【博士進学vs就職】D進を後悔しないための7つのポイント

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博士課程

こんにちは。小心者ハカセのただなおです。

D進して後悔したくないよなぁ…

実際に博士課程を経験した人に、D進を後悔しないためのポイントを聞きたい

今回は、こんな悩みをもつ大学院生に向けた記事です!

この記事にたどり着いたあなたは、博士課程に進学(D進)するか就職するかで迷っているんだと思います。

私自身もいろいろ悩みぬいた末にD進を決意し、無事3年で博士号を取得できました。

これまで何度か「D進して後悔したことありますか?」と後輩に聞かれたのですが…

結論、D進を後悔したことは”ほぼ”ありませんでした。

(1度だけありますが、それは別記事で…【博士課程の経験談】D進をたった1度だけ後悔した理由

今回、あらためて「なんで自分はD進を(ほぼ)後悔することはなかったんやろか」と振り返り

D進を後悔しないために気を付けるべきチェックポイント」として整理しましたので、共有します。

この記事を読めば、どんなポイントに気を付ければ後悔ない選択ができるか、D進の決断に必要な視点が分かるかと思います。

悩める大学院生に、少しでも役に立てばうれしいです。

では、行きましょう!

この記事を読むメリット
  • D進の決断を後悔しないために気を付けるべきポイントが分かる
  • 実際に博士課程を修了した筆者の経験にもとづいた視点が得られる

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D進を後悔したくない人が気を付けるべきポイント 

早速、結論から行きましょう。

私がD進を後悔しないために気をつけておくべきだと思うチェックポイントは以下の7つです。

D進を後悔しないための7つの見極めポイント
  1. 周りの声に流されていないか  
  2. 研究活動にワクワクしているか
  3. 博士卒後の就活に見通しがあるか
  4. 収入>支出を無理なく確保できるか
  5. 先生との信頼関係はあるか
  6. 研究資金とテーマに見通しが立っているか
  7. ラボは居心地いいか

