今の世の中、生きづらい。
八方ふさがりな感じが苦しい。
そんな思いを抱えていませんか。
僕もかつて全く同じ悩みを持っていました。
大手メーカーの研究開発職で働いていた頃、
SNSでキラキラしている同世代を見るたび、「自分はまだ頑張りが足りない」と落ち込み、
会社では「将来が見えない」「このままで安心できる日は来るのか」と焦りと不安ばかり。
家族や友人にも心配をかけまいと悩みを隠し、「自分でなんとかしなきゃ」と必死に頑張るほど、どんどん苦しくなっていきました。
その結果、適応障害、うつを発症し、休職することに。
そこから、「なぜこんなに生きづらいのか」ということを、自分なりに考えてきました。
この記事では、僕自身の経験を交えながら、
- 今の社会が生きづらくなっている理由
- 生きづらさをゆるめるための4つのアプローチ
についてお伝えします。
なぜ今の社会はこんなに生きづらくなってしまったのか
今、私たちが感じている「生きづらい社会」の息苦しさは、社会構造や情報環境にも根本的な原因があると、僕は思っています。
大きく分けると、5つの要因があると考えています。
- 理由1.情報過多・他者比較(SNS・メディアの影響)
- 理由2.分断・孤立(コミュニティ希薄化)
- 理由3.経済・将来不安(負の報道の多さ)
- 理由4.過度な自己責任・“べき論”社会
- 理由5.仕事や日々の「無意味感」
以下でくわしく説明します。
理由1:情報過多・他者比較(SNS・メディアの影響)
SNSやネットには、「理想の自分」や「成功している人」の姿が次々と現れます。
でも、そこに映っているのは、その人の「いま輝いている瞬間」だけかもしれません。
それを見るたびに、「もっと頑張らねば」「まだ足りていない」と自分を責めやすい空気が広がっているんです。
僕も、SNSでキラキラしている同世代を見るたび、「自分はまだ頑張りが足りない」と無意識に落ちこんでいました。
でも、それはあなたの弱さではなく、比較しやすい情報環境が、自分の現状を受け入れにくくさせているんです。
誰かと比べることに慣れてしまうと、「今の自分でいい」と感じることが難しくなってしまう。
そんな構造になっているんです。
理由2:分断・孤立(コミュニティ希薄化)
核家族化が進み、地域のつながりも希薄になっています。
何かあっても「自分でどうにかしなきゃ」と、一人で抱え込むプレッシャーが増しているんです。
僕も、職場で困ったことがあっても、「迷惑かな」と思って人を頼れず、一人で抱え込んでいました。
でも、昔はもっと違ったかもしれません。
近所の人と日常的に会話を交わしたり、親戚がすぐ近くに住んでいたり、困ったときは自然に頼れる環境があった。
頼れる人が少ない環境が、孤立感を感じやすい状況を作っているんです。
あなたが「一人で頑張らなきゃ」と思ってしまうのは、その環境の影響もあると思います。
理由3:経済・将来不安(負の報道の多さ)
「老後2000万円問題」や「日本経済の停滞」、「大企業でも安定が保証されない」といった、将来への不安を煽るニュースが多く流れてきます。
そんな情報に晒され続けることで、慢性的な不安感やプレッシャーが心を圧迫しているんです。
「このままで大丈夫なのか」という不安が、常に頭の片隅にある状態になっている。
でも、考えてみてください。
不安を煽るニュースは、視聴率やクリック率を稼ぐために、意図的に「不安」をテーマにしている部分もあるんです。
負の情報に晒され続ける環境が、不安を増幅させている側面があるということです。
理由4:過度な自己責任・“べき論”社会
「失敗はすべて自己責任」というメッセージや、「三年は同じところで働くべき」「迷惑をかけるべきではない」といった「すべき」が多く、変化したり休んだりするハードルが高くなっています。
現状がつらくても、「自分で乗り越えるべき」と思い込みすぎて、追い詰められてしまう。
でも、本当にそうでしょうか。
人は本来、一人では生きていけない存在です。
助けを求めたり、休んだりすることは、人間として自然なことなんです。
でも、自己責任や「すべき」というルールを強調する社会の「空気」が、変化や休息を難しくさせている面もあると思います。
理由5:仕事や日々の「無意味感」
今の世の中、物質的には本当に満たされています。
ありがたいことです。先人たちが積み上げてくれたおかげです。
でも、それゆえに、「何のために働くのか」というところに思考が向かいやすくなっていると思うのです。
つまり、これだけ満たされてしまっているからこそ、自分が働く意味がよくわからなくなってしまう、
やりがいや意味の不在、「空っぽな感覚」が広がっていると思います。
周り大多数の流れにのっかって社会に出てきて、色んなこと我慢しながら頑張って働いて、働いて、働いて…
で、ふと「いったい何のためにここまで苦しんでいるのか、すでにそこそこ恵まれた暮らしができているのに」と思うんです。
働く意味、モチベーションが曖昧にもかかわらず、会社や社会からは「もっと成果を、もっと成長を」とはやしたてられてしまう。
