こんにちは。
僕はいま、長期休職から復職するために、リワークプログラムとして、2週間の職場訪問期間を過ごしています。
先日、この復職に際して、自分なりのテーマを決めました。
これです↓
大方針:これまでの自分なら信じられない生き方をしてみる
テーマ:頑張らないで、好きなことをして、気楽に生きる
これまでの自分なら、絶対にやらなかったようなこと。
でも、あえて「そんな自分」をやってみることで、もっと自分らしい生き方にシフトできるんじゃないか。
で、このテーマに沿った実験を、おとといから始めていました。
昨日まではTシャツ通勤をしてみる、という僕至上最大の挑戦w。
この実験結果は↓の記事で書いているので、興味があれば読んでみて下さい。
けっこうな感動と気づきがありましたから(笑)
>>【脱・他人軸人生の一歩目】Tシャツ出勤を決めてやりましたよ、えぇ。
心屋仁之助さんの本に背中を押されて
1か月くらい前から、心屋仁之助さんのポッドキャストを聴くようになりました。
その語り口や考え方に触れるうち、心が少しずつ軽くなってきて、
「これは、ちゃんと本も読んでみよう」と思い、彼の本を購入。
今朝届いたので、午前中、職場訪問中もずっと読んでいました。
すると、思わず吹き出しそうになるほど、今の僕にぴったりのメッセージが書かれていたのです。
こんな感じ。
「これまでちゃんとしてきた人が、今しんどくなっていて、“人生を変えたい”と思うなら、自分が嫌ってきた人の行動を真似しろ」
「自分が“こうあるべきだ”と思ってきたことと、真逆のことをやってみろ」
って、まさに、先日のブログで僕が復職に向けて立てた「これからのテーマ」と、ほとんど同じことじゃあありませんか。
…と、まぁ、そりゃそうなんですけどね、
だってポッドキャストで聞いていた心屋さんの話に大いに影響されて決めたテーマでしたから(笑)
「ありがとうを言わない」
心屋さんの本には、こんなことも書いてありました。
「ありがとうを言わない」
「愚痴や悪口を言ってもいい」
それって、人としてどうなん?って思ってしまいそうな行動。
そんなことをあえて“やってみよ”と勧めていました。
それによって、色んな気づきがあるよ、と。
なるほど。
正直、昨日までは自分で立てた大方針に少しひるんでいた僕でしたが、
このあまりにも極端なことを書いている本を読んで、
心屋さんのお墨付きを得たと勝手に解釈し、ちょっと勇気が湧いてきました。
そして今日。
僕はひとつ、会社を退勤するときに「お疲れ様でした」と言わずに帰ってみることにしました。
嫌っていた人の行動を、やってみる
なぜこれを選んだかというと、「挨拶しない人」が、ずっと苦手だったからです。
朝、職場について「おはようございま~す」と言って、
こちらを見向きもせず「…っす」みたいな感じで返してくる人。
「はい~?」っとイラっとしてました(笑)
「人として、挨拶くらいはちゃんとするべきだろう」と。
自分が立てた「復職後の大方針」を実行するにはぴったりだとおもって、
”No挨拶退勤”を決行しました。
「…さまでしたぁ」
退勤時、かがんで鞄を持った流れのまま、すっと立ち去ろうとしました。
……が!
どうしても、“善良な顔したリトルたけちゃん”が耐えきれず、思わず口をついて出てしまいました。
「…さまでしたぁ…」
あぁ、しまった、…やってもうた。
そして、それを聞いた同じ部署の方が、
「あ、お疲れ様で~す」と声をかけてくださった。
ぐっ。。。やられた。。。どうする。。。
僕は、なんとかテーマを遂行すべく、歩きながら振り返りざまにすこ~しだけペコッと頭を下げ、
なんとか部屋を出ました。
挨拶ひとつに、ここまでの拒否感があったとは…
部屋を出た瞬間、思わずにやけてしまいました。
「うっわ、これはムズいわ〜」
「やろうと思ったって、そう簡単にできることじゃないわ〜」
そう思いました。
それくらい、自分の中に根深くあったんです。
「人として、挨拶くらいはちゃんとするべき」という思い込みが。
自分の中に、ここまで強い“縛り”があったとは……
僕が本当に望んでいたのは…
本を読み返してみると、心屋さんはこう書いていました。
「自分が嫌いな人の“嫌な行動”って、実は自分が心の底で望んでいるものなんだよ」
ん~、どういう意味やろ。
自分は”挨拶をしない”ことを望んでいる…?
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
・・
あー…
しばらく考えて、なんとなく腑に落ちてきました。
たぶん僕が望んでいたのは、「挨拶をしない」という“行動そのもの”ではなくて、
“そんなことしたら嫌われるで”って思うようなことを、軽々とやってのけるような、あの嫌いな人たちの、
のびのびと、自由で、誰の目にも縛られない生き様を
ぼくは喉から手が出るほど望んでいたのかもしれないな…悔しいけど、と。
僕を縛っていたのは、リトルたけちゃん
あ~、だんだんわかってきましたよ、心屋さん。
心屋さんの言う「嫌いな人の行動を真似してみる」というアドバイスは、
自分の中にいる“善良な顔をした悪魔”、つまりリトルたけちゃんに気づいて、
その縛りから自分を解放していけ、
ということですよね?
きっと。
ポンコツで、クズで、ホントはダメダメな自分でもいいんだぜ。
いや、そんなどうしようもない自分だからこそ素晴らしいんだぜ。
いや、素晴らしくなくてもいいんだぜ。
って、骨身にしみるほど、腑に落とせ、と。
それを実感するための「実験」なんですよね?
きっとね?
なるほど。
この本、どうやら僕の人生を変えてくれる本なのかもしれません。
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