【博士の自己分析方法】内定者が使ったおススメのツールも紹介!

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就職活動

こんにちは。小心者ハカセのただなおです。

博士ってどんな風に自己分析したらいいの?

自己分析に役立つサービスとかツールがあれば、知りたいです!

今回はこんな疑問・要望にお答えします!

私は修士と博士の両方で就活を実施しましたが、博士学生の就活でも自己分析は非常に大切です。

でもいざ自己分析しよう!思っても、結局何を行えばよいのか、いまいちピンときませんよね。

今回は、私自身の経験も踏まえながら、博士学生さん向けに自己分析の方法や便利な就活サイト・ツールを紹介したいと思います!

この記事の内容
  • 博士の自己分析のやり方
  • 自己分析をするメリット
  • 私が実際の自己分析で活用した就活サイトやおススメの自己分析ツール

理系修士・博士におススメの就活サイト
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数少ない理系・院生特化のスカウトサイト
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【2位】OfferBox
就活生の3人に1人が利用する定番のスカウトサイト
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理系修士・博士におススメの就職エージェント

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自己分析の方法

まずは、私が実際に博士学生のころに色んな情報を参考にしながら行った自己分析の方法を紹介したいと思います。

これまでの経験を洗い出した

まずは小学校時代にまでさかのぼり、これまでの自分の経験、行動歴をできる限り振り返り、リストアップしていきました。

これは自分の価値観や適性を浮き彫りにすること、そして自己PRにつながるエピソードのタネを見つけるために行いました。

振り返るときは、とくに自分の感情が動いた体験を思い出していきましたね。

例えば以下のような点を切り口にするといいと思います。

  • 勇気を出したこと/楽しかったこと/熱中したこと/ワクワクしたこと
  • 長く取り組んだこと/達成感を感じたこと/感動したこと/成果が出たこと
  • 悔しかったこと/嫌だったこと/大変だったこと
  • 思い通りにならなかったこと/辞めたこと/諦めたこと

ポジティブなものとネガティブなもの、どちらもどんどんリストアップしていきました。

ポジティブ経験からは、主に自分の強みや適性に関するヒントを得ることができます。

よく聞かれる『苦労して乗り越えた経験』はポジティブ体験を掘り下げていきました。

一方ネガティブ経験からは、苦手なこと、幸せを感じづらいことなど、自分の価値観のヒントを得やすかったです。

ネガティブ経験を掘り下げて、自分に不向きな働き方や、やりたくないことを明確にし、企業選びの軸としました。

モチベーショングラフとして過去を整理すると、ポジティブ、ネガティブが分かりやすいので、一つの自己分析法としてアリかと思います。

下の記事では当時の私のモチベーショングラフを載せていますのでご参考までに。

>>企業が求める博士像とは?博士が就活でアピールするべき6つの強み

行動の動機、感情の理由を深掘り自分の価値観を見出す

一通りざっとリストアップしたら、一つ一つの行動、感情に色んな角度からなぜなぜで深掘りしていきました。

この作業の目的は、自分の根底にある行動のモチベーションや強みが何かを見つけることです。

  • なぜそのような行動をしたのか
  • なぜうれしい、楽しい、悔しい、苦しいと感じたのか
  • どんな苦労をしたのか、なぜ苦労と感じたのか
  • どう考え、どう乗り越えようとしたのか、それはなぜか

