人生の指針が見つからない。
これからどう生きていけばいいかわからない。
そんなモヤモヤを抱えていませんか。
僕も、仕事で適応障害で休職した後、これからどう生きたいか、生きる意味や目的を深く考えました。
そして、色んな自己理解や人生の振りかえりを通じて、人生の指針や生きる目的を見出すことができ、
今は本業の傍ら、こうしてかつての自分と同じように本音を出せずに息苦しくなっている人のための情報発信をする、
という人生の指針と合致したやりがいある活動ができています。
この記事では、僕自身の経験を交えながら、
人生の指針を見つける4つの方法
についてお伝えします。
人生の指針とは
まず人生の指針とはどのようなものでしょうか。
僕は、人生の指針とは、生きる上で自分がこう在りたいと思える理想の状態や姿のことだと思います。
「自分は刺激的な人生を生きたい」
「たくさんの新しい体験で好奇心を満たす生き方がしたい」
「家族とのゆとりある時間を大切に生きたい」
こんな風に言い表されるものが人生の指針、
あるいは、生きる意味とか、目的とも言い換えられると思います。
明確なゴールがあるわけでなく、人生の中で追いつづける目標のようなもの。
この記事では、このようなものを人生の指針とし、それを見出す方法をお伝えします。
人生の指針を見出すには価値観を明確にすることが大切
人生の指針とはまさに自分の価値観ともいえるでしょう。
「自分は誰が何と言おうと自己成長が大事なんだ」
「私は、何よりも家族とのつながりを大事にしたい」
こうしたこだわりともいえる価値観に根差すのが人生の指針です。
なので、人生の指針を見出すためには、自分の大事にしている価値観を言語化する必要があります。
価値観とはどのようなもの?
価値観とは、周りが何と言おうとやっぱり大事だと思っていること、自然と求めてしまうことや状態です。
たとえば、
自由/安心/穏やかさ/家族/ゆとり
好奇心/開放感/丁寧/自律/夢中
ありのまま/成長/刺激/発見
のように、やや抽象的な名詞として表されるようなものです。
「自分は人生で(価値観)を大切にして生きたい」
「(価値観)な状態を大事にして生きたい」
のように表現されます。
詳しくは、価値観とは?人生絶望だった僕が価値観を見出して起きた変化の記事で説明していますので、参考にしてみてください。
価値観を見つけるのが難しい理由
自分の価値観を言葉にするのは、意外と難しい作業です。
人は物事を考え、選択し、行動する際、価値観に照らして判断していることがほとんどですが、
そのほとんどの場合が無自覚であり、日常的に考えることはありません。
多くの人が感覚的に「なんとなくこっち」とかで動いたり考えたりしていると思います。
なので、いきなり、「あなたの価値観は?」と問われても、言葉につまってしまうのです。
この記事では4あなたの価値観を見出し、言語化する方法を4つ紹介します。
人生の指針を見つける4つの方法
それでは、具体的な方法を紹介していきます。
方法1:質問ワークで価値観を見つける
一つ目は、質問ワークによる価値観の言語化です。
いろんな角度からの質問に答えていくことで、普段気にすることのない自分の価値観をとにかく言葉にしていきます。
いろいろ回答がでそろうと、似たような価値観が多く出ていたりします。
それらをグループ分けしていくと、自分の中の強い価値観が浮き彫りになってきます。
それでは以下に、質問を5つあげますので、答えられるだけたくさん答えてみてください。
静かな環境で集中して取り組むことをおススメします。
価値観を見出す質問5つ
質問① 幼少期から今までで、自分の意志で努力した経験とその時のモチベーションは何だった?どんな状態を目指していた?
あなたが自分の意志で努力したのは、その先に目指すべき状態があったからのはずです。
どんな風になりたいと思っていたのか、そこに価値観が隠れていませんか?
質問② 過去出会ったり見聞きした人やキャラクターでグッときたり、今の自分に影響を与えている人はどんな言動や生き様をしていた?
誰かの生き様を見て感動するのは、その人が自分の理想とする姿と共鳴しているからです。
なので「自分もそうなりたい」と思う人の生き様から、自分が大事にしたい価値観が見つかります。
質問③ 世界や社会がもっとこんな状態になればいいのにと不満に思うことは何?そこにどんな価値観が現れている?
社会に対する不満は、今あなたが満たされていない、あるいはもっと満たしたいと思っている価値観があるからです。
「こんな社会生きづらい!もっとこうだったらいいのに」と思うようなことは何かありませんか?
