こんにちは。小心者ハカセのただなおです。
博士課程を辞めて働きたいんだけど…中退する自分なんかが就職できるのかな…
大丈夫です!きちんと要所を押さえて準備をすればちゃんと就職できます!
博士課程に進んだものの、研究熱が冷めたり、金銭的な理由などで中退して就職しようと考える人は多いものです。
文部科学省の調査によると、博士課程の学生の8.79%が中退しています。
国立大学だけでも2000人以上です。
>>博士課程の中退は多いのか?博士の中退率と中退理由について
この記事を見ている方の多くも、博士課程を断念して就活を始めようとしている人なのではないかとおもいます。
中退とはいえ就職活動なので、自己分析や企業分析をして履歴書を書いて面接を受けて…と基本的にやることはストレート新卒者の就活とかわりません。
一方で、一部、中退を前提とした就活ならではの懸念点や対策があることもたしかです。
今回の記事では、博士課程を中退しても就活を成功させるうえで押さえるべき重要なポイントを紹介したいと思います。
就活を成功させるための5つのポイント
それではさっそく博士課程を途中で退学しても就活を成功させるために押さえるべき5つのポイントを紹介します。
ひとつづつ見ていきますね。
1.中退を前向きにとらえる
博士課程を途中で辞めて就活する場合(卒業後3年以内の新卒枠で就活していたとしても)、中退した理由はほぼ間違いなく聞かれます。
企業としても、採用した後にすぐ辞めないか心配しているのです。
研究が辛かった、人間関係が嫌になった、というようなネガティブな他責理由であったら、企業人事も「ウチに来ても辛くなったらすぐ辞めるのではないか」と採用を躊躇してしまいます。
とはいっても実際のところそういった負の要素が辞めたくなる原因であることもきっと多いでしょう。
そのようなときは、はじめから中退したい理由を無理やり作る必要はありません。
下に示しますが、自分のやりたいことや理想の生き方に思いを巡らせる中で、きっと就職に対する前向きな理由が見つかるはずです。
『中退したいと思った理由』を『○○な理由で就職したいと思ったから中退しようと思いました』という理由に置き換えればよいだけです。これはウソではありません。
自分の気持ちを掘り下げて自責で前向きな理由を探しましょう。
意識的にポジティブな面に着目することで、重い気持ちもすこしずつ軽やかになりますよ
2.既卒枠と新卒枠の両刀使いで就活する
博士課程を中退する場合、既卒と新卒のどちらで就活するべきか悩みますが、結論、企業によって新卒/既卒を使い分ければよいと思います。
というのも基本的に博士課程を途中でやめると修士を修了した既卒者になるのですが、最近では卒業後3年未満であれば新卒として募集する企業も多くあるからです。
つまり、既卒か新卒のどちらかに固定して就活すると企業選びの選択肢を狭めてしまうことになり機会損失になってしまいます。
企業HPの募集要項や応募条件欄を見て、新卒条件にあてはまるなら新卒枠で応募すればよいと思います。
もし募集要項からでは新卒か既卒のどちらで応募すればよいかわからない場合は、採用ページのお問合せフォームなどから人事に直接確認して教えてもらいましょう。
3.自己分析と企業分析をしっかり行う
まずは自分の経歴やこれまでの人生を振り返りながら、自分の強みやスキル、どんな業界で何をしたいのかを整理していきましょう。
その際は働くという枠を超えてこれから自分がどのような人生を歩めたら幸せなのか、というレベルまで考えることをおススメします。
なぜなら就活のゴールは『入社すること』ではなく、働くことによって『人生が豊かになること』であると私は考えているからです。
仕事で何かを成し遂げたいのか、給与はそこそこに自由時間を大事にしたいのか、きらびやかな都会に住みたいのか、のんびりとした田舎がいいのかなど。
世間の目や体裁を取っ払い、自分が本当に望む生き方を実現できる働き方・仕事がクリアになれば、自分にとってのベストな企業像が浮かびやすくなります。
そして、自己分析がおおむねできれば、マイナビ等の求人サイトやアカリク等の逆求人サイトで気になる企業を探していきましょう。
博士学生におススメな主に新卒対の逆求人サイト(一部既卒対象も含む)はコチラの記事を参考ください
>>理系の博士学生におススメするスカウト型就活サイト
興味を持った企業については、事業内容なのか給与なのか人それぞれみるべきポイントは様々ですが、自己分析を軸に自分にとって重要なポイントを満たすのか深堀り分析していくのです。
企業分析の際は企業HPだけでなく、就活口コミサービス「就活会議」やOpenWorkなどの口コミサイトも活用することで企業のリアルな実態を知ることができます。
4.ESや面接対策は過去レポサイトを参考にする
志望企業が定まれば、エントリーシート(ES)・履歴書や面接の対策もきっちりと行いましょう。
ESや面接では、志望動機や自分がどのように貢献できるかなどを『企業ごと』に『明瞭に伝える』ことがポイントになります。
博士課程を辞めての就活なら、中退の理由も伝える準備が必要です