各体験について上のような質問を自分に問い続けていくと、行動の源となる感情や局面に共通点がみつかりました

例えば、

「周りのみんなの不満を改善できたときにより強いやりがいを感じる」とか

「初対面の人に頼らざるを得ない局面が苦手だけど、チームのためなら結構頑張れてしまう」とか

「やりかたを決められるのはイヤ、自分で考えることこそが楽しい」

みたいなかんじですね。

エピソードの共通点を探すと、自分の根底にある志向性をあぶりだしやすくなり、

ぜったい研究職!」と思っている人も、意外と別の職種にも向いていると分かることもあります

例えば、これまで基礎研究志望だったけど、自己分析を通して人に感謝されたり、人の役に立っていると感じられることに強い喜びを感じる自分の傾向がわかったら

「もしかしたら顧客とより近い職種のほうが向いているのかも」と気づけます。

自分の可能性を拡げるためにも、ぜひエピソードの深掘りはおススメです。

自己PRにつなげるエピソードは重点的にふかぼり

ある程度、志望業界や企業が定まってきたら、ESや面接を念頭において、自己PRのためにエピソードをブラッシュアップしていきました。

これは、選考の突破率を高めるためですね。

とくに、どの企業でも大体問われる以下の3つの質問に対する回答については重点的に深掘りしていきました。

  • チャレンジしたこと
  • 仲間と協力して取り組んだこと
  • 苦労したこと

人事はこれらの質問を通して、学生のチャレンジ性、チームワーク、コミュニケーション力、さらに課題設定・解決力、周りを巻きこむ力などを見極めたいのです。

>>企業が求める博士像とは?博士が就活でアピールするべき6つの強み

ここまでの自己分析で洗い出したエピソードリストの中から、複数メンバーで頑張った経験、とくに苦労した経験をいくつかピックアップし、さらに深掘りしました。

『どんな課題があり、自分はどう考えて行動したのか、どんな苦労があったのかその結果と経験から何を学び、会社でどのように活かせそうか』までをひとつのパッケージとして

「チャレンジしたことについてはコレ、仲間と協力したことについてはコレ、周りを巻き込んだことについてはコレ」といったように

アピール項目ごとにエピソードを整理し、ESや面接でいつでも話せるぐらいにブラッシュアップしました

研究職狙いなら研究活動の中での体験を洗い出す

とくに研究開発職ねらいなら、研究活動に絡んだ体験談を重点的に振り返りましょう。

理由は2つで、1つが研究する上でのスキルをアピールできるから、2つ目が、面接者(主に技術者)が会社で働くあなたの姿をイメージしやすくなるからです。

1つ目についてはある意味当然です。

博士課程で研究をしてきて、かつ研究開発志望なのに、例えばバイトで飲食店の売り上げをアップさせた話をしても、(すごい成果だとしても)正直面接者にはささりませんよね。

研究でのエピソードを深堀し、研究者としてのスキルをアピールするべきです。

2つ目の理由について、そもそも面接では、あなたの行動が『会社でも再現されるのか』を見られている点を意識しましょう。

そのうえでは、面接する技術者にとって、本業の研究開発にちなんだエピソードのほうが理解しやすいのは当然ですよね。

研究エピソードのほうが苦悩や喜びにも共感してもらいやすくなります

結果的に実際に入社した後のあなたの働く姿もイメージしやすくなり、再現性についても納得してもらいやすくなるのです。

もちろん、面接での受け答えやそれ以外の専門的な素養などが重要なのは言わずもがなですけども!

>>博士就活の面接でよく聞かれた3つの質問!面接で気を付けるべき点も!

研究を絡めたの自己PRエピソードのタネの一例

ここでは自己分析やPRに使えるエピソードの素材の一例を示しますね。

中には私自身がリストアップした素材もあります。

「こんなネタもアピール素材になるのか」と皆さんの気づきに役立てていただければ、と思います!

自己PR、自己分析エピソードの素材
  • 語学留学、研究留学/○○プログラムへの挑戦/学振の申請
  • 研究以外での新イベント・プロジェクト運営/○○コンテストへの挑戦
  • 研究費の獲得/既存の研究アプローチの刷新/大学院でのテーマ変更
  • 新研究テーマの発案・論文化(学位論文1章分として書けるようなテーマ規模感)
  • 目標○本の論文を掲載/IFの高い論文投稿/目標〇回の国際学会発表
  • 他グループとの共同研究/他ラボとの共同ゼミ主催/学会での人脈形成
  • ラボに役立つ汎用アプリ開発/プログラミング独学で解析ソフト作成
  • 後輩とのテーマ立ち上げ(規模感は様々:新しい実験方法の確立、新ソフトの導入など)

繰り返しになりますが、どう考え行動し、その中で自分の資質、強みがどう発揮され、その結果や学んだことが何か、という点こそが重要です。

エピソード素材を死ぬも生かすも、深掘り次第といえるでしょう!

自己分析におススメの就活サイト・適性診断ツール

いざ自己分析を始めよう、適性を見極めようと思っても、これがなかなか難しいんですよね。

自分だけで自己分析を進めると時間も余分にかかってしまうことがほとんどでしょう。

何を隠そう、私もはじめはそうでした

ここでは当時の私も活用させてもらった、自己分析がはかどる便利な就活サービス・ツールを紹介します。

ぜひ参考にしてみてください!

就活サイトに登録して博士の就活イベントに参加する

就活を開始してすぐにいくつかの就活サイトを登録し、博士対象の就活イベントを通して自己分析の具体的な進め方、方法を学びました。

私は当時、以下の2つの就活サイトが主催するイベントに大変お世話になっていました。

博士対象の就活イベントがとくに多い就活サイト
  • アカリク
  • 博士情報エンジンwakate

就活サイトに登録すると、就活イベントの案内が随時流れてくるのですが、この二つのサイトは博士対象のイベントをたくさん開催してくれるのが魅力です。

博士の就活情報を網羅的に発信してくれている数少ないサイトで、私自身も非常に重宝しました!