もちろん自分でその声に乗っかる選択を選んでいるのは確かです。
でも、そういう自分の心の声と、社会の声とのギャップゆえに息苦しさを感じることも、生きにくさを覚える要因の一つだと思います。
生きづらさをゆるめるための4つのアプローチ
では、この生きづらさをゆるめるには、どうすればいいのでしょうか。
僕が考えるのは、以下の4つのアプローチです。
- 自分なりの「生きがい」や「意味」を問い続ける
- 他人の目や“べき論”と距離をとり、「自分軸」で選び・生きる
- 「今ここ」に意識を戻し、すでにあるものへ目を向ける
- 安心の土台を多層的に育てていく
それぞれ、くわしく説明します。
1. 自分なりの「生きがい」や「意味」を問い続ける
「自分は何のために生きるのか?」という問いを、自分なりに問い続けること。
社会や他人の基準ではなく、あなた自身が納得できる「心の動く瞬間」「なぜそれをやりたいのか」を大切にすることです。
でも、これは難しいことかもしれません。
「生きがい」なんて、なかなか見つからないと感じるかもしれません。
でも、完璧な答えを見つける必要はありません。
まずは小さな「心の動く瞬間」に目を向けてみるだけでいいんです。
朝のコーヒーを飲むときのほっとする瞬間、家族と過ごすときの安心感、自分の好きなことをしているときのワクワク。
そんな小さな感覚に気づくことの積み重ねが、「自分なりの生きがい」を見出すことにつながっていくんです。
より深く知りたい方は、>>人生の指針の見つけ方|生きる目的が明確になる4つの方法の記事で紹介しています。
2. 他人の目や“べき論”と距離をとり、「自分軸」で選び・生きる
SNSや周囲の目、社会の「~すべき」から少し離れて、あなたが本当に望む選択・判断・小さな行動を重ねていくこと。
でも、いきなり大きなことを変える必要はありません。
ほんの小さな「わがまま」から始めてみるだけでいいんです。
「今日は休みたい」と思ったら、思い切って休んでみる。
「この誘い、行きたくないな」と思ったら、断ってみる。
僕も、適応障害になった元職場へ復職してから、勇気を出して「すべき」を乗り越える練習をいっぱいしてきました。
たとえば、以前なら頼れなかったことでも「この仕事苦手なんです、教えてください」と相談できるようになりました。
やる前は不安でしたが、実際にやってみると、全然大丈夫で、意外とどうにかなったことがほとんどでした。
その「大丈夫だった」という体験の積み重ねが、自分軸で生きる人生へとつながっていくのだと思います。
参考記事:
>>いい人をやめて期待に応え続ける生き方から抜け出すたった一つの方法
3. 「今ここ」に意識を戻し、すでにあるものへ目を向ける
未来や他人との比較で消耗しがちな心を、「今日できていること」「今ある安心やつながり」に戻してあげること。
でも、これは簡単なことではありません。
「もっと頑張らなきゃ」「まだ足りていない」という気持ちが、ついつい頭に浮かんでしまう。
そんなときは、一度立ち止まって、「今、この瞬間に、何があるだろう?」と問いかけてみてください。
朝、目が覚めて、今日も一日を過ごせること。
家族や友人との小さな会話。
お気に入りの飲み物を飲む瞬間。
そんな小さな「今」に目を向けることで、足りないものではなく、「もう持っていること」に気づけるようになってきます。
4. 安心の土台を多層的に育てていく
“お金”だけで安心を得ようとせず、「暮らしの自給スキル」「人とのつながりの形成」など、複数の支えを持つことも意識したいと思います。
でも、いきなり大きく変える必要はありません。
小さな一歩から始めてみるだけでいいんです。
家庭菜園を始めて、少しずつ自給できるようになる。
地域のコミュニティに参加して、人とのつながりを育む。
自分を支えてくれた人に、感謝の気持ちを伝える。
そんな小さな積み重ねが、安心の土台になっていくんです。
僕も、家庭菜園を始めてから、「食」についてはかなり安心感を持てるようになりました。
「もうこれからは”食”についてはどうにか自分で生み出していけそうだ」という感覚が、心の余裕につながっているんです。
>>頼れるのはお金だけ?人生に本質的な安心をもたらす4つの自給力とはの記事で、くわしく紹介しています。
まとめ
この記事では、「生きづらい今の社会」の正体と、そのゆるめ方について、僕自身の経験を交えて書きました。
今、私たちが感じている「生きづらさ」は、社会構造や情報環境にも根本的な原因があります。
「生きづらさ」は、あなたの弱さではないんです。
「自分なりの生きがい」や「自分だけの安心」を見出すことで、きっと少しずつ、息苦しさは和らいでいきます。
今すぐ大きな変化を感じられなくとも、大丈夫です。
完璧を求めず、まずは小さな一歩「自分がどうしたいか」に耳を傾けることから始めてみてください。
きっと、生きづらさを少しずつゆるめていけるはずです。
それでは、今日は以上です。
読んでくださり、ありがとうございました。
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