【完全版】大学院生（修士・博士）におススメの就活サービス総まとめ

こんにちは。小心者ハカセのただなおです。

世の中には本当にたくさんの就活サービスがあります。

ですが、中には理系院生が使ってもあまり意味のないものがあるモノ確かです。

この記事では、理系で修士・博士の両方で大手企業の研究職として内定をいただいた私の経験も踏まえて、本当におススメできるサービスをまとめました。

これらのサービスは全て利用無料です。

各サービスを就活のシーンや用途で分けてまとめていますので、自分の状況に応じて気になるところを参考にしてみてください！

では行きましょう。

博士におすすめの就活サービス

用途別のおススメ就活サービス早見表

用途や就活シーンにおススメサービスの早見表を作りましたので参考にしてください。

見たいサービスタイプ、サイトのリンクを押せばページをスキップ出来ます！

用途・就活シーン	サービスタイプ	博士におススメサイト
イベント／セミナー／インターン情報を収集したい	就活全般の情報収集サービス	・アカリク ・博士情報エンジンwakate ・LabBase
スカウトで効率よく企業とマッチングしたい	逆求人サイト（スカウト型サイト）	・アカリク ・Offerbox ・ABABA
就活のプロに就活全般をサポートしてもらいたい	就職エージェント	・アカリクエージェント ・ウズウズ理系 ・レバテックルーキー
OB・OG訪問したい	OB・OG訪問アプリ	・ビズリーチ・キャンパス ・Matcher
過去内定者のES内容や面接情報を参考にしたい	就活過去レポサイト	・unistyle ・就活会議
SPIの対策をしたい	SPI対策サイト	・キャリチャン ・StudyPro
企業の裏側の情報を知りたい	企業口コミサイト	・就活会議 ・OpenWork
周りの就活生の選考状況を知りたい	就活掲示板	・就活会議 ・みん就

イベント・セミナーなど就活全般の情報収集サービス

就活時期は多数の組織が、キャリアセミナー、就活セミナー、企業・業界別説明会など、あらゆるイベントを随時開催しています。

就活をうまく進めるうえで、これらのイベントで自分の欲しい情報を効率よくキャッチアップしていくことが重要となります。

博士学生におススメの情報収集サイトは下記の3つです。

アカリク

アカリクは理系学生の利用率がNO.1の理系院生特化の就職支援サービスです。

大学院生（修士・博士）や理系学生を対象とした少人数制オンラインイベント『アカリクイベント』の情報収集のコスパは最強です。

業界別／企業別／職種別の特化イベントや、博士限定のキャリアや就活イベント、自己PR方法などに関するセミナーなども多数開催されています。

理系の修士、博士学生は登録必須のサイトです！

博士情報エンジンwakate

博士情報エンジンwakateは２０代の若手博士に特化したキャリア支援サイトです。

博士学生一本に特化していることから、博士向けのイベント情報を効率よくあつめることができます。

博士のキャリアパス形成や就活の進め方を学べるセミナーはもちろんのこと、博士を求める企業との少人数制のマッチングイベントなども開催しています。

他にも企業や公的研究機関に就職した博士卒の先輩の生の声を聞けるイベントなど、wakateでしか参加できない貴重なイベントも豊富に開催されています。

LabBase

LabBaseは『研究を頑張る理系学生のための就活サービス』がコンセプトの就活支援サービスです。

コンセプト通り、研究経験を企業で活かしたい理系院生のためのイベントがたくさんあります。

研究開発職の多いメーカーやIT業界に特化した合同企業説明会や、理系のキャリアイベントも多数開催されています。

専門性の高い理系人材を求める企業の個別説明会も随時開催されており、企業ではたらく研究者と交流することも可能です。

逆求人型のスカウト就活サイト

逆求人サイトはプロフィールを登録するだけで、自分に興味を持った企業からスカウトがくるサイトです。

企業を探す手間が省けるほか、ミスマッチが少ない、スカウトきっかけで企業選びの視野が広がる、特別ルートの選考オファーがあるなど、マッチングの質と効率性の面で大きなメリットがあります。

ここでは博士におススメする厳選した3つのスカウトサービスを紹介します。

他にも博士学生に役立つ逆求人サイトがいくつかあるので、知りたい方は以下の記事も参考ください。

>>理系の修士・博士学生におススメするスカウト型就活サイト

アカリク

アカリクは累計17万人をこえる理系学生が登録する、理系の利用率No.1の逆求人サイトです。

高度な専門性を有する修士・博士を求める企業が1000社以上提携しており、あなたの専門性を活かせる企業からスカウトが来ます。

研究で培った強みを生かしたい博士学生は登録必須のスカウトサイトです。

OfferBox

OfferBoxはあらゆるスカウトサイトの中で利用者が最も多い、ド定番のスカウトサイトです。

登録企業は15000社以上で、化学・電気電子・機械・情報・建設・食品・小売・不動産など幅広く、研究職／非研究職問わずあらゆる業界からスカウトが来ます。

他業界のスカウトは自分の視野を拡げるきっかけにもなります。

プロフィールを90%以上埋めれば、平均24.6件と業界トップレベルのスカウトを獲得できるのも魅力の一つです。

ABABA

ABABAは最終面接まで進んだことを示すメールなどを登録すると、その就活実績を評価する類似他社からスカウトをもらうことができる、新しいスカウト型就活サービスです。

