こんにちは。
家庭菜園2年目の初心者ですが、今年は【野菜を種から育てて、その種を採る】を目標にして、現在夏野菜の育苗中です!
育苗について、知り合いの農家に聞いたり本であれこれ調べたりするなかで
「どうやらポケット催芽がよいらしい」
ということを知りました。
そこで育苗初年度はひとまずポケット催芽で芽出しをして、芽が出たら育苗セルトレイに移植する、という作戦でいくことに。
2月26日にナス、トマト、ピーマン、甘長唐辛子のポケット催芽をスタートし、この記事を書いている今現在3/7で9日が経っています。
この記事では、ポケット催芽9日目の現時点での結果についてお話したいと思います!
- 夏野菜の育苗に挑戦したい人
- ポケット催芽でホントに芽が出るのか知りたい人
- 実践者のポケット催芽の具体的なやり方を知りたい人
ではいきましょう!
ポケット催芽でホントに芽が出るのか|結果発表
さっそく結果からお話していきます!
育苗している野菜品種について
今現在(2025年3月7日時点)、ナス、トマト、ピーマン、甘長唐辛子を育苗中です。
詳細な品種については下記の8品種です!
2/26スタート
- 愛知本長茄子
- 立石中長茄子
- アミーゴ中玉トマト(無肥料無農薬栽培種子)
- ワーンミニトマト(無肥料無農薬栽培種子)
- 伊勢ピーマン
- 高農カリフォルニアワンダー
- 伏見甘長唐辛子
3/3スタート
- とろーり旨なす(白ナス)

とろーり旨なすはF1種、それ以外は固定種になります。
固定種は野口種苗研究所で、とろーり旨なすはAmazonで購入しました。
とろーり旨なすは固定種を買った後に、「白ナスを友達にあげたらよろこんでくれそう」とふと思い付いて買ったので、スタートが出遅れました(笑)
催芽9日目現在のポケット催芽結果
さて、(白ナスを除く)2/26スタート勢の7品種のうち、今のところピーマン2品種(伊勢ピーマン、カリフォルニアワンダー)以外のナス、トマト、甘長とうがらしが一部発根、発芽しました!
状況は下の通りです!
- 3/4(ポケット催芽開始6日目)
・愛知本長茄子 3/6個が発根→セルトレイへ
・ワーンミニトマト 1/6個が発根→セルトレイへ
・アミーゴ中玉トマト 3/6個が発根→セルトレイへ - 3/6(ポケット催芽開始8日目)
・伏見甘長唐辛子 3/6個が発根→セルトレイへ
・立石中長茄子 1/4個が発根→セルトレイへ - 3/7(ポケット催芽開始9日目)
・愛知本長茄子 3/6個が発芽
ポケット催芽で1個でも発根を確認した品種は、発根していない種もふくめて全てセルトレイへ移植しました。
今一番早い成長を見せている愛知本長茄子の発根~発芽確認までの経緯をザっと写真でお見せします↓



ポケット催芽のやり方
ポケット催芽の手順
ポケット催芽のやり方を説明します。
といってもめちゃカンタンです。
キッチンペーパーを濡らして、種を並べてくるんで、ジップ付きの小袋にいれますよね。

それをポケットに入れるだけです(笑)

ポケット催芽の注意点
ただ、ここで注意が2つあります。
- ポケット催芽は高温好きな野菜だけにする
- ポケットに入れっぱなしじゃダメな野菜もある
ポケット催芽は高温好きな野菜だけにする
ポケット催芽をするのは発芽に高温が必要なナスとピーマン類だけにしておくことです。
トマトはナスやピーマンよりも発芽適温が低めなので、ポケット催芽だと少々暑すぎるのです。
>>【家庭菜園】トマト、ナス、ピーマンの発芽・育苗温度一覧と育苗ポイントを解説
僕はこれをトマトが発根した後に知りました。まぁ発根したので結果オーライ(笑)
ちなみに、キュウリやメロン、スイカ、ゴーヤなどのウリ科野菜も高温発芽なのでポケット催芽向きです。
ポケット催芽の第2陣(3/6スタート)もいるのですが、このトマトちゃんたちはポケット外で管理しています。
昼間はお手製段ボール温室(後述します)の大体20~25℃の涼しいところに、アルミにくるんでおいています(トマトは嫌光性なのでアルミに包んでます)
夜は段ボール温室ごと部屋にとりこんで毛布でくるんで18~20℃程度に保温しています。
加温、保温のやり方は住んでいる天気によって異なると思います(ちなみに僕は名古屋です)ので参考までに。
ポケットに入れっぱなしじゃダメな野菜もある
つづいて、野菜には変温性の野菜と恒温性の野菜があるようです。
高温でなく”恒”温です。
つまり、発芽や生育にある程度の温度差が必要な変温性野菜と、安定した温度を好む恒温性野菜です。
引っ越し好きで環境の変化を楽しむ人もいれば、一つの場所で丁寧に落ち着いて暮らす人もいる、みたいなことですかね(笑)
ナスやトマトは変温性を好みます。なので昼と夜とで寒暖差をつけると発芽が促進されます。
発芽に高温と変温性が必要な野菜(表現がややこしいですが…)、たとえばナスなんかは
日中は20℃程度の部屋で管理し、夜間はポケット催芽で30℃程度、という風に寒暖差をつけています。
同じく発芽に高温が必要だけど、恒温性が好きだよ~というピーマンの場合は、1日中ポケットに入れっぱなしでOK、ということになります。
ポケット催芽で発根した後のながれ
ポケット催芽で少しでも発根を確認したら、セルトレイやポリポットに種をまきます。
ポケットに入れた種の1割が発根すれば、もう他の種も発根間近だと思われますので、ぜんぶ播種しました。
この時、土が冷たいと種がビックリしちゃうので、あらかじめセルトレイやポットを温室などにいれて土を温めておきます。
僕だってお風呂と思って入って水風呂だったら飛び上がりますもん。

僕はセルトレイへ植えた後は、段ボール製の手づくり陽だまり温床(総額300円w)にトレイを入れて温度管理しています。
手づくりの陽だまり温床は、まず段ボールの底にお湯入りペットボトルを敷いて、その上に育苗トレイごとセルトレイやポットを置きます。

そしてもう1個別に用意したほぼ同サイズの段ボールをくりぬき、透明なゴミ袋をはりつけ天窓にしたフタも準備してます。

そして最後に、その段ボールをダイソーの布団圧縮袋(¥300)にいれて完成です。

雨の日は段ボールのフタも圧縮袋も閉じて窓際におき、ペットボトルの熱を保温しつつ少ない日光を取り込みます。

晴れの日は日の当たる屋外に出して、ペットボトルにはお湯を入れず(冷めたまま)、段ボールのフタを取り出し、圧縮袋の口も少しあけておくだけでOK。
意外にも太陽光だけでも温度はぐんぐん上昇するので、圧縮袋の口の開け具合で温度を25~30℃くらいになるように調整します。
まとめ
今回は、ポケット催芽で夏野菜の発芽に挑戦した結果をお話しました。
結論、ポケット催芽は家庭菜園初心者でもかんたんに発芽させることができる方法だと思いました。
他の家庭菜園ブログなんかを見ても、成功している事例はたくさんありました!
ぜひ皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか!?
ではではひきつづき家庭菜園を楽しんでいきましょう!
ではまた~
コメント