理系修士の就活って、いつから始めるべきなん…?
研究開発職志望はまずなにから就活をすればいいんでしょうか…?
今回は私の修士時代の就活体験を振り返り、マジアドバイスします!
理系修士の就活は、M1春の最初の動き出しがとても大切です。
私は修士で大手メーカー研究開発職として内定をいただきましたが、就活初期は何をすればいいかわからず、かなり無駄足を踏みました。
今回の記事を書こうと思ったのは、自分の失敗・成功体験を通じて学んだ知識とノウハウを共有すれば、微力でも後輩の皆さんの役に立つと思ったからです。
この記事では、私がとくに就活スタート期にやってよかったことと反省を振り返り、後輩の皆さんへのアドバイスを記します。
研究職や理系技術職を志望する理系院生にはとくに役に立つ内容になるかと思います。
この記事を書く私は、修士で大手電子部品メーカー研究職内定するも、辞退してD進。博士ではうつ状態になりながらも大手精密機器メーカー研究職内定。2度の就活で学んだノウハウをお伝えします!
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はじめに|良かった点と反省点をザっと紹介
まずは、M1春から夏にかけての就活スタート期にやってよかった点。以下の3つに集約されるかなと。
一方、反省点はコチラ。以下3点です。
ということで、ここから掘り下げていきます!
良かった点|これをやっててよかったこと
冒頭の通り、以下3点がよかったと思うことです。
良かった点① M1の4月に就活開始
M1の4月かぁ…はやいな…
たしかに。でも私は後になって「M1春に始めた時のオレ、マジでナイス!」ってなりました
- 就活全体の流れと時期ごとのTo Doを見通せた
- 志望業界や企業を早い段階でしぼれた
- 早々に大手企業のスカウトをゲットできた
この3点をM1春の早期にクリアしたことが安心感となり、夏以降、研究に多くの時間を割くことができました。
というのも私は研究職志望だったので、やはり業績を挙げておきたかったんです
頭の片隅でいつも「就活しなくて大丈夫なんかおれ…」とよぎっていたら…
心配性な私はきっと研究に没頭できていなかったかなと。
M1夏以降の研究の頑張りは後の論文や学会発表という成果につながり、就活面接で大いにアピールできました。
D進後に多くの後輩も見てきましたが、やっぱ春に動き出している学生が就活も研究も両方うまくいってる率が高かったです。
実際、日経クロステック記事によると、統計的にも理系大学院生の多くはM1の4~6月に就活を開始しているようです。
良かった点② スカウト型サイトの活用
就活スタート期に活躍したスカウト型サイト
M1の4月、私はまず一番初めにアカリクとLabBaseという逆求人型のスカウトサイトに登録しました。
次いで、5月にOfferBox(スカウトサイト)と理系ナビ(インターン情報収集サイト)にも登録。
主にアカリク、LabBase、OfferBoxの3つで、後に内定した企業を含む、いくつかの大手企業からオファーを早々にでゲットできたのです。
早々のスカウトゲットは、M1夏以降の研究に専念できる安心材料になりました。
ちなみに、これら3つのスカウトサイトでもらえたオファーにはざっくり傾向がありました。
各サイトのオファーが、いいかんじで業界や企業を補完しあってくれました
スカウトサイトは一つよりも複数を併用することで、より効果が増しました。
記事後半>>M1春のうちに理系院生が登録しておくべき就活サイトにスキップ
春の就活セミナーを逃すな
私は4~5月に生協主催の学内就活イベントや、アカリクイベント主催の理系院生向けのオンライン就活セミナーに積極的に参加しました。
春のアカリクイベントでは、就活ガイダンス的なイベントが多く用意されています。
私がとくに「参加してよかった」と思えたのはこんな内容を聞けるセミナー。
- 院生の就活スケジュール(いつ頃、どんなことをしておくべきか)
- 自己分析や企業分析のコツ
- 研究との両立方法
全体の就活スケジュール感をM1春に押さえて、見通しを持てたことが精神的にかなりよかったです。
SNSなどの口コミでも、アカリクイベントが役立ったとの声が多くみられました。
>>【アカリク徹底解剖】修士と博士で2度アカリクを使った実体験と口コミを紹介
ただし注意点。
就活スタート期を逃すと、6月以降はインターン情報や業界別セミナーなどに切り替わっていきます。
早めにサイトに登録してイベントを逃さないようにしてください!
