こんにちは。
僕は、新卒で入社した会社で、2年目にメンタルダウンしました。
その後、「お金のために働かないといけない」状況から抜け出したくて、
消費する暮らしから、つくる暮らしへ少しずつシフトしています。
で、メンタルダウンしてから、できるだけ稼がなくても生きていける方法を模索したところ
シンプルに支出を抑えればいいんだと(考えればごく当たり前のことに)気づきました。
四角大輔さんの著書「超ミニマル・ライフコスト」には、自分が生きていく上で最低限必要なお金を
”ミニマルライフコスト”として紹介されています。
ミニマルライフコストを把握すれば、ひとまず、”稼がねばならない”の最低ラインが見えます。
なので把握するだけでも、
「なんだ、これくらいでいいのか」と思えれば、
少しは気持ちが軽くなっていいかもしれない
と思い、計算してみました。
僕のミニマルライフコストは…
154,200円
でした。
あ、ちなみに、僕と妻と子供、3人家族のミニマルライフコストです。
これを見た瞬間、「え、ひっく。こんなんで生きていけるんや」ってなりました。
ミニマルライフコストを求めることで感じたメリット
ミニマルライフコストを求めることで感じたメリットがいくつかあります。
- 妻と”暮らし”を見つめるきっかけになった
- お金をかける”優先順位”に意識が向いた
この2つが大きいメリットでした。
僕ら夫婦は、僕のほうが低支出耐性が強く、妻のほうが僕よりはお買い物が好き。
生活支出も僕のほうが数万円は低い。
僕は(理想を語る際は)自給自足的に、自分のペースで暮らしたい、という志向で、
妻は、カフェ行ったり、旅行にたくさん行きたい(妻は旅行好き)、って志向。
僕がストレスないと感じる低支出レベルは、妻にとっては苦痛と感じることが多い。
そんな、家計に対する価値観の違いがあったものだから、
二人でお金のことを話す時は、これまで結構ぎくしゃくすることが多かったんです。
そして、イヤイヤ仕事で苦しい思いをしたくない僕としては、
どうにか夫婦ともに、暮らしのお金への依存レベルを下げる方向へ、足並みをそろえれたらな~、と思っていたんです。
で、ミニマルライフコストの計算結果を話したら、
「えーこれだけでいいんや~。じゃあ、最悪仕事辞めてもいきていけそうやん!」
と、2人で同じ「お金のために働きすぎなくてもいい選択肢がある」という認識を持てたんです。
僕にとっては、それがまず、とても嬉しかったです。
で、ミニマルライフコストを求めたあと、現実的には流石にこの15万円だけで生きていきたい、とは思えない…
となったんですが、既に意識が”最低ライン”に向いていたため、
話が自然と、「お金をかけるとすれば…」
という感じで、お金をかける”優先順位”の話になったんです。
これも、僕としてはとてもうれしい結果でした!
だって、これまでは、僕も妻も、欲しいものがあれば、
多少吟味はするものの、わりとポチっていました。
だから、お金がどんどん出ていってたんです。
でも、優先順位に目が向くと、買い物の際に、
「これは暮らしに本当に必要なのか」
と、ひと呼吸おけるようになりました。
ミニマルライフコストを求めて、家計は変わったか
いや、正直ほとんど変わっていません。
上ではいろいろ書きましたが、とはいえ、もともと僕ら家族はそこまで支出が多くはありません。
車も持ってないし、ブランド志向もないし。
なので、ミニマルライフコストの計算前後で、家計に見違える変化があったかといえば、
それは、ほぼありませんでした。
ミニマルライフコストを求めて、ライフワークに踏みだせたか
ミニマルライフコストを求めるのは、あくまでも
「本当にやりたいこと=ライフワークに多くの時間を割けられるような生き方をする」ため。
手段にしかすぎません。
なので、理想的には、ミニマルライフコストを求めることで安心するだけじゃなくて、
実際にイヤイヤ働く時間を削ぎ落し、余った時間をライフワークに充てて、
人生への幸福度を高められれば目的達成です。
その観点からいえば、今回僕がミニマルライフコストを求めたからといって、
ライフワーク中心の生き方へと舵をぐるっと切れたわけではありませんでした。
ミニマルライフにふみ切るか否かは、やっぱ別の問題でした…
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