一つずつ紹介します!

アカリク

アカリクは主に理系の大学院生(修士・博士)やポスドクに特化したオファー型の就活サイトになります。

理系大学院生の利用率はオファー型サイトの中でNo.1です

>>理系の修士・博士学生におススメするスカウト型就活サイト

アカリク主催のアカリクイベント』は理系学生の専攻・志望業界・職種などのジャンルごとに、多数のイベントが開催されており非常におススメです。

基本的にオンライン開催なので、自分の興味に合わせて研究の隙間時間でサクッと気軽に参加できます。

そしてなによりも、博士対象のイベントも非常に豊富なところが博士学生にとって最大のメリットだと思います。

ざっと例を挙げるだけでも以下のようなものがあります。

  • 博士×製薬メーカー
  • 博士×データサイエンティスト
  • 博士課程Expo(博士を求める企業が集う、少人数制の企業個別説明会)
  • 博士就職ガイダンス”アカリクカレッジ”
  • 博士限定DX人材ブートキャンプ
  • 博士対象イノベーションサミットby住友化学

こうした博士対象の就活セミナーやガイダンスを通じて早い段階で

  • 自己分析の具体的な進め方
  • 博士のキャリアパス
  • 博士の就活の進め方

などを押さえておくと、その後の就活を有利に進めることができます。

さらに優良スカウトをゲットしたい場合はできるだけ早い時期にプロフィールを90%以上埋めておきましょう!

>>理系の修士・博士学生が逆求人就活サイトでスカウトをもらう6つのポイント

博士情報エンジンwakate

博士情報エンジンwakate20代の若手博士に特化したキャリア支援サイトです。

博士学生に限定特化した唯一の就活サイトであり、ゆえに、博士向けのイベント情報を最も効率よくあつめることができるサイトのひとつだといえます

博士のキャリア形成や就活の進め方を学べるセミナーはもちろん、博士対象の研究概要書やES等の書き方セミナーも実施しています。

また、博士を求める企業との少人数制のマッチングイベントなども開催しています。

ほかにも企業や公的研究機関に就職した博士卒の先輩の生の声を聞けるイベントなど、wakateでしか参加できない貴重なイベントも豊富に開催されています。

博士学生なら登録しておいて損はぜったいに無いサイトです!

適性診断サービスを活用して自分の資質を把握する

自分史を振り返っての自己分析を実際やってみると、自分で見出した適正がホントかな?とおもったり

自分では気づけない適性・価値感もあるんじゃないだろうか、と思ったりすることがよくあります。

第3者に自分の適性を診断してもらいたい、そんな時はスマホでできる適性診断ツールを使ってみるのもアリです。

以下、私も活用したおススメのツールを紹介しますね。

自己分析に適性診断ツール・就活サイト
  • AnalyzeU+
    約250問の業界トップクラスの質問数で強みを高精度分析できる。
    学生利用率No.1スカウトサイト『OfferBox』専用ツール!
  • アカリク診断
    研究に取り組む大学院生向けに特化した国内初の適性診断ツール!
    理系院生利用率No.1の就活サービス『アカリク』専用ツールだから信頼できる!
  • Lognavi
    診断結果をもとに自分の”価値観”にあう企業とマッチできる!
    企業エース社員とあなたが同じテストをしてAIが診断するから、本当に近い価値観がわかる!

AnalyzeU+|累計100万人の診断をもとに適性を高精度分析

AnalyzeU+は就活生の2人に1人が利用するスカウトサイト『OfferBox』で使える高精度自己分析ツールです。

合計251問という他社サービスを圧倒する質問に答えると、28つの多角的な観点から自分を分析してくれます。

この診断結果から自分の強みを理解することができ、診断結果のアドバイスに基づき自己PR文も作成できます。

また、逆求人型就活サイトのOfferrBoxが母体なので、プロフィールと診断結果をみて「ぜひ来てほしい」という企業からのスカウトにもつながるのです。

AnalyzeU+がおススメな人
  • 高精度な分析で自分の適性を知りたい人
  • 自分の適性や強みを活かせる企業からオファーをもらいたい人
  • 診断結果をもとにした自己PRを作成したい人

