【ガッテン農法で無肥料栽培①】発酵腐葉土をつくってみた

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ガッテン農法

こんにちは。

僕は愛知県のトカイナカ(都会と田舎のはざま)で2024年から家庭菜園をはじめ、2025年からは菌ちゃん農法と自然農での自給自足チャレンジをしている30代パパです。

今年2025は色んな無肥料栽培を実験すると決めておりまして、今回は【ガッテン農法】と呼ばれる自然栽培的な無肥料栽培を試してみました。

ガッテン農法は、三浦伸章さんが実践されている自然農法で、僕は↓の本を読んで「おもしろうそうだ!」と興味を持ちました。

本のなかで「発酵腐葉土」なるものを仕込み、それを畑に投入することで微生物が活性化して野菜が無肥料で育つと書かれていました。

なるほど。これは試さないわけにはいかないなと。

ということで、今回は実際に発酵腐葉土をつくってみました。

あれこれ試すなかで「あ~これはこうしとけばよかった」と思ったこともありましたので、これから発酵腐葉土でガッテン農法しようとしている方には参考になるんじゃないかと思います。

発酵腐葉土をつくる①材料を混ぜ合わせる

材料は完熟腐葉土、もみ殻くんたん、米ぬか、油かす、草木灰。

完熟腐葉土を18L×2袋用意したので、それに合わせて他の資材も準備しました。

1杯が大体1Lの容器をつかって、本に書いてある比率で配合していきました。

とはいえ、全部で50Lほどの量になり、袋がいっぱいいっぱいに。混ぜ合わせるのにかなり苦労しました(笑)

45L袋がいっぱいに。

袋の中で混ぜ合わせて完成です!

発酵腐葉土をつくる②袋で1週間ほど保管

好気性発酵をさせるため、袋の通気を確保しつつ雨水は入らない状態にして、ベランダで安置しておきました。

翌日、地温計を見てみると35,6度と、若干温度が上がり始めました。発酵が始まったのだと思います。

さらにその翌日、仕込みから2日後、地温計の計測限界である50℃を超えていました。

袋の中には水滴が見えていることからわかるように、かなり激しい温度上昇です。

発酵腐葉土をつくる③においと虫が気になる…

仕込みから5日たちました。温度は40度近くでまだ発酵は進んでいるようでした。

ただ、このあたりから、何やらにおいが気になり始めました。

米ぬかのにおいにプラスして、なにかプールの脱衣所のような、かび臭いにおい…

それに、袋をばっと開放すると10匹ほどのコバエがブーンと舞い始めました。

これは…ちょっと腐敗にかたよっているのか…!?大丈夫?これであってる?と心配に。

正解はわかりませんが…おそらくよろしくないbadな状態かと。

たしかに袋にいれたまま放置していただけでとくに混ぜ返しもしていませんでした。

こんな感じで放置していました。

また、かなりの量を一気に仕込んているので、袋の底のほうの腐葉土は嫌気状態だったのかもしれません。

底のほうはかなり湿り気を帯びていました。

あらためて好気性発酵をうながすため、そこからほぼ毎日、腐葉土を袋の中で混ぜ返すことにしました。

発酵腐葉土をつくる④複数の袋に小分けに

その後、数日間混ぜ返しながら様子を見ましたが、あまり匂いに改善はありませんでした。

おそらく腐葉土の量が50Lほどと多いにも関わらず一つの袋で保管していたのが悪かったんだと思います。

小分けにしていれば、袋のなかでより均一に好気性発酵になったんじゃないかと想像します。

そこで仕込みから7日目に6Lずつ別々の袋に小分けにいれなおし、口は完全開放したまま放置することで好気性発酵をさらに促し、仕上げることにしてみました。

発酵腐葉土をつくる⑤11日後に畑へ投入&定植

その後、腐葉土の水分も蒸発していったことで少しずつ発酵温度は40度以下に落ち着き、11日目には外気温と同じくらいに。

このころには匂いも比較的ましになっていました。

腐葉土の一部には白いカビの様なものもついていました。これがいいのか悪いのかは経験不足でいまいちわかりません(笑)

ただカビがいるということは、菌などの微生物が活発にうごめいているのは確かです。

ということで、これを畑に投入することにしました。

ガッテン農法のやりかたにしたがって作業を進めました。

まずは畝をつくる所の表層20~30cmほどの土を掘り返し、さらにその下の耕盤層をくずします。

これは野菜が根を深く張れるようにするためです。

ザクっととシャベルを刺しこみ、てこの原理でグイっと持ち上げるようにして耕盤層をくずします。

表面から30,40cm掘ったところにかたい粘土層がありました…

耕盤層をくずせたら、土を埋めもどして、通常通り畝を立てていきます。

そして畝表面に、つくった発酵腐葉土を撒いていきます。1㎡あたり3Lくらい撒きました。

レーキで表層10cmほどの土と混ぜ合わせます。米ぬかなどの生ものもあるので、あまり深く混ぜこまないように注意しました。

最後に、表面がカラカラにならないように、草マルチをしておきました。

草マルチの下ではたくさんの微生物や虫がうごめき、土壌を豊かにしてくれることでしょう。

この畝に育苗したナス、トマト、ピーマン、甘長唐辛子を植えつけておきました。

トマト苗3つ、どこにあるかわかりますか?笑
どこかにピーマン苗が3つ植わっているの、わかりますか?笑

書籍によると、本当は発酵腐葉土を畑にまいてから10日ほど寝かせたほうがよいそうなのですが、育苗管理の都合上、同日に定植しちゃいました。

まとめ

ということで、今回は、ガッテン農法の発酵腐葉土をもちいた無肥料栽培を実験検証するべく、

発酵腐葉土を実際につくってみて、それを畑に仕込み野菜を植えるところまでを紹介しました。

僕の失敗をふまえてアドバイスでいるとすれば、発酵腐葉土は10Lくらいで袋に小分けすることが重要ポイントですね。

大量の腐葉土を一袋にすると嫌気状態で腐敗によっていくリスクが高いと思われます。

ということで、このガッテン農法畝でどれだけ野菜が育つか、引き続き実験検証していきたいと思います!

ではでは!みなさんも家庭菜園、自給農、楽しんでいきましょう!

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