私はいくつかの主要イベントを逃し、かなり悔しい思いをしたので…
良かった点③ 研究時間を大きく削らない
就活より研究を優先した理由
就活を始めた当初より「研究時間を削りすぎない」ことは強く意識していました。
なぜなら、研究開発職を志望していたからです。できれば院時代の専門性を活かせる分野で。
どうやったら研究職になれるかなと自分なりに考えたわけです。
で、やはりメーカー企業から見たれば私は数多いる修士就活生のただの1人。
修士で研究職として採用されるには、頭一つ抜きんでてないといけんやろう、と直感的に思いました。
実際に、少人数制のメーカー企業説明会イベントで何人かの大手企業人事に質問したところ
「研究職目指すならやはり業績をあげるほど打ち込んでほしい」的なアドバイスでした。
とはいえ、就活をやらず志望企業におちたら元も子もないんじゃ…結構リスク高くないですか?
そこは就活の軸で何を優先するか、ですかね。私は研究がしたかった。私にとっては「第一志望だけど研究職じゃないです~」となるほうが本末転倒だったんです
研究重視の就活で感じたメリット
私はサマーインターンシップも見送り、夏は研究とアメリカ留学を優先しました。
留学かぁ~…忙しいM1でよく行きましたね
1か月短期でどうにかねじ込みました。アメリカに行ってみたかったんです(笑)
でも就活でアピールポイントになったんじゃないですか?
「研究プレゼン力向上」プログラム受講がメインだったけど、興味のままに分野で著名なアメリカの先生のラボに単身訪問して、後の就活で語れるネタになりました(笑)
夏に研究に没頭した結果、幸運も重なり、M1で学会発表や論文掲載につながりました。
就活面接ではこれらの留学経験や業績には高確率で触れられ、かなり好印象だったと自負します。
第一志望の大手メーカーの研究職に内定をもらえたのは、研究時間を極力へらさず、就活の効率化を強く意識したからかなと。
ラボや他大の同期・後輩、現会社(研究部署)の修士卒に聞いても、研究職内定者は修士時代に成果を挙げている人が多かったです。
反省点|もっとこうしとけばよかったこと
上では、順調に就活スタートダッシュを切れたかのような書き草ですが、実は結構遠回りしてます。
冒頭でも書きましたが「M1春~夏の就活初期にもっとこうしとけばよかったなぁ」という反省点はコチラ。
ぜひとも反面教師にしていただきたい
反省① 使うべき就活情報サイトのリサーチ不足
就活サイトの選定ミスは大幅な時間ロスに!
就活を始めたM1の4月当初、アカリクやLabBase以外にもいくつかの就活サイトを登録していました。
今の時代、就活サイトは無数にありますよね…
理系院生の自分にとって役に立たなかったイベントもかなりの数ありました。
私は手あたり次第サイトに登録して、大量の就活メールにおぼれたのです。
各サイト、対象学生や登録企業の業界・規模などが異なっています。
自分の属性や希望とかけ離れたサイトを使うと、当然時間の無駄に終わってしまいます。私のように。
ぜひとも、自分の志望や属性に合った就活サイトを見極めてほしいです。
M1春のうちに理系院生が登録しておくべき就活サイト
メーカー研究職志望の私の就活で、中軸として活躍した就活サイトを紹介しておきます。
M1の就活スタート期は、まずこの4つを登録しておけばOKかと。
早い時期に登録すればするほど、後の就活を優位に進められるでしょう。
ただし、スカウト型サイトはただ登録するだけでは、なかなか優良スカウトはきません。
スカウトゲットにはいくつかのコツがあります。
このあたりのノウハウは以下の記事でまとめましたので、もあわせて参考ください。
>>理系の修士・博士学生が逆求人就活サイトでスカウトをもらう6つのポイント
反省② 夏インターンの不参加
早期選考1社が大本命だと失敗できないプレッシャーが大きい
私は夏はとにかく研究を優先したかったので、サマーインターンはどこにも参加しませんでした。
冬インターンは第一志望の1社に参加し、早期選考ルートをゲット。
とはいえ、結局私の就活ではインターンは計1回で早期選考は大本命1本のみ。
これで結果的に内定がでたので良かったのですが、これはあくまで結果論。
じつは本選考シーズンは「早期選考の第一志望が落ちたらどうしよう…」とかなり不安でした。
なぜなら、初めてのES、面接、全て大本命企業がぶっつけ本番という事態だったからです。
「もう一社くらい早期選考があればもっとメンタル安定してたやろうな…」
とインターンを見送った当時の自分をかなり悔みました。
複数のインターンにいくなら夏・短期がおススメ
じゃあ、理系院生はいつ頃のインターンにいくのがいいでしょうか?
