づけました。

だから、こんなふうにパワーアップした自分が、また元の職場に戻ったときに

  • インプットしたしなやかスキルをどれだけ実践できるのか
  • ストレス環境に対し自分の心がどう反応するのか

こんなことを、実験検証してみたいと思うようになってきたからです。

あとは、実地訓練という意味合いもかねています。

あのストレス強度の高い職場で、うまいこと自分の感情とつきあえるようになったら、

もうこれは、どこにいっても大抵のことはやっていけんじゃないかな。

とひそかに期待しています。

ホンネでやってみたいかもと思えることができたから

大学院で研究をやっていたとき、企業で同じ分野の研究をひきつづき仕事としてやっていたとき、

たしかに、実験とか楽しかったです。とくに大学院時代なんかは、夢中でした。

でも、ちょっと斜め上からの視点で見ると、

・装置の動作原理を理解して、使いこなしたり、

・モノの構造を理解して、自分の手足で何かをつくったり、

・根本的原因を分析して、改善する方法を考えたり、

みたいな、そんなことをたくさん行える”実験という行為が自分の特性にハマっていた”、

ただそれだけ、でもあったんです。

逆に、この研究で「世界をよくしたい」とか「この技術が実現したらこんなことができるようになる」、

みたいな、研究をする”目的”とか”思い”はとくにありませんでした。

そもそも当時の研究テーマをはじめたのは、ラボ配属のときにたまたまそのテーマを選んだからです。

研究プレゼンでは「この目的は~」とか話すんですけど、口だけ。

心の奥では別にどっちでもよかったんです、この技術ができようができまいが(教授、すいません)。

どちらかといえば、研究を頑張ろうおもえるモチベーションの源は、周りからの評価でした。

これできたらみんなを驚かせるかかな、教授に凄いと言われるかな、という気持ちが自分を突き動かし、

で、実験をやりだしたら自分の得意が発揮されるからワクワク夢中になって、もう日中夜、実験に没頭する、

みたいな感じでした。

でも仕事でうつ状態になりつつあったときってのは、業務内容的に自分の得意が発揮しづらいもので、むしろ自分の特性的に苦手なことが多かった。

だから、まずワクワクする感覚が日常から消えた。

そうすると、それまではその得意を発揮している時のワクワクだけで突き進んでいたのものだから、プツンとそれがなくなると

その研究テーマに対してそもそも思いがのっかっていない分、「なんのためにこれやってるんだ?」という気持ちが相対的に大きくなり、

で、「あ…なんか、しんどい」ってなったんです。

でも、休んでいる間に出合った人や本や境遇のおかげで、

僕は、心からやりたいこと”だと思われるもの”や、

こう生きたいと思える理想の暮らし”かもいしれないもの”を見出しました。

>>【研究職が生き方を再考する④完結編】本当にやりたいことを決める

それは、自分のこれまでの紆余曲折も、すべては、今この時点で、こんな暮らしや仕事をしていこうと思えるためにあったんだ、

と人生テーマとも合致しているよう”に思える”ライフスタイルです。

あえて、断定的な表現を避けているのは、まだその暮らし、仕事、ライフスタイルに、確信を持てていないからです。

だから、実験的にそのライフスタイルを小さく実践してみて、確信に変わるか検証したいと思ったんです。

実際にちょびちょびと動き出して検証をしています。

>>【素人がお米とお金の自給に挑戦】田植えイベントを開催しました!

こんなことをもう少しやって検証する時間をかせぐために、職番に復帰しようとおもったのです。

と同時に、当初あった「そんな打算的な職場復帰でいいのかな…」という悩みも、

別にいいでしょ、だってお金のためだ、っていって割り切って働いているひともいるんだから、

と開き直れる境地にもなったから、ってのも大きいです。

辞めざるを得ない理由を見つけたいから

最後は、結局、僕はまだこの会社やこれまでのキャリアに未練があるんです。

過去の執着を、ぱっと、手放すほどには、まだ割り切れていない。

こころのどこかで、まだやれることがあるかも、

まだどこかに自分が見つけられていないワクワク仕事があるかも、

それを見つけられれば、過去つみあげてきたキャリアを捨てる必要はなくなる、

と思っているんです。心のどこかで。

でも、心を病むほどにしんどかったんだし、やりたいと思えることも見つかりつつあるんだから、もうやめようか

と思う心があるのも本当です。

どっちもあります。辞めようとする気持ちも、引きとどまりたい理由も。

で、おそらく辞めたい気持ちが強い。

そこまで気づきました。

でも、自ら「はい、もうやめます!!さいなら」と言い出すのがこわいんです。

”辞めざるを得ない”理由や状況になるのをまだどこかで探している自分がいます。

それをもう、認めることにしたんです。

少し前は、

「あ~、うつになるほど、もうすでに十分しんどい思いしたのに、それでも会社を辞める決断できないのか…はぁ」

「あ~、本で読んだ人たちは、ここで、えいやっと辞める決断ができていたのに、おれは…はぁ」

とそんな自分を情けなく思う気持ちがあったんですけど、

最近は、まぁもういいや、おれは根が小心者なのは、もう才能ですわ。諦めよう。もう流れに任せよう。

と、思えるようになってきたんです。

少なくとも、この記事で、この気持ちをおっぴろげに公開できるほどには。

「流れに任せよう」って思えるようになったのは、下の記事でも書いたように、自分の中の物事のとらえ方が変わってきたからこそなんです。

うん、こういうマインドセットが染みついてきたおかげで、何かを決めることに対する不安感がだいぶと減ったように思います。

>>将来が不安だった僕が人生の迷いをラクに捉えられるようになった6つの考え方

最悪、別に逃げてもいい

で、いろいろ言いましたが、実際にもどってみて、やっぱしんどいな~と思ったなら、最悪逃げてもいい、

というか、逃げなきゃダメとすら、思えるようにもなってきました。

なぜなら、それがホンネだから。

僕は、これまで自分のホンネをないがしろにして(というか、ホンネとかホンネじゃないとかいう考えになったことすらない)

仮面をつけて働き、生きてきた結果、うつ状態になりました。

なのに、またホンネを無視して判断しようとするのは、学んでいないのにもほどがあります(笑)

だから、やっぱ体が心が「あ、むり」ってなったら、もうそのときはスパッとやめようかなと思っています。

それもまた、流れなんですよ。きっとね。

まとめ

ということで今回は、僕が復職を決めた理由についてお話しました。

結構個人的な話ではありますが、自分に重なる、と思った人も多いのではないでしょうか。

なにかしら参考になったらうれしいです。

では、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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