こんにちは。
僕は愛知県のとかいなかで、ゆるくも、わりと本格的に食の自給生活を実験している30代パパです。
先月から急発進しました、素人4人による愛知のとかいなか米づくりプロジェクト。
>>米作りプロジェクトがはじまりました【素人4人@愛知のとかいなか】
いよいよ田植えのフェーズにやってきました!
3日前に苗がとどきまして、2日前に委託業者さんが1.6反のうちの1反を田植え機で田植えしてくれました。
そして昨日、残りの0.6反の中を、仲間と共にちょこちょこと手植えしてまいりました!
この週末から来週にかけて、手植えイベントを初企画していて、すでに募集をかけてチラホラ手が挙がっているので
段取りの事前確認もかねて、やってきました!
手植えの様子
はやくやりたくてうずうずしていた僕ですが、いざ入水する時は、おそるおそる、そーっと…(笑)

うわ~とろとろや~!まるでプリン風呂のような感覚や~(はいったことないけど)

稲の苗は↓のように、たくさんの苗が根っこで絡み合ったマット状態になっています。

植えるときは、このマットから、根っこのマット部分から3,4本分の苗をひとかたまりに引きちぎって、うえていきます。

まっすぐ等間隔で植えるために、こうやってまっすぐ張った糸に印をつけて、そこにちょんちょん植えていく方法でやってみました~!

じゃーん、4列分を20mくらい植えつけてみました!われながら、結構まっすぐできてるやん!笑

記念に米づくりプロジェクトメンバーとはいちーず!

田植え前後の水管理
実際に田んぼをやってから、結構頻繁に田んぼの水量を調整するんだな~と知りました。
代掻きをやってもらてから、田植えするまでの間には、田んぼに張っていた水を少し抜いておきました。
↓代掻き前は、水をためて

↓代掻き後、田植え前は水をヒタヒタ程度に抜きました。

農協の人に「田植え機がくるまでに、土が少し見えるまで水は抜いておいてね」
と言われからです。
なんでや?と思ったので調べてみました。
大阪府の環農水研のHPや田植え機をつくるYANMARのHPあたりを見てみると、どうやら
- 水が深いと、植えた苗が浮きやすくなるから
という、シンプルに効率的に植えつけできるからヒタヒタくらいがちょうどいい、という理由が大きいようですね。
そして、植え付けをした後は水を再びためていくようで、それには
- 風や低温から苗を守って、根の活着をスムーズにするため
という理由からだそうです(参考:千葉県庁HP)
なぜ水をためても稲は育つのか
あと、今回、手植えをしてふと疑問に思ったのが
「あれ、なんで稲って、水につかった状態でも根腐れせずにそだつんやろうか」
ということです。
野菜は連日大雨とかで畑に水がたまった状態がつづくと、根っこがうまく酸素を吸収できず、根腐れをおこしてしまいます。
これも少し調べてみると、信頼できそうな答えがありました。
東北農業研究センターさんのHPによれば、稲は他の植物にくらべて茎葉からとりいれた酸素をじゃんじゃん根っこに送ることができるので、根っこが水につかっていても酸素欠乏になりにくい性質なんですって!
あと、稲は自分の根っこ周りを”酸化させやすい環境”にできるという特異な性質をもっているようで
これのおかげで、水中で有害物質になりやすい二価鉄イオンが毒性の小さな酸化鉄に変わり、根っこ自体の保護膜となることで周辺の毒性物質から根を守れているのではないか、という議論がされているみたいです!
おぉ~、なるほど。稲は自分自身の身体のつくりをうまく水田にてきおうさせているんですね~。だから水につかりっぱなしでも腐りづらいのか、おもしろい!
まとめ
ということで、今回は実際に手植えをしました~という話から、実際に米作りをはじめて浮かんだ水位や稲の成長にかんする疑問とその回答をシェアしました!
実際にやってみると、自分がやっていることと本やネットに書いている理論がつながることが多くて、
「あ、これ本で読んだやつだ!」みたいな、理論と実践の間にすーっと一本筋がとおっていくこの感覚が僕にとってはすんごいおもしろいんですよね~!
「あ、これ進研ゼミで解いたやつだ!」的な快感です(分かる人にとどけ)。
ということで、今週末からの手植えイベントは、人生初のお金をいただいての企画イベントです!
電子チラシなんかもはじめてつくって宣伝しまして、チラホラ数人が来てくれるみたいです!
手植え自体のワクワクと、イベント主催というワクワクドキドキで、いますごい心が躍っています(笑)
以上になります!米づくりプロジェクトの進捗は、随時アップしていきます。
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