アカリク診断|研究を頑張る大学院生のための自己分析ツール

アカリク診断は、研究に取り組む大学院生のための自己分析ツールで、理系の大学院生(修士、博士)に特化した就活支援を行っている『アカリク』が展開しています。

60問の質問に答えると、環境適合力、計画遂行力、探究分析力などの能力を分析することができます。

また自分の専攻分野の学生との比較結果も示してくれるので、自分の立ち位置や強みを深く理解することができます。

アカリクは逆求人サイトでもあるので、この診断結果をもとにプロフィールを作成することで、あなたの専門性や適性を求める企業からの選考オファーをもらうこともできます

また、診断結果を踏まえても自分が活躍できる業界・職種がわからない人は、院生に特化した『アカリク就職エージェント』でプロの就活アドバイザーに相談することも可能です。

アカリク診断がおススメな人
  • 研究で培ったスキルを活かしたいと考えている大学院生
  • 専門性以外の自分の適性や強みを分析・点数化してもらって、就活の軸を決めたい人
  • 診断結果をもとに自分の強みを活かせる企業からのスカウトを受けたい人
  • 理系院生の就活を熟知したプロの就活エージェントの徹底サポートを受けたい人

Lognavi|AIによる診断であなたの適性にマッチする企業と出会える

Lognaviは適性テストをもとにAIが自分と相性のよい企業を見つけてくれる就活アプリです

– 自分に合った企業ってどこ?
– 自分が活躍できる企業ってどこ?
– 自分の強みや弱みって?
– そもそも就活ってどうやって進めれば良い?

こんな方におススメのサービスです。

『企業との相性』を分析する方法が秀逸で、企業のエース社員に学生と同テストを受験してもらい、その結果と学生の結果をもとにしてAIがマッチング率を判断しているようです。

適性テストをうけると、下の画像のように自分と相性が良い企業が上位表示されるとともに、企業側にも自分が上位表示されます

Lognaviではマッチング率の高い企業からスカウトも獲得することができ、テスト診断後のスカウト受診率は99.6%とほとんどの確率でオファーが来ます。

提携企業はダイハツや大林組、伊藤忠商事といった大企業からベンチャーまで、非常に幅広いです。

2020年リリースでまだ間もないですが、約2年で約15万人の学生がインストールした注目の就活サービスとなっています。

Lognaviがおススメな人
  • 自分の適性、強み弱みを知りたい人
  • 研究/非研究職問わず自分の価値観とあった企業に就職したい人
  • 就活では企業との相性を重要視したい人

自己分析をする理由とは?

そもそもなんで自己分析をするんだ?と思う人も多いでしょう。

ここでは自己分析をする理由について考えてみましょう。

就活の軸を固めるため

自己分析をする理由の1つ目は、企業や業界選びをするために、自分の就活軸を固めるためです。

就職活動とは自分と企業のマッチングであり、そのゴールは自分が納得いく働き方や生き方が実現できる企業に入社することだと思います。

企業とのマッチングで後悔しないためには、まずは何よりも、どんな業界で、どんな事業にどんな職種として携わりたいのか、企業選びの軸を明確にする必要があります

そのために、自己分析をとおして

  • 専門性や実験機器の取り扱い、プログラミングといった実務上のスキル
  • コミュニケーション力や創造性といった汎用的能力
  • やってて楽しいことやイヤなこと、やりがいを感じることといった仕事の適性
  • 働く上で、あるいは生きていく上で大切にしたいコト、価値観