結論、夏の内に志望度の高い企業の短期インターン(数日~1週間)に参加して早期選考をゲットしておくのが得策です
私は研究で忙しかったM1冬(12月頃)に、2、3社のインターンに参加する余裕は正直ありませんでした。
研究施設への泊まり込み実験やら、中間審査やらで、就活なんかやる余裕なかったです
後輩の皆さんは、M1冬の忙しさや自分の心の強さ弱さを見越してインターンを検討ください。
ちなみに、インターンシップ参加で志望企業の早期選考権をもらえるかは、unistlyeという就活過去レポサイトで情報収集してました!
反省③ なんとなくの就職エージェント利用
M1夏ごろ、就活の効率を上げるためいくつかのエージェントに登録しました。
しかし、案内された企業説明会や求人はそこまでピンとこず。
1時間ほどのイベントや面談を数回やりましたが収穫はゼロでした。
エージェントの効果を感じられなかった理由と反省
無駄な時間を過ごして、ようやくエージェントの効果が薄かった理由に気づきました。
1点目について
エージェント各社、保有求人の業界や対象学生の文理などに特色があります。
私は手あたり次第登録したため、学部生や文系をも含む幅広い学生が対象のエージェントがほとんど。
後になって理系学生・院生に特化したエージェントを使っておくべきだったと後悔しました。
2点目について
エージェントは保有しない企業求人は紹介できません。
とくに知名度の高い有名企業の求人をエージェントが保有していることは稀です。
私は当時、特定の大手企業を志望していたので、エージェントの恩恵を受けることがありませんでした。
逆に言えば、志望業界や志望職種にマッチする企業を探してる人はエージェントから優良求人を紹介してもらえる可能性が高いでしょう。
3点目について
エージェントの恩恵を強く感じるのは、就活で悩みを持っている時です。
たとえば、就活に出遅れた、自己分析・企業分析方法がわからない、 ESや面接が通らない、進学か就職かのアドバイスがほしい、など…
そもそも何も悩みがない人はエージェントにサポートしてもらうこともありません。
私は、企業探しに出遅れた博士就活時にもエージェントをつかいました。
その際は、案内してもらった企業マッチングイベントでとても救われ、「壁にぶつかったらエージェントを頼るべきやわ」と強く実感しました。
理系修士におススメする就職エージェント4選
ちなみに私が理系修士に強くおススメする就職エージェントはこの4つ。
エージェントの効果を最大化して内定をゲットするには、いくつかコツがあります。ぜひ以下の記事もあわせて参考ください。
>>複数併用すべし!エージェントを使って就活を成功させる5つのコツ
まとめ
今回は私の反省をベースに、理系大学院生(修士)の学生に向けて、M1春の就活スタート期にやるべきことをお話しました。
一言でまとめれば…
M1春に”なるはや”で就活ガイダンスに参加&スカウト型サイトに登録しとこうぜ
ってことに尽きます。
私の就活でたくさんのサイトが淘汰されていく中で残った、おススメ就活サイトはこの4つ。
>>理系大学院生が逆求人就活サイトでスカウトをもらう6つのポイント
以上、皆さんの健闘を祈ります!
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