最終面接まで頑張ったのにお祈りメールだった場合、これまでなら他社選考はまたエントリーからのスタートですが、ABABAではそのお祈りメールが他社スカウトにつながります。

ABABAのおかげで「最終面接がおちてもスカウトがくるかも」とメンタルが安定しやすくなるのです。

またABABAでは94%が選考カットの特別オファーで、業界No.1の平均25件のスカウトが届きます。

年齢的に「就活に失敗すると後がないと」メンタルが不安定になりがちな博士学生にとっては、まさにありがたい逆求人サイトといえます。

就職エージェント

就職エージェントは、専任アドバイザーがキャリアの相談から、求人紹介、ES・面接対策、面接日程調整など、就活を全般的にサポートしてくれる就活支援サービスです。

博士卒を対象とするエージェントは限られています。

以下では理系博士におススメする3つを紹介します。

>>エージェントは複数使え！エージェントを使って就活を成功させる5つのコツ

アカリク就職エージェント

アカリク就職エージェントは累計50000人以上の大学院生の就活を支援してきた、理系の修士・博士・ポスドク・既卒者に特化した数少ないエージェントサービスのひとつです。

アドバイザーの多くが理系大学院（修士・博士）出身であることが特徴で、理系院出身ならではの視点でキャリアに関する的確な助言をしてくれます。

利用者の内定率は実に8割以上と高い実績を誇ります。

理系に強いからこそ、知名度は低いが世界トップシェアの技術を誇る業界では名の知れた、隠れた優良企業の求人も多数保有しています。

研究で培った強みを武器にして企業で活躍したいと考えている方は、アカリクエージェントの利用を強くおススメします。

ウズウズ理系

ウズウズ理系は理系人材に特化した理系大学生・院生が利用できる就活エージェントサービスで、株式会社UZUZによって運営されています。
（ウズウズ理系サイトのトップページ上部に一見”新卒”の文字が見えませんが、新卒就活もサポート対象なのでご安心ください）

ウズウズは一人一人に寄り添った『手厚すぎる就活サポート』をモットーとしており、徹底したサポート体制が何よりの特徴です。

『就活支援サービスサポート満足度』、『信頼できる就活支援サービス』でともにNo.1の評価を得ています。

ウズウズ理系での累計サポート人数は35000人越え、内定率は86%と驚異の実績をたたき出しており、サービスの質も申し分ありません。

「理系の専門性・スキルを活かしたい、手厚すぎるサポートがほしい」という方はぜひウズウズ理系をおススメします。

レバテックルーキー

レバテックルーキーはITエンジニア支持率No.1のレバテック株式会社が展開する、ITエンジニアを目指す新卒向けの就職エージェントです。

レバテックルーキーでは業界を熟知したアドバイザーが、カウンセリングから、求人紹介、ES添削、面接対策、ポートフォリオ作成サポートまで完全無料で徹底サポート。

大手web企業から急成長するベンチャーまで5000社以上の優良IT企業のなかから、学生の適正に合う求人を紹介してくれます。

大手とベンチャーで異なる就職開始時期、対策方法なども個別にアドバイスしてくれるため、希望企業への内定率を確実に引き上げてくれます。

今後もさらなる市場拡大が見込めるIT/Web業界でITエンジニアとして活躍したいと考えている博士学生は、レバテックルーキーをオススメします。

OB・OG訪問アプリ

OB・OG訪問アプリは、ネットでのやり取りだけで手軽にOB・OG訪問ができるサービスです。

ここでは私も活用した2つのサービスを紹介します。

ビズリーチ・キャンパス

ビズリーチ・キャンパスは、自身の大学のOBやOGに連絡を取り、OB・OG訪問をすることができるアプリです。

登録OB・OGの企業・業界が非常に幅広く、大手企業のOB・OGもたくさんいます。

とくに大手企業狙いの博士学生には重宝なアプリでとなるはずです。

またビズリーチ・キャンパスのOB・OG訪問を介して本選考ルートへ案内してもらえる場合もあります。

注意としては、ビズリーチ・キャンパスは特定の大学でしか使えない、という点です。

もし自分の大学が利用できないのであれば次に紹介するMatcherをおススメします。

Matcher

Matcherは利用者・利用大学に制限がなく、全ての博士学生が利用できるOB・OG訪問サイトです。

特徴としては訪問時にお願いできるオプションが豊富な点で、単なるお話だけでなく、OB・OGによってはES添削や面接対策まで対応してくれます。

もちろんMatacherに登録するOB・OGの企業も幅広く、多くの一流企業が名を連ねています。

また自分と同じ大学じゃない社会人にも訪問できるので、より多くのOB・OGと話す機会が得られるのもメリットの一つです。

内定者のES・面接情報がみれる過去レポ掲載サイト

過去レポサイトでは、過去の就活生が投降したESや面接体験記を企業ごとに見ることができます。

自分が志望する企業のES・面接内容を参考にして、選考突破率を高めましょう。

ここではおススメする2つのサイトを紹介します。

unistyle

unistyleでは過去の就活生が投稿した企業ごとのESや面接の内容・回答などを無料で閲覧できます。

本選考だけでなく、インターンシップの選考情報もみることができ、登録ES数は73000件以上。

ESや面接回答だけでなく、選考の進み方（面接の所要時間や、どの時期に何回あったかなど）、面接の雰囲気、印象に残った質問、重視されていたと思われる事項など情報は抜け目ありません。

unistyleを参考にES・面接対策することで、選考通過率は確実に高くなります。

就活会議

就活口コミサービス「就活会議」では、16万件以上のESや選考体験記を見ることができます。

特徴としては、過去レポ以外にも社員・元社員の企業口コミを同サイト内で閲覧できる点です。

参考にできる企業数も14万社以上と幅広く、これまで21万人の学生が利用しています。

就活会議であれば、あなたの志望する企業の情報も高確率で手に入ることでしょう。

SPI対策サイト

ここではSPIテストを無料で対策できるサイト2つを紹介しますね。

キャリチャン

キャリチャンは基本的には就職エージェントサービスを提供するサイトです。

サポートコンテンツの一つとしてSPIテストの出題範囲を網羅した実践問題集を無料で利用できます。

各問題に対して丁寧な解説がついているだけでなく、SPI選考通過のコツも徹底解説してくれています。

StudyPro

StudyProはSPIの無料対策サイトです。

利用すると自動で学習記録が保存されるため、自分の学習状況を確認できます。

一つの問題に対して、その類似問題もすぐに確認できるので学習効率が高まるでしょう。

Web版だけでなくスマホアプリ版もありWebとアプリでデータ共有できるため、いつでもどこでもSPI対策が可能です。

企業の口コミサイト

口コミサイトでは、HPや説明会などでは知ることができない、給与や働きやすさ、入社後に感じたギャップなど生々しい企業の裏側を知ることができます。

企業分析の際にはぜひ活用することをおススメします。

ここでは2つのおススメの口コミサイトを紹介します。

就活会議

就活口コミサービス「就活会議」では過去の就活体験記だけでなく、企業の口コミも見ることができます。

口コミ閲覧できる企業数は14万社以上とあらゆる業界を網羅しています。

口コミ項目には、年収・評価／やりがい／スキルアップ／福利厚生／成長・将来性／社員・管理職／ワークライフ／女性の働きやすさ／入社後のギャップ／退職理由があり、コメントともに点数化されています。

気になる企業のいいところも悪いところも詳しく記載されているので大いに参考になります。

OpenWork

OpenWorkは1500万件の企業口コミを見ることができるサイトです。

口コミ項目は、待遇面の満足度、社員の士気、風通しのよさ、社員の相互尊重、20代成長環境、人材の長期育成、法令順守意識、人事評価の8項目になります。

年収についても企業ごとに年齢に応じた年収水位や年収範囲を見ることができます。

周囲の就活生の選考状況を知れる就活掲示板

選考がはじまると、周りの就活生、つまりライバルの動向が気になるモノです。

また、面接の合否結果が遅いと、まだ他の人にも来ていないのだろうかと心配になってきます。

そんなときに就活掲示板を使えば周りの選考状況を確認することができるので無駄な心配をしなくて済みます。

ここでは2つの就活掲示板サイトを紹介します。

就活会議

就活口コミサービス「就活会議」で就活体験記や企業口コミに加えて、就活掲示板の機能も兼ねそろえています。

企業が14万社以上かつ利用学生が多いので、自分が応募している企業の選考状況も掲示板で知れる確率が高いでしょう。

仮にコメントがない場合、自分が掲示板を稼働させるのもアリです。

みん就

みん就は30000社以上の企業で、同じ企業を受けている周りの就活生の選考状況を知ることができます。

掲示板を見ることのできる業界もメーカーから金融、商社、シンクタンクなど幅広く、きっとあなたが受ける企業の情報も見つかるでしょう。

まとめ：理系院生の就活では時間効率がカギ！効果の高いサービスをフル活用しよう！

理系院生は就活の裏では研究も進めなければいけません。

したがって就活では短い時間の中でいかに濃密な準備ができるかが重要となってきます。

効果の小さいサービスや理系院生にとって情報の薄いサイトを使っても、時間をかけた割には就活が進まないと言ったことになりかねません。

今回の記事で紹介したサービスをうまく使いながら、研究と就活を両立していきましょう。

また、特に博士の学生さんは政府の定める就活ルールが適用されず、企業によって採用時期が異なります。

自分の志望する業界・企業の採用動向をD1頃から随時HP等でチェックしながら、便利なサービスを使って早めに準備を始めましょう！

>>博士の就活はいつから？何から始める？博士の就活時期や注意点を徹底解説

以上です。

この記事が悩める理系院生の就活の参考になれば幸いです。