つくる暮らしと消費する暮らし【半農半Xが教えてくれた大切なこと】

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キャリアシフト

こんにちは。

前回の記事で、半農半Xについて、そのライフスタイルと僕が初めて知ったときの衝撃と、

仕事でうつ状態になって半ば人生に絶望を感じていた僕にとって半農半X的な生き方が希望になった、というお話しました。

>>半農半Xって何?はじめて知った時に感じた衝撃と人生への希望の光

今回は、ぼくが半農半Xという生き方を知ったり、実際に自分で自給農をはじめたりする中で学んだ

これまでの人生では考えたことのないような「暮らしのあり方」についてお話させて下さい。

僕はこの「暮らしのあり方」を知り、それがもたらす価値を感じてから、

また、新しい道へと一歩を踏みだそうと思うようになったのです。

半農半Xを通じて知った暮らしのあり方

僕は半農半Xを通じて、僕は暮らしには大きく2種類あることを知りました。

それは、「消費する暮らし」と「つくる暮らし」

消費する暮らしとは、お金でモノや環境やサービスを買って消費することで生活を回していく暮らしのことです。

僕や、おそらく多くの人の生活は、

  • 家、食べ物、洋服、
  • 石鹸やシャンプーなどの日用品、
  • 電気ガス水道ネットなどのインフラ環境、
  • 家電製品、棚、机、イス
  • 医療、教育、娯楽などなど……

もうありとあらゆるものをお金で買うことによって成り立っていると思います。

今の日本に住む圧倒的大多数は「消費する暮らし」になっているでしょう。

一方で、「つくる暮らし」とは、生活に必要な要素を自分で作っていく暮らしのことです。

自給自足をしている人の暮らしをイメージするとわかりやすいかもしれません。

  • 食べ物や調味料を自ら農作物でまかなう
  • 衣服や日用品を手仕事でつくる
  • 机や棚をDIYでつくる
  • 水は湧き水や雨水を利用する
  • ガスや暖房のエネルギー源も木で調達する
  • 電気を太陽光発電でまかなう
  • 家さえ自分でつくってしまう
  • 壊れても、自分で修理する

別に完全な自給自足でなくても、

暮らしの一部でも自分で自給していくような暮らしを

「つくる暮らし」と表現します。

モノが壊れても、買い替えるのではなく、自分で修理するのもつくる暮らしですよね。

暮らしに困ったときは…

「消費する暮らし」をして生きる圧倒的大多数に囲まれて育っててきた僕は、

もはや、あたりまえのように、暮らしはお金が大前提だと思って生きてきました。

だから、暮らしが苦しい、とか、ちょっと高額なモノややりたいことがあったら、

使うお金を減らすか、

使えるお金をより稼ぐか

投資で増やしていくか、

というように、お金でどうにか解決する方針しか頭に浮かびませんでした。

けれども、半農半Xを通じて、じつはその前提から一歩引くと、

まったく別の「お金への依存度を下げていく」という暮らしの方向性があったんだ、

ということに、僕は気づかされたんです。

暮らしのお金への依存度を小さくしていくことは、

「しんどいけど稼がないと生きていけない」

状況を抜け出す一歩目なんだと気づかされたんですよね。

半農半Xの本質的な意義

半農半Xとは、

自分や家族の食べる分を自給農でつくって小さな暮らしをしながら、

自分のやりたいことでその他の暮らしにかかるお金を稼いでいく

そんな生き方ですよ、と以前の記事で紹介させてもらいました。

>>半農半Xって何?はじめて知った時に感じた衝撃と人生への希望の光

一見するとその暮らしの方向性は、単に、”支出を減らしていくこと”にすぎない、と思えるかもしれませんね。

ていうか、僕自身が最初は、そう思っちゃったりしていました(笑)