この際に重宝するのが、過去の内定者のES・面接情報で選考対策ができる「就活会議」や「unistyle」といった過去レポサイトになります。
これらのサイトでは、企業ごとに選考が何次面接まであって、それぞれの面接がどのような雰囲気・形式で何分間行われ、どんな質問があって、それにどのように回答したか等を知ることができるのです。
企業によっては質問内容が例年同じところもあるので、傾向と対策を立てやすくなります。
簡単な登録をすれば無料で使い放題なので、使わない手はないかと思います。
私自身、修士時代と博士時代の就活両方でこれらのサイトに大変お世話になりました
5.就職エージェントを活用する
就職は自分の人生イベントなので、自己分析、企業分析、ES・面接対策、これらは自分の手で主体性をもって行うことが重要です。
とはいっても、全て一人でやるのはとても大変でしょう。
自分の価値観の深堀りややりたいことが何かを考えることも自分一人の視点では限界がありますし、他人の意見で視野が一気に拡がることもあります。
そもそも就職活動自体が初めてで、何から始めればよいかわからない人も多いでしょう。
そんなときは就職エージェントを活用することをおススメします。
就職エージェントでは基本的に自分専任のアドバイザーがつき、上記の作業を含む、就活全般で徹底的にサポートしてくれるのです。
具体的には下記の様なサービスを無料で受けることができます。
特に既卒対象のエージェントであれば大学院中退者のサポート実績も豊富にあり、既卒者ならではの就活ポイント・ノウハウも提供してくれます。
自分で主体的に準備を進めつつ就活のプロの手もうまく活用すれば、自分が納得いく形で就活を終えられる可能性が高まるはずです。
博士課程を中退して就活する人におススメの就活エージェント
就職エージェントを活用したい方に向けて、中退者をサポートしてくれるおススメのエージェントを紹介します
これらを複数併用することで、自分にとっての優良企業に就職できる可能性をさらに引き上げることができると思います。
エージェントは複数を併用することでより内定率を高めることができます
アカリクエージェント|専門性や理系スキルを活かしたい人はココ!
おススメ度 | |
おススメな方 | 研究で身に着けた専門的な知識やスキルを活かしたい方 |
取引企業数 | 1000社以上(逆求人サイトアカリクでの実績) |
累計支援者数 | 50000人以上 |
対応地域 | 全国 |
利用料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社アカリク |
公式HP | https://acaric.co.jp/ |
アカリク就職エージェントは累計50000人以上の理系大学院生の就活を支援してきた実績を持つ、理系院生特化のエージェントサービスです。
主に修士と博士卒の新卒者が対象ですが、中退して既卒となる方でも利用可能です。
「博士を中退しても企業ではやっぱり研究がしたいんだよなぁ…でもそれは高望みなかなぁ…」
と思っている人も、幅広い専攻分野の理系人材の就活をサポートしてきたアカリクエージェントであれば専門性やスキルを活かせる求人ときっと出会えるでしょう。
アカリクと提携する企業は、研究を頑張ってきた高い専門性をもっている理系人材を求めています。
中退だったとしても、大学院生のサポート実績が豊富なアカリクエージェントであれば、研究を頑張ってきたあなたにピッタリな企業を紹介してくれ、就職まで徹底サポートしてくれるでしょう。
ウズウズ|就活が不安で手厚いサポートが欲しい人はコレ!
おススメ度 | |
おススメな方 | 就職活動自体が初めて手厚いサポートが欲しい人 |
取引企業数 | 3000社以上 |
累計支援者数 | 110000人以上 |
対応地域 | 全国 |
利用料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社UZUZ |
公式HP | https://uzuz.jp/ |
ウズウズは既卒・第二新卒専門の理系人材のためのエージェントサービスで、20代若手に特化した就活支援サービスを展開する株式会社UZUZによって運営されています。
UZUZのサービスは毎日新聞などの大手新聞社や、AbemaTV、新25などの有名メディアで数多く掲載されており、十分な実績と信頼性を有するサービスとなっています。
ウズウズ理系の最大の魅力はなんといっても、一人ひとりへの徹底したサポート体制にあります。
カウンセリング、面接対策、書類添削など、サポートにかける時間は一人当たりなんと平均20時間以上。
たとえば、面接対策ではあなたの経歴に合わせて選考企業ごとにカスタマイズされたオーダーメイドの模擬面接を納得いくまで何度も受けることができます。
1人1人の事情に合わせた柔軟で徹底したサポートで、内定率86%、信頼できる就活支援サービスでNo.1の実績・評価を得ています。
UZUZは新卒対象のエージェントサービスも展開しているため、新卒/既卒枠のどちらがいいかといった悩みや、そもそも自分は中退するべきなのかといた相談もじっくり聞いてくれますよ!