質問④ 自分のお墓に功績が刻まれています「~をして~な風に生きた人、ここに眠る」なんて書かれていたい?
死んだ後に「この人はこんな風に生きた人だったな~」と友人や親族から称えられているとすれば、それはあなたのどんな生き様や言動か。
それを考えると、内に秘めたあなたの「本当はこう生きたい」という価値観が染み出しやすくなります。
また、自分が死ぬ間際に「あんな風に生きていればよかった」と後悔しているとすればどんなことかを想像するのも、価値観がでやすいですよ。
質問⑤ 自分の子供や教え子に自分、どんなことを大事にして生きろと伝え、逆に伝えたくないことは何か?そこにどんな価値観が隠れている?
自分の子供や教え子にかける言葉には、自分が大事だと思っている価値観が反映されやすいです。
子供がいない人は、自分は何か指導者になった視点で考えてみてください。
回答したら価値観ワードをグルーピング
出てきた回答を見て、価値観となるキーワードを抽出してみてください。
さらにそれらを似た者同士で分別してください。
たとえば、こんな感じです。
・自由グループ「自由/開放/身軽/刺激」
・好奇心グループ「好奇心/ワクワク/発見/体験」
・自然体グループ「自然体/ありのまま/無邪気」
こうしてグループでわけると、自分の価値観がかなりはっきりしてくると思います。
回答で何度も出てきた価値観は、それだけ自分にとって大事だということです。
方法2:人生グラフで深い納得を得る
次の方法は人生グラフをつくるワークです。
人生グラフとは、これまでの人生の出来事をハッピーレベルでグラフ化したものです。
横軸が自分の年齢、縦軸が幸福度や充実度です。

これは質問ワークと組み合わせてやることをおススメします。
質問ワークでは、一つ一つの価値観がまだ点としてバラバラで、
「うん、確かに自分はこれを大事にしていそう」
という、やや確信、くらいだと思います。
ですが、人生グラフをつくることで、一つ一つの価値観が人生の中でどのように形作られ、今の自分に影響しているのか一本のストーリーになります。
「だから自分は(価値観)を大事に感じるんだ」と、その価値観の背景を自分なりに意味づけすることができるため、
「やっぱり自分は人生で(価値観)な状態を追い求めたい」と深い確信に至れるのです。
これをすることで理想的なブレない「人生の軸」を手にすることができます。
人生グラフのつくり方
人生グラフのつくり方は以下の記事で詳しく説明していますので、読みながらやってみてください。
人生の指針を見出す人生グラフのつくり方|自己理解で自分の価値観に確信をもつ
方法3:半生をつづったエッセイや自伝的な本を読む
自分の価値観を見つけるためには、自分とは異なる生き方や価値観を知ることも大切です。
僕は休職中、Kindle Unlimitedや図書館などで僕と同じようにメンタルダウンした人の経験談を読み漁りました。
また、「自分らしく生きる」「支出を抑えて自由に生きる」人たちの本もたくさん読みました。
たとえば、高坂勝さんの「減速して自由に生きる:ダウンシフターズ」や、大原扁理さんの「年収90万円で東京ハッピーライフ」など。
これらの本を読んだ後「ああ、こんな生き方もあるんだ」と、生きることが少しラク感じました。
自分とは違う価値観に触れることで、自分の価値観を相対化し、より明確にできるようになるんです。
方法4:本で感動した生き方をしている人に会ってみる
本を読んで感動したら、実際にその人に会ってみることもおすすめです。
僕も実際に半農半Xをしている方や本の著者に会いに行きました。
本では伝わらない、その人の雰囲気や実際のところを聞くことができたんです。
「本ではこう書いてあったけど、実際はどうなの?」という疑問も、直接聞くことで解決できます。
また、その人が実際に生きている様子を見ることで、リアルな感覚や、実際の生き方のリアリティを感じられるんです。
「ああ、この人は本当にこういう生き方をしているんだ」と、本では得られない深い理解が得られます。
まとめ
この記事では、人生の指針を見つける4つの方法について、僕自身の経験を交えて書きました。
今すぐ大きな変化を感じられなくとも、大丈夫です。
完璧を求めず、まずは質問ワークの一つ目の質問に答えることから始めてみてください。
きっと、自分の価値観に確信が持てるようになり、人生の指針が見えてくるはずです。
それでは、今日は以上です。
読んでくださり、ありがとうございました。
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