でも今の僕は、半農半Xはそんな薄っぺらいものではないと思っています。

この農的ライフスタイルがやんわりと教えてくれている本質的なメッセージは

「今の暮らしを見つめ、消費の暮らしからつくる暮らしへ変えていくことで、

自分が本当にやりたいことをやって生きる人生へと方向転換しやすくなるよ」

というところにあると僕は思っています。

半農半Xは暮らしにかかるお金を小さくして、お金への不安を軽くすることがゴールじゃないんです。

真のゴールは、周りの目を気にして、仮面をつけて生きるような毎日から脱して、

心からやりたいと思うことに挑戦し、

自分の心を満たしながら、社会に対しても積極的に才能を還元していけるような人生に、

シフトさせていくことなんだと思っています。

小さな暮らしをするという点においては、結果的に、支出を減らすことに繋がっていますが、

それはあくまでも通過点であり、ホンネで生きる人生へとシフトする目的を目指したついでの結果です。

支出減が目的ではありません。

そしてもっといえば、その暮らしを小さくする過程ですら、

「自分にとって必要なものはなにか」

と自分と向き合うプロセスが発生するので、

それだけでも、自分のホンネを深くほりさげる機会になり、ホンネシフトへの一歩になると思うのです。

(ホンネシフトについては過去記事;”ホンネシフト”なる概念を提唱したいを参考ください)

だから、半農半Xは、一見理想論にも思える「ホンネで生きる人生」を実現するための、

より現実的で具体的な暮らしの方向性を僕たちに提示してくれているんです。

そう、だから半農半Xをしって、当時、失意の底にいた僕が、

これから生きることへの希望を感じたのだと思います。

”暮らしをつくる”ことの豊かさを教えてくれた半農半X

半農半Xを知ったあとで、僕は実際に近くの市民農園で畑を借りて家庭菜園をはじめました。

そして、今は、愛知県のとかいなかで野菜やお米づくりをして、半農半X的ライフの実験をしています。

その実体験をもってして感じたこと。

それは、暮らしをつくることが、想像以上におもしろかったということです。

正直言うと、僕が最初半農半Xを知って家庭菜園をはじめたのは、

支出を減らすための一手段として、でした。

いうなれば、貯蓄を増やすための一つの節約術を試すような感覚だったんです。

でも実際にやりだすと、

  • 知らないことを調べて学んでいくこと
  • 試行錯誤して技術を高めていくこと
  • 人に教えてもらうことで新しいつながりが生まれること、
  • 土に触れ、風を感じ、自然をおもいっきり堪能すること、
  • それらが全て自分の暮らしの質にダイレクトにつながっていること、

これらがとても楽しくて、心地よくて、快感すら感じている自分に気づきました。

暮らしをつくる営みが、好奇心を満たしてくれる学びでもあり、遊びのようにも楽しい。

そして、その結果として、

  • 支出が勝手に減っている、という….

もはや節約の一手段なんてもんではなく、

むしろ、暮らしをこれまで以上に豊かにしてくれていることに気づいたんです!

僕は、これまでこんなに楽しくて遊びのようにおもしろいことを、わざわざ辛い仕事をしてまでお金で買っていたなんて、

どんだけアホなことをしていたんだろう、とすら思いました(笑)

じつはみんな意外とすでにやっている「つくる暮らし」

で、こんなことを言うと、

「まあ今の生活がお金に依存した消費する暮らしになっているのはわかるけど、

農をやるとか、DIYとか、暮らしをつくるなんてなかなか難しそうだな~」

って感じる人も多いと思うんですよ。

たしかに、一見そう思ってしまいますよね~

でも、僕、こうやって消費する/つくる暮らしってのを知って、日常の暮らしの中で

「これって消費だな~」とか、

「どうにかつくれないかな~」とか

意識するようになったことで、気付いたことがありまして…

じつは、もう僕たちは、そしてきっと皆さんも、

じつは日々の暮らしの中でもうすでに「つくる暮らし」をやっているもんなんですよ。

…え、そうか?

っておもうでしょう?

いや、結構つくってますよ、気づいていないだけで(笑)

たとえば料理。これ、暮らしづくりのひとつです。

え?と思った方もいるかもしれませんが、

だって、今の時代、料理も買えちゃう時代ですよね?

レストランとかファミレスとかコンビニ弁当とか、最近でいえばウーバーイーツとかも。

あれって、料理をお金で買っているから「消費の暮らし」です。

でも料理をしている人は、自らの手でご飯をつくっているので「つくる暮らし」の実践者です。

他には、掃除もそうです。

今どきは掃除代行サービスとかもありますし、お掃除ロボット・ルンバもあります。

これらは掃除という暮らしの要素をお金で買っています

(ちなみに僕はルンバ使ってます、笑)

なので自分でお掃除をしている人は暮らしをつくっています。

他には、子供と公園で遊ぶ、もそうですよね(笑)

だって、今どき子供と遊ぶのもお金で買えちゃう時代ですよね。

遊園地で刺激を買ったり、ドライブで解放感を買ったり、トイザらスでゲームを買ったり。

そんななか、公園で砂遊びしたり、ダンゴムシを一緒にさがしたりするのは、

これは暮らしをつくっていませんかね?

ね?

(僕の日常を、むりやりつくる暮らしにしようとしている図)

いやいや、

料理も掃除もさ、フライパンとか掃除機とか、買ってますやん!

つくってませんやん!

って思っているあなた!!

そんな固いこといわんといてください~(笑)

いいんですよ、そんなかっちりしてなくても。

暮らしを消費するかつくるか、っていうのは、ゼロ・ヒャクじゃなくて、グラデーションです。

おなじ、「夜ご飯をつくる」という暮らしの営みでも、

食材や調味料はスーパーで買うけど、料理は自分でします!

って人もいれば、

食材は自分で作るし、料理も自分でやるけど、お皿は買っています!

って人もいれば、

いや~料理はぜんぜんダメでいつもお惣菜買ってるけど、白米は自分で炊いています!

って人もいるでしょう。

それでいいんです。

だって、ゴールは、出費をゼロ円にすることではなくて、自分の心地よさ、ホンネにそった人生にすることだから、です。

人によって、何が楽しくて、何がおもんないのか、変わります。当然ですよね。

大切なのは、今はお金を使って消費している暮らしの営みの中に、

意外と自分でつくってみたらおもしろい宝の原石みたいなものがあるかも、

という視点で今の暮らしを見つめて、

実験的に試してみて、検証してみる姿勢だと思います。

「あ、おもろいやん!」となっても、

「んー、なんかおもんないなぁ」となっても、

いずれにしても、”自分なり”の人生へと、また一歩を進めた、

ということには変わりありません!

それから、買っているからダメだ、つくっているからいい、とかいうものでもないです。

あくまでも、ゴールは自分のホンネに沿った日々を送ることです。

やってておもろくないことを「買っちゃいけないんだ」

と無理してつくろうとしては本末転倒ですよね!

僕だって完全な自給自足なんて、到底ムリですもん(笑)

まとめ

ということで、今回は「半農半X」を通じて知った、消費する暮らしとつくる暮らしについてのお話でした。

半農半Xっていうのは、一見すると、

田舎に住んで、お金の使い方を節制して、食べ物とかつくることで、支出をへらすんですよね、

と、単なる支出削減的な暮らしを言っているだけ、に見えるかもしれませんが、

そうではなくて、むしろ暮らしに彩りをプラスアルファしてくれる、

豊かなライフスタイルなんだよ、

ということをお伝えしました!

暮らしを「消費」から「つくる」へ少しずつでも変え、お金への依存度を小さくしていくことで、

今のモヤモヤした仮面人生から抜け出す小さな一歩目になるよ、ということもお話ししました。

いきなり、なにかを「つくる」ことが難しくても、

今の暮らしがどれだけ「消費」を前提として「お金」に依存した暮らしになっているか、

それを見つめるだけでもすごい大きな一歩だと思います。

ぜひ、皆さんも、毎日の暮らしのなかで、

これちょっと自分でやってみようかな、

みたいな小さなことからはじめてみてはいかがでしょうか!

ではまた~

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