気を抜くとすぐに、仕事のハードルを上げてしまう。
そして、「しんどい」「もう無理だ」と感じてしまう。
最近、そんな自分の癖にまた、あらためて気づきました。
長期休職から復職して3か月。
会社はとても配慮してくれています。
仕事の負荷も軽く、ノルマもなく、すごい段階を踏みながらの復職ステップを準備してもらっているとわかります。
ありがたい話です。
それなのに、ここ数日ずっと胸の奥がつかえています。
原因をたどっていくと、それは、明後日の報告会のことです。
2週間の作業をまとめて、上司2人に進捗を報告する。
それを想像するだけなんですけど、胸がずーんと重くなるんです。
今やっているのは、ある新しい材料候補についてのシミュレーション。
慣れない専門分野でしたが、勉強しながら、なんとか業務を進めています。
でも今、不安が次々と浮かんでくるんです。
「どの結果をどう比較すれば、“どれが一番よさそうか”を導けるんだろう?」
「そもそも、こんなざっくりしたシミュレーションで、どこまで言えるんだろう?」
そんなことを考えているうちに、頭の中で上司たちの表情が浮かぶ。
少し呆れながら、「んー、なんだかなぁ」みたいな表情をされているようなシーン。
いや、現実では、上司はそんなイヤな人じゃないんですよ。
でも、脳内で、勝手に自分を小馬鹿にする声を再生してしまうんですよねぇ。
怖いのは、「できないやつだ」と思われること。それが一番怖い。
結局、自分を苦しめているのは、周りではなく、自分自身であげたハードル、だったりするのかもしれないですね。
…ただ面白いことに、この進捗報告会、実は自分からお願いして設定したものなんですよね。
というのも、本来なら、今はまだまだ「8時間勤務に慣れる」だけでも十分な時期。
なんだけど。
なんか、与えられた業務が軽いだけに、「意味があるのか」とか「自分はここにいていいのか」と考えてしまうんです。
結局、貢献感を感じたいがために、「定期的に報告させてください」と自分の口が言い出したんです。
で、今になって、その会議に怯えている。
なんか、自分で自分の首を絞めてるやん、自分、と思えてきました。
自分で設定したハードルに、自分が苦しめられている。
「なんか俺って、気を抜いたらすぐ仕事のハードル上げてるよな…」って思いました。
なんか、もっと、手前のこと、褒めていいんじゃないかな。
3か月、会社に通えている。
未経験のシミュレーションを2週間で形にした。
自分の気持ちをこうして丁寧に観察できている。
それだけで、すごいことだ、ってもうちょっと自分をねぎらったほうがいいように思えてきた。
実際、よくやってるよ、ホンマ、自分。病んでしまった職場でさ。復帰して。
それなのに、脳内で「詰めてくる上司」を作り出して、自分を痛めつけてる。
さすがに、なんか健気に頑張る自分が、これじゃあまりに報われなさすぎて。
かわいそうやわ、と思えてきた。
俺は、俺に、あまりにもスパルタだ。
もう少し、ぬるくていいんじゃなかろうか。
復職して、掲げた目標「頑張らないこと」。
これ、気を抜くと、すぐに忘れてしまう。
油断するとすぐ、ラクな「頑張る」道へ逃げてしまう。自分のミッションを果たさないと。自分のために。
もういいや、馬鹿にされても。
周りがすごすぎるだけなんだ。
もう少し、自分だけでも、自分を褒めてやろう。
自分をほめることを、人に託さないようにしよう。
なんか、今日はそんなことを思いました。
コメント