を考え、整理していくのです。

博士の場合、多くの人が研究開発職を頭に浮かべるかと思いますが、それでも企業候補はいくつかあると思います。

その中から自分にとってベストな選択をしていくには、自己分析で企業に求めることを固めていく作業が必要です。

あるいは、自分のスキルや専門性を俯瞰することで、興味を持つ業界がみつかったり、研究開発職以外に適職がみつかるかもしれません

力強い自己PRをするため

2つ目は、希望する企業の内定をぐっと引き寄せる、力強い志望動機や自己PRをするためです。

いくら行きたい企業が見つかっても、きちんと自己PRできないと採用に繋がらないのは当然ですよね。

自己分析をして自分の軸にそった企業選びができていれば、志望動機やどのように貢献できるのかをはっきりと説明することができます

なぜその企業じゃないとダメなのかも的確に答えることができるので、内定率もぐっと高くなるのです。

また自己PRでは表面的な言葉だけでなく、そう言い切れる根拠を具体的に示せると、人事の納得感が増します

自己分析では自分の過去を振り返りながら、あらゆる経験の深掘りをして、自分の資質や志望動機を整理していきます。

そのなかで自己PRの裏付けとなるエピソードも整理されるので、ESや面接でオリジナリティが高く、かつ説得力のあるアピールすることが可能となるのです。

自分らしい人生を歩むため

3つ目は、自分の価値観を明確にすることで、後悔のない自分らしい人生を歩むことができるからです。

よくあるのは世間の目や体裁ばかりを気にして、自分の本心にフタをして就活をしてしまうパターンです。

周囲に凄いと言われたいがためにとりあえず知名度や給与が高い企業を受けまくる。

否定はしませんが、人生を他人軸にゆだねてしまうと、後になって「なんか違う」と後悔することがよくあります

長期的な目線で、『自分が』どのように生きていきたいのか、どんな働き方がしたいのか、そもそも雇われる側でいいのかなど

自己分析をすることで、自分の本当の気持ちをくみ上げ、整理することで、後悔のない自分にとって幸せな人生に近づくことができます

博士が自己分析をするメリット

博士学生の多くは研究開発職志望で、業界も自分の専門と近い分野、という風におおよそ固まっているから、わざわざ自己分析しなくてもいいのでは?

と思う人も多いでしょう。

ですが私は、それでも博士学生も自己分析をしたほうが良いと考えています。

なぜなら自己分析をすることによって得られるメリットがちゃんとあると、実際私自身も感じたからです。

ここでは博士学生が自己分析するメリットについて紹介します。

自分の強みを整理できる

博士が真っ先に思い浮かぶ強みは『専門性』でしょう。

とくに研究開発職志望なら、人に言われるまでもなく、専門性のアピールを欠かすことはないでしょう。

ただ企業は専門性以外の資質も博士に求めています。

たとえば研究をする中で培った機器の取り扱いやプログラミング、統計データ解析など実務的なスキルのほか

課題設定・解決力やコミュニケーション力、自分発信で周囲を巻き込む力など、汎用的な資質もあるはずです。

>>企業が求める博士像とは?博士が就活でアピールするべき6つの強み

自分のこれまでの行動歴を振り返り言語化することで、自分の強みや適性を整理することができるのです。

業界選びの視野が拡がる

自己分析では活躍できる業界や職種をイメージしながら、自分を俯瞰してあらゆる角度から分析するので、業界選びの視野がぐっと広がります

とくに博士学生は研究分野にこだわってしまうあまり、企業選びの選択肢を狭めてしまいがちです。

もとより採用企業が少ない博士の就活において、自らの可能性を狭めてしまうことは就活の失敗リスクを増やすことにもなります。

>>【博士就活で失敗する7つの原因と対策】修士と博士の就活経験を踏まえて解説

自己分析により、それまで気づかなかった自分の適性を見出すことができ、キャリアの可能性を拡げられるメリットがあります。

自己PRに具体性を持たせることができる

自己分析をすることで、具体的なエピソード付きの自己PRできるようになるため、ESや面接でのアピールに説得力を持たすことができます

人事は企業文化や社風へのマッチ度も重視しています。

なので、就活生が口先だけでマッチしているように見せているのではないか、見極めようとします。

自分の価値観が表れたエピソードを話せば、あなたが企業にマッチする人材であることを説得力を持たせてアピールすることができるのです。

自己分析では、これまでの半生を振り返りながら、一つ一つの行動について、なぜそうしたのか、その時どう思ったのかを深堀りします。

その過程で自分の価値観や志向性が反映された具体的かつオリジナルのエピソードが作られていくわけです。

企業とのミスマッチを減らせる

自分の価値観や強みを明確に伝えることができれば、企業とのミスマッチは確実に減らすことができます。

逆に時間がかかるし面倒くさいからといって、自分が本当にやりたいことも曖昧な状態で選考に進んだ場合、どうでしょうか。

仮に内定をもらえても、入社してからなんか違うとなる確率は高くなりますし、辞めるとなれば、それこそ時間の無駄になります。

「専門性との相性だけを見て入社したら、企業風土や人間関係のほうで全然自分とマッチしていなかった…」

自己分析をせず専門性との合致性だけを見ているとこんなことにもなりかねません。

そうならないためにも、就活ではまず初めに自己分析をしっかり行うことをおススメします。

まとめ

今回の記事では、博士の自己分析のメリットや進め方、自己分析で役に立つサービス・ツールを紹介しました。

自己分析がきっちりとできていれば、企業選びがスムーズになるだけでなく、ESや面接でオリジナリティが高く、かつ説得力のあるPRにつながります。

選考突破率も確実に高くなるはずです。

まだ就活なにもはじめてないよ、という人は、ぜひとも今この瞬間から自己分析を行い、就活を有利に進めていってください。

とくに博士学生は早め早めの準備を心がけましょう!

それでは以上になります。

この記事が少しでも読者の皆さんの役に立てば幸いです。

就活がんばってください!

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