セルトレイからの鉢上げ、土がくずれるんですけど…
今回はこんな悩みにお答えできる…かもしれない話です(笑)
こんにちは。僕は2024年から職の自給率アップを目指して家庭菜園をはじめ、2025年の今年は【夏野菜を種から栽培し、その種を収穫する】を目標としています!
2月末に種まきし、セルトレイで育苗していたナスやピーマン。


いよいよ大きくなってきて、所狭しと鉢上げをまっている様子でしたので、いよいよ鉢上げに初挑戦してみました。
しかし…予想に反し、結構苦労しました。セルトレイからなかなか苗を取り出せないのです。
無理やり取り出そうとすると土がくずれてしまい…なかなか難しかったのです。
土をくずさずに綺麗に苗を取り出し、ポットに植え替えできる方法を探りながら、どうにか鉢上げやり切りました。
今回は私の鉢上げ挑戦記録を示しながら、最終的にうまくできた方法を紹介します!
動画でよくみる鉢上げ方法
鉢上げする前にまずはYouTubeで農家さんたちがどのようにしてセルトレイから鉢上げをしているのか調べてみました。
私調べでは大きく3つのやり方がありました。
- 苗の茎をつまんで引き抜く
- フォークやピンセットで苗を引き抜く
- セルトレイ底の穴から棒で苗を押し出す
苗の茎をつまんで引き抜く
よく見たのはこの方法です。
農家さんが慣れた手つきでセルトレイで育っている苗の茎をつまんでひょいっと抜いていました。
土には根が回っているため、苗をトレイから抜いても土はトレイの形をきれいに保ったままです。
ものの見事にスポッと苗が抜けていました。
フォークやピンセットで苗を引き抜く
次によく見たのは、小さなフォークをセルトレイの土に突き刺して、ひょいと苗を引き抜いていました。
あるいはピンセットをセルトレイの両端にさしこみ、つまみながらひょいと苗をもちあげ引っこ抜いていました。
この場合もトレイの中で根が回っているので苗の土はくずれずに綺麗に抜けていました。
とはいえ動画を見ながら、これって根っこが切れたりしないのかな…?と少し心配に。
少々コツがいりそうだな…と感じたやり方です。
セルトレイ底の穴から棒で苗を押し出す
他にも、セルトレイの底にある小さな穴から棒などをつっこんで、苗の底側の土を押して苗を押し出す方法を見つけました。
根が回っているので、いとも簡単に苗が棒で押し出されて、簡単に苗を抜くことができていました。
実際に鉢上げしてみた
ということで下調を終え、ひとまずやってみることに。
YouTube調べをふまえ、僕は茎をつまんで引っこ抜く方法と、底の穴から棒で押し出す方法を試してみました。
ピンセットやフォークで刺すのは根っこを切ってしまいそうなので、今回は試しませんでした。
まずは根が回っているかトレイ底の穴からチェック
と、そのまえに。。。
いずれの方法も根がちゃんと回っていないことにはできなさそうでしたので、念のためセルトレイの底の穴を見て、根が回っていそうか見てみました。
というか、実は2週間ほど前にトマトの苗を鉢上げしたときに根が回っていなかった状態で無理にセルトレイから取り出そうとして大失敗しました。
その反省をこめて、まずは入念にチェックから。
↓の写真はセルトレイの底側の写真です。いくつかの穴から根が見えました!根は回っていそうな感じですね!

茎をつまんで引っこ抜いてみる
ということで、鉢上げやってみることに。
まずは引っこ抜きやすくなるように、セルトレイをくねくねとしならせてセルトレイから苗の土をできるだけ浮かしてみました。

ここらで、茎をつまんで持ち上げてみました。

…が、すこし上側に引っ張った時点で悟りました。
「あっ、これアカン。苗、ちぎれるやつや」
はい。断念しました。これムリです。
動画みたいにスポッとぬけることを期待しましたが、まったく抜ける手ごたえありませんでした。
棒を底穴からつっこんでみる
つづいて、コンビニでもらっていた割りばしを手に取り、底穴から押しだす作戦に移行。

ひとおもいに、ブスッとな。


… … …!?
「あ、これアカンやつ、ただ土に割りばしがめりこんでるだけや」

ダメでした…割りばしがずんずん土にめりこんでしまうだけで、苗が持ち上がる気配は一向にありませんでした。
棒で押し出す作戦、断念です。
もうこれでいくしかない
んー…どうしようかな…
考えた末に、最後の手段。ハサミでセルトレイを切ることにしました。

めちゃくちゃきれいな断面が見えました。

苗を無傷で取り出すことに成功しました!!

きれいに根が回っていますね!

取り出した苗は3.5号ポットに移し替えます。

土をかぶせてあげまして、水をかけて…無事鉢上げ完了しました!


トレイカット作戦で鉢上げがサクサク進む
その流れで、ピーマンの苗を鉢上げ。



ピーマンは茎から不定根をはやすために寝かせ植えです↓


少し崩れてしまいまたが、ピーマンも鉢上げ成功!
その後、ナスや甘長唐辛子も同じやりかたで鉢上げ成功しました!
↓ナスの鉢上げ


ナスも難なくクリア。

↓甘長唐辛子の鉢上げ


甘長唐辛子も寝かせ植え。茎から不定根をはやして、がっちりと育ってもらうためです!

無事、鉢上げ成功しました↓

成長著しい苗を7つ、鉢上げできました~

育苗するならセルトレイのサイズに気を付けるべし
はじめての鉢上げをやって、なんでYouTubeでは簡単に苗を引っこ抜けているのに、自分のはできなかったのか、原因を考えてみました。
すると、どうやらセルトレイのサイズが違うかったようです。
一般的に、セルトレイは72穴、128穴の規格で売られていることがおおく、一つ一つのセルが大きい72穴でもセル口径は約40mmだそう。
現在僕が使っているセルトレイはコーナンで購入した↓のもので、口径49mmとやや大きいサイズだったことが判明しました。

口径が大きい分、土の容量も多く、そのため茎をつまんで引き抜こうにも土が重かったわけですね。
動画で見た方たちは72穴や128穴のセルトレイでうまく鉢上げできていました。
僕は育苗初心者だったので、セルトレイに規格サイズがあること自体知りませんでした。
初心者のみなさんはぜひ72穴か128穴サイズのセルトレイを購入することをおススメします。
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