取り繕って生きてしまう
もっと自然体に自分らしく生きたい
そんな思いを抱えていませんか。
僕もかつて全く同じ悩みを持っていました。
大手メーカーの研究開発職で周りからの評価や期待を気にして自分を取り繕って、
苦手なところも「聞くのは迷惑かな、デキない奴と思われないかな」と人を頼れず、
自分でどうにか頑張っていました。
でも、その結果、適応障害、うつを発症し、休職することに。
そこから、「いい人」や「期待に応える人」であろうとする生き方を抜け出し、
他人の目を気にせず、自分軸で生きられる方法を模索しました。
今では、復職した職場で、人目を気にせず、ちょっとしんどい時に会社を休んだり、迷惑かなと一瞬ためらいつつも人を頼れることが少しずつ増え、
以前よりも、「いい人」であることよりも、「自分がどうしたいか」を優先して生きられるようになってきました。
この記事では、僕自身の経験を交えながら、
- 取り繕ってしまう理由
- 取り繕わず自然体で生きる3つの方法
についてお伝えします。
取り繕うことは悪いことではない
まず最初に伝えたいのは、取り繕うこと自体は決して悪いことではないということです。
人とのやり取りをスムーズにしたり、ムダな言い争いを避けたりするために、ある程度取り繕うことは社会生活において必要なスキルです。
でも、取り繕うことで苦しくなっているなら、そのクセを見つめなおしたほうがいいのかもしれません。
なぜ取り繕う生き方が苦しくなってしまうのか
取り繕うことで苦しくなってしまう理由は、大きく3つあります。
- 理由1.自分の本音を言えない
- 理由2.我慢したり、やりたくないことをやって疲弊する
- 理由3.評価や期待のために必要以上に無理をする
理由1:自分の本音を言えない
取り繕っていると、自分の本音を言えなくなります。
「本当はこう思っているのに」と心の中で思いながら、周りに合わせた言葉を口にする。
そんな状態が続くと、だんだん自分が何を感じているのか、何を思っているのかさえわからなくなっていきます。
理由2:我慢したり、やりたくないことをやって疲弊する
取り繕っていると、自分を犠牲にして周りに合わせてしまいます。
「本当はやりたくないけど、断ったら悪いかな」
「疲れているけど、頑張らないと」
そんな風に我慢を重ねて、心身ともに疲弊してしまうんです。
理由3:評価や期待のために必要以上に無理をする
僕も、周りからの評価を気にして、必要以上に仕事を抱え込んでいました。
「できる人」と思われたくて、わからないことがあっても一人で抱え込み、助けを求められませんでした。
その結果、限界を超えて心身を壊してしまったんです。
つい取り繕ってしまう5つの理由
では、なぜ人は取り繕ってしまうのでしょうか。
僕は5つの理由があると思っています。
- 理由1.誰かひとりにでも嫌われることを恐れている
- 理由2.自分に注目が集まるのが嫌い
- 理由3.争いごとが苦手
- 理由4.本音を出すとダメなんじゃないかと思ってしまう
- 理由5.自分勝手なんじゃないかと思ってしまう
理由1:誰かひとりにでも嫌われることを恐れている
「嫌われたくない」という思いが強いと、自分を取り繕ってしまいます。
本音を言ったら嫌われるんじゃないか。
断ったら関係が壊れるんじゃないか。
そんな恐れから、自分を押し殺してしまうんです。
理由2:自分に注目が集まるのが嫌い
目立つことが苦手だと、周りと違うことをするのが怖くなります。
「変に思われたくない」
「普通でいたい」
そんな思いから、自分らしさを隠してしまうんです。
理由3:争いごとが苦手
争いを避けたいという思いから、自分の意見を言わずに相手に合わせてしまいます。
でも、それを続けると、自分の本音を言えなくなっていくんです。
理由4:本音を出すとダメなんじゃないかと思ってしまう
「本音を出したら、わがままだと思われるんじゃないか」
「面倒くさい奴だと思われるんじゃないか」
そんな思い込みが、自分を取り繕わせてしまいます。
理由5:自分勝手なんじゃないかと思ってしまう
「迷惑をかけちゃいけない」
「周りに合わせないといけない」
そんな思いが強いと、自分の気持ちを優先することに罪悪感を感じてしまうんです。
取り繕ってしまう最も根本的な理由:自分を守るため
これらすべての理由の根本にあるのは、自分を守るためです。
グループや自分が属する集団の中で自分が傷つかないように、自分の中にもう一人の母親的な存在がいて、自分自身を守ろうとしてくれているんです。
これまで、この存在によって取り繕ってきたことで物事がスムーズに進んでいたかもしれません。
でも今、その存在によって逆に息苦しさを感じているなら、その存在から少し距離を取ったほうがいいのかもしれません。
取り繕わず自然体で生きる3つの方法
では、具体的にどうすれば、取り繕わず自然体で生きられるのか。
それは以下の3つです。
