こんにちは。
僕は愛知のとかいなかで、ほぼ米づくり初心者の仲間4人とともに、人生で初めてお米づくりに挑戦しています。
今回は、稲刈りをどうするか問題について、そもそもどんなやり方があるのか、その選択肢について僕の経験を踏まえたお話をします。
この記事を読めば、どういう方法論があるのか、それぞれのメリットデメリットや、選ぶときの判断指標についてヒントを得られると思います。
稲刈りをする方法
稲刈りをするやりかたは大きく3つあります。
- 手鎌で刈り取り
- 農機具のレンタル
- 専門業者に委託
手鎌で刈り取り
機械をつかわずに、手鎌をつかって自分たちの手で稲を刈り取る方法です。
↓こういうイメージです。

一番安上がりなのがメリットですが、デメリットは体力と時間が最も必要な点です。
田んぼの広さにもよりますが、僕らは1.6反の内、0.3反を参加者を募集してのイベント形式での手刈りすることにしました。
手刈りは結構な重労働です。一度、動画などでイメージされるとよいと思います。
それから、手刈りした場合、稲は”はざかけ”というやり方で乾燥させることになります。
↓こんな感じの。

骨組み資材の準備や組み立てなどの労力もかかってくるので、そこまでを考慮して、どうするか決めます。
農機具のレンタル
2つ目のやり方は、農機具をレンタルして、自分たちで実施する、というやり方。
何をレンタルするかといえば、「バインダー」か「コンバイン」になると思います。
バインダーは、刈り取りと、刈り取った稲を束にしてくれる手押し式の農機具です。
そして、バインダーの場合、その後はざかけが必要で、それは手刈りの時と同様に、自分たちの手ですることになります。
コンバインは、刈り取りと脱穀(稲わらから籾を取る作業)を自動でやってくれる機械です。
はざかけをする必要なく、あとは乾燥と籾摺りをすれば玄米ができあがります。
コンバインが最も楽ですがかかる料金も多くなります。
バインダーレンタルは労力も価格も手刈りとコンバインレンタルの中間になります。
農機具のレンタルはJAやそのほか民間の業者が取り扱っていることがありますので、ネットやJA窓口で聞いてみてください。
僕らの地域ではこれらを扱うレンタル業者はありませんでした。
もしかすると、地域の農家さんが個人的に貸してくれたり、「もうおいらが君たちのところも刈り取りやってあげるよ~」のパターンもあるかもしれません。
専門業者に委託
最後は、地域のJAや民間業者に稲刈りを委託する方法です。
業者に委託するときは大体コンバインでの刈り取り&脱穀をお願いすることになります。
一番お金がかかりますが、手間は一番少なくなります。
稲刈委託した際は、そのまま同じ業者に乾燥と籾摺りまで委託すると、業者の乾燥場まで籾を運搬してくれると思います。
一方で、別業者に乾燥、籾摺りを委託する場合は、田んぼで刈り取り&脱穀までしてくれた籾をその場で受け取るために、
フレコンバックみたいな大きな袋と、それを乾燥業者まで運版するトラック(軽トラなど)の準備が必要です。
稲刈りと乾燥・籾摺りを別業者に委託するケースとは?
そもそも、どういうときに稲刈りと乾燥・籾摺りを別業者に委託するケースが発生するのかといえば、
自分たちで作ったお米と、他の田んぼのお米をごちゃまぜにしたくない時に、そういうケースが発生しうるのです。
まさに僕らがそうでした。
地域の田んぼでのコンバイン刈り取りや乾燥、もみすりは、そのエリアのJAさんが一括で請け負っていて
いろんな田んぼのお米をいっしょくたにして乾