第二新卒エージェントneo|アットホームで気軽に相談できるエージェント
おススメ度 | |
おススメな方 | アットホームな雰囲気で気軽に相談できるアドバイザーが欲しい方 |
取引企業数 | 10000社以上 |
累計支援者数 | 22500人以上 |
対応地域 | 東京、大阪、名古屋、福岡支社で相談可能 |
利用料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社ネオキャリア |
公式HP | https://www.daini-agent.jp/about-us |
第二新卒エージェントneoは、20代の第二新卒や既卒を対象とした就職エージェントです。
これまでに34000件以上の面談件数、職務経験なしの人材10000名以上の就職を支援してきた実績を誇ります。
相談は東京本社と大阪、名古屋、福岡で受け付けており、地方よりも主要都市の求人が多いため、これらのエリアに住んでいる方や、主要都市部での就職を考えている方におススメです。
第二新卒エージェントneoは、既卒者の悩みにとことん寄り添ったサポートをしてくれる点が大きな特徴です。
というのもアドバイザーのほとんどが第二新卒者。
過去に似たようなツライ境遇を経験している分、中退・既卒就活の悩みを理解することができるのです。
初回面談では最大2時間かけて、就活者の過去、現在、未来の話にじっくりと耳を傾け、ともにキャリアプランを考えてくれます。
中退を検討するときは「自分の将来は本当に大丈夫なのか」と不安を抱えている人も多いでしょう。
第二新卒エージェントneoでは単に求人を紹介するだけでなく、中退・既卒者ひとりひとりの異なる悩みにとことん向き合い、こちらのスピードに合わせて歩みを進めてくれます。
そのような二人三脚の徹底サポートとアットホームな雰囲気により、『利用したいエージェント』と『おススメしたいエージェント』で堂々の1位を獲得しています。
Onfleek Agent|適性にマッチする厳選企業に就職したい方
おススメ度 | |
おススメな方 | マッチ率の高い高品質な厳選求人を紹介してもらいたい方 |
取引企業数 | ー(保有求人数は約10000件) |
累計支援者数 | 10000人以上 |
対応地域 | 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪 |
利用料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社Onfleek |
公式HP | https://www.onfleek.jp/ |
Onfleekエージェントは2020年に設立された株式会社Onfleekが運営する20代専門の就職・転職支援サービスです。
比較的小さいエージェントにもかかわらず、10000人以上の支援実績があり、転職サポート満足度で99.4%と高い評価を受けています。
メインは転職支援ですが、既卒者の就職支援も充実していますので、博士課程中退を考えているかたでも気兼ねなく利用できます。
Onfleekエージェントの最大の売りは求人紹介の質にあります。
他社エージェントでは10社以上の求人を矢継ぎ早に提案されることがありますが、Onfleekエージェントでは求職者の経験や希望に本当に合った企業を3~5社に絞って提案してくれます。
もちろん数多くの企業を見比べることも重要ですが、その場合一社一社の企業分析に充てられる時間が僅かになってしまい、入社してもミスマッチとなるリスクが増えてしまいます。
数社に厳選してくれるおかげで、本当にいきたいと思える企業の対策に十分な時間をかけることができ、結果的に選考突破率もたかくなるのです。
実際に、Onfleekエージェントによる書類選考突破率91%(他社平均60%)、面接通過率も64%(他社平均45%)と他社平均より優れています。
ウズウズIT|既卒のITエンジニア就職を支援する数少ないエージェント
おススメ度 | |
おススメな方 | ITエンジニアとしての就職を目指す方 |
取引企業数 | ー |
累計支援者数 | 2000人以上 |
対応地域 | 全国 |
利用料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社UZUZ |
公式HP | https://uzuz.jp/ |
ウズウズITは未経験からの『ITスキル学習』と『ITエンジニア就職』の両方を完全無料でサポートしてくれるエージェントサービスです。
サービス運営会社は「ウズウズ理系」や「ウズウズ既卒」と同じ株式会社UZUZで、充実のサポート体制で20代の就活を長らくサポートしている実績十分の会社です。
なかでもウズウズITはITエンジニアを目指す求職者に特化した就業サポートで、 創業以来、累計2000人以上のIT業界への就業マッチングを実現しています。
IT学習と就活の両方を支援するサービスは新卒向けであれば他にもありますが、これらnダブルサポートを無料利用できるものはほとんどなく、ウズウズITが数少ない1つになります。
就職サポートについては実績十分のUZUZが母体なので、入社後の定着率は驚異の97%越え。
ウズウズITを利用したほぼ全ての求職者が、納得した企業に入社できています。
それだけでなく、IT学習コンテンツの評価も高く、YouTubeにおいて高評価率90%以上を誇る動画は40本以上、約20時間分の教材がそろっています。
インフラエンジニアの基礎知識である「ネットワーク基礎」「ルーティング」や、言語シェアナンバーワンのプログラミング言語「Java」の基礎から実践的スキルが身につく演習問題やソースコードも準備されており、動画を見ながら実践するだけで、自然とITスキルが身につく仕様になっています。
ITスキルを新たに身に着け、ITエンジニアとしての就職を目指したい方はウズウズITを強くおススメします。
最後に
この記事では、博士課程を中退しても自分の納得いく形で就活を終えるためのポイントを紹介しました。
最後にまとめます。
これらのポイントを押さえられれば、きっと後悔のない就活ができるはずです。
以上になります。
この記事が悩める博士学生さんにとって少しでも参考になれば幸いです。
就活、心から応援しています!
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