- すべての人に好かれることを諦める
- 自分の「わがまま」をかなえてあげる
- 自分勝手を許す
方法1:すべての人に好かれることを諦める
取り繕わず自然体で生きる方法の1つ目は、すべての人に好かれることを諦めることです。
「2:7:1の法則」というものがあります。
どんな人になっても、2割の人にはあなたを好きになってくれて、7割の人はどちらでもなく、1割の人には嫌われる、という法則です。
つまり、どんなに頑張っても、必ず1割の人には嫌われるんです。
だから、すべての人に好かれようとするのは無理なんです。
このことを理解すると、「嫌われてもしょうがない」と思えるようになります。
僕も、この法則を知ってから、「すべての人に好かれることを諦める」ことができました。
自分が自分らしくありのままで生きていれば、勝手にそんな自分を好きでいてくれる人が残っていきます。
合わない人は勝手に離れていきます。
今僕の周りには以前よりもストレスに感じる人が確実に減っています。
方法2:自分の「わがまま」をかなえてあげる
取り繕わず自然体で生きる方法の2つ目は、自分の「わがまま」をかなえてあげることです。
「これやったら周りになんて思われるかな」と思うことでも、思い切って自分のわがままを叶えてあげてみてください。
僕も、復職してから「頑張らない。好きなことをして、気楽に生きる。職場で。」というテーマを設定し、Tシャツで出社してみました。
出社前は、心の中で何度も2人の自分が葛藤していました。
「Tシャツなんて、浮くかな…」
「いやいや、いけるいける、いっちゃえ!」
でも、思い切ってTシャツで出社してみると、まったく、なんの問題もありませんでした。
だれも僕のTシャツ姿にツッコミを入れるわけでもない。
別に、昨日とおなじ、ふっつ〜の時間が過ぎました。
自分の「わがまま」をかなえてあげることで、自分をしばる「〇〇すべき」のルールがゆるまっていくんです。
方法3:自分勝手を許す
取り繕わず自然体で生きる方法の3つ目は、自分勝手を許すことです。
これまで「迷惑をかけてはいけない」と教わってきたかもしれません。
でも、人は集団で生きる生き物であり、迷惑はかけて当たり前なんです。
日本では「迷惑をかけるな」と教わりますが、
インドでは「自分も迷惑をかけないと生きていけないのだから、周りが自分に迷惑をかけることを許しなさい」と教わるそうです。
僕も、復職してからは、思い切って休むようにしました。
さらに思いきって、2日間の休みを取ったこともあります。
でも、「休んでいい、頑張らなくていい」と許しを出せるようになっていきました。
すると、不思議と、自分の気分も心地いいし、物事がスムーズに動いてくれることが増えてきました。
今すぐできる自然体に生きる実践
最後に、今すぐできる自然体に生きる実践を3つ紹介します。
- 日々の暮らしで心地よさやワクワクを感じることを観察する
- 心が喜ぶことにお金を使ってみる
- 心が乗らない誘いを断ってみる
実践1:日々の暮らしで心地よさやワクワクを感じることを観察する
日常の中で、自分が心地よさやワクワクを感じる瞬間を観察してみてください。
それが、あなたの本音です。
自分のことなのに、人は意識しないと、自分が喜ぶこと、嫌なことになかなか気づけません。
自分の本音に気づいてあげることが、取り繕わず自然体で生きる第一歩目です。
実践2:心が喜ぶことにお金を使ってみる
「これ欲しいな」と思ったら、思い切って買ってみる。
「これやってみたいな」と思ったら、思い切ってやってみる。
心が喜ぶことにお金を使ってみてください。
実践3:心が乗らない誘いを断ってみる
「今日の友人との約束、行きたくなくなってきたなぁ」って思ったら、ごめんと言って断ってみる。
最初は勇気がいるかもしれませんが、断ってみると意外と何も起こりません。
気にしていたのはやっぱり自分だけだったと気づくはずです。
まとめ
この記事では、取り繕わず自然体で生きる方法について、僕自身の経験を交えて書きました。
取り繕うこと自体は悪いことではありませんが、苦しくなっているなら、そのクセを見つめなおしたほうがいいのかもしれません。
取り繕ってしまう根本的な理由は、自分を守るため。
でも、その存在によって逆に息苦しさを感じているなら、その存在から少し距離を取ってみてください。
すべての人に好かれることを諦め、自分の「わがまま」をかなえてあげ、自分勝手を許す。
そうすることで、取り繕わず自然体で生きられるようになります。
今すぐ大きな変化を感じられなくとも、大丈夫です。
まずは小さな一歩「心が乗らない誘いを断ってみる」から始めてみてください。
きっと、取り繕う生き方をやめられるようになるはずです。
それでは、今日は以上です。
読んでくださり、ありがとうございました。
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