1つずつ説明します。

1. 周りの声に流されていないか

後輩の相談にもたくさん乗ってきましたが、結局これが一番大事だと思っています。

要は、「自分の心から『やりたい!』って思えてる?」ということです。

周りの意見にのせられただけでD進を決意するのは危ういかと…

たとえば、こんな感じですかね。

「教授が博士進学を勧めてくるから」

「成果が出てきたから」

「なんか、海外でも活躍できるっぽいから」

いずれにしても、”自分はどうしたいの?”が見えないと危険です。

自分の気持ちがのっていないと、ちょっと壁にぶつかっただけで「自分って本当にこれやりたいんだろうか」と迷走しやすいです。

D進か否かの前に、まずは「自分の人生どう生きたいの?どんな人生にしたい?」といった価値観を考えることが大事。

価値観は人生の方向性です。北極星みたいな。

私の場合は「ワクワクすることに没頭して、好奇心を満たし続ける」そんな人生にしたい。

だから、当時めちゃ楽しかった研究を続けられるD進という道を選びました。

>>【D進か就職か】泣くほど悩んだ末に凡人が博士課程に進学した3つの理由

D進とか就職って手段であって、生きる目的じゃない。

まずは価値観を自分に問う。どう生きれたら最高?って。

その上でやっぱり博士号が欲しいとか、D進したいと心から思えるんやったら、きっと壁にぶつかっても後悔する可能性は低くなるはずです。

2. 研究活動にワクワクしているか

これも同じくらい大事。

やっぱ、ワクワクのエネルギーってあなどれません

夢中になれる。周りなんかどうでもよくなる。だって、やってるだけで満たされるから。

自分が楽しくない日々を送ってたら(しかも薄給で)、そりゃ就職した元同期がキラキラして見えていたと思います。

私にとって実験はまるで遊びで、しなくていい予備実験とかしたり、暇さえあれば土日とかも実験してました。

没頭してたら自然と成果がついてきて、一層やる気が出るという正の循環が生まれていました。結果論ですが。

ま、当然苦手なことやツライこともあるんですけど、多くの場面でワクワクが勝るから嫌なことも乗り切れちゃうことが多かったです。

私が出会ってきた博士学生も、しゃべるだけで研究を目いっぱい楽しんでいるのがヒシヒシと伝わってくるような人が多かったです

3. 博士卒後の就活に見通しがあるか

博士修了後に企業への就職を考えている人は、自分の専門分野における博士学生の採用状況を把握しておくことも大切です。

就活時期になってから「自分の分野、博士人材の採用すくなっ」となると目の前が真っ暗になります。

D進を決める前に、まずは自分の分野における博士学生の採用状況をしっかり確認しておきましょう。

具体的に何をしたらいいかは、以下の記事で紹介しています。参考ください。
>>【博士の就活が不利な理由】D進を悩む学生が今すぐやるべき4つのこと

4. 収入>支出を無理なく確保できるか

お金に関する感覚は個々人で大きく異なるでしょう。

自分にとって「無理なく」クリアできるか、の見極めがキモです。

たとえば私の場合、D進すると「返済型奨学金 + RA・TA」もしくは「日本学術振興会 特別研究員(DC1)」で月約20万の収入になる見込みでした。

で、私は月20万円でも生きていけるくらい支出が少なかったので「うん、まぁいけるな」と思えました。

実際、学振のDC1が不採用だったので前者になりました

でも、人によっては月1で飲み会ないとやってられん、とか、バイトせなあかん、とかあるでしょう。

あとは返済型の奨学金にかんしても、借金は嫌だと耐えられない人もいるでしょう。

私も「DC1に落ちたら奨学金かぁ」と渋りましたが、結局は研究を続けたい気持ちが勝り、甘んじて受け入れました。

自分の許容レベルを見極めることが大切です。

5. 教授との信頼関係はあるか

教授との信頼関係も見過ごせないですね。

一番近くであなたをサポートしてくれる指導者なわけですから。

博士の場合、学術論文、博士論文などで、修士の時以上に教授の密なお力添えが不可欠です。

そんな教授との関係がよくないとすれば、かなりのストレスになるかと。

「あの教授の下で研究とかやってられん」とDを後悔する可能性が高まります。

私は進路に関して教授とお話を重ねるなかで、人としても研究者としても尊敬でき、この先生のもとで研究を続けたいと思いました。

とくにD進で別ラボに移ろうと考えている人は、教授当人とよく話し、ラボの学生できれば博士先輩に情報収集してみるのが良いと思います。

6. 研究資金とテーマに見通しが立っているか

まず、当たり前ですがラボの研究資金が少ないと満足いくデータが取得できないリスクが高まります。

私自身が好きな実験を好きなだけできたのは、教授が研究資金を獲得してくれていたからこそです。

D進に際しては、教授からあと3年は科研費が継続される旨を聞いていました、ホントに感謝です。

また、現時点で論文は出せていますか?あるいは出せる見通しがありますか?

成果の有無はメンタルの調子にとても影響します

それから博士の研究テーマの方向性(最低限、目的と研究アプローチ)は見えていますか?

まだ成果がない人はとくに大切な観点です。

進学時点では自信を持って説明できるほどになっていないと、進学した後で研究の意義みたいな根本のところで疑念が生まれかねません

その点、学振の申請書を作成することは大きな助けになると思います。

DC1の申請書であれば、例年M2の5月頃までに書き上げます

研究の意義や計画、論文執筆のマイルストーンを吟味たおかげで、少なくとも進学後にテーマ迷走する自体にはなりませんでした。

ということで、D進を決める前に研究資金とテーマの方向性について、ぜひとも先生と相談することをお勧めします。

7. ラボは居心地いいか 

結局、人間関係が大事なのは会社でもラボでも同じです。

私自身、先輩や後輩と雑談したり、すぐに頼れるスタッフがいる環境だったから、ストレス少なく過ごせていました。

もし、相性が悪い人がいたり、ピリピリしているメンバーがいたら、「ラボに行きたくねぇ」ってなってたと思います。

今一度、このラボであと3年過ごすことを想像して考えてみてください。

D進を悩んでいるM1の就活は効率が命

D進か就職かを悩んでいる人は、就活1本の人よりも効率性を高めることを本気で考えてください。

まず皆さんは、D進する可能性を考慮して、学校推薦枠はつかわず自由応募で就活することになるはずです。

学校推薦で内定をもらうと、基本的に辞退できないからです

比較的内定をゲットしやすい推薦枠使えない時点で、ひとつ覚悟が必要です。

そのうえで、就活シーズンのM1冬~M2春は学振の申請書作成時期と重なり、かなりヘビーです。

あとD進を悩んでいるほどなので、学会発表や論文執筆も並行するかもしれません。

そうなるとホンマに大変です。

私自身、学振、学会、論文、就活の4コンボでヒーヒー言ってました。

スカウト型の就活サイトや、就活過去レポサイト等にめちゃ救われました。

便利なサービスは使い倒してください。

理系の大学院生におすすめの就活サービスは下記の記事でまとめているので参考ください。

>>【博士学生必見!】修士・博士におススメする就活サイト8選

まとめ 

この記事では、私の経験もふまえながら、D進を後悔しないためのポイントについて紹介しました。

最後にまとめておきましょう。

D進を後悔しないための7つの見極めポイント
  1. 周りの声に流されていないか  
  2. 研究活動にワクワクしているか
  3. 博士卒後の就活に見通しがあるか
  4. 収入>支出を無理なく確保できるか
  5. 先生との信頼関係はあるか
  6. 研究資金とテーマに見通しが立っているか
  7. ラボは居心地いいか

他にも、ここチェックした方がいいよという意見がある人は、ぜひコメントください。

以上になります。

この記事が悩める大学院生の少しでも役に立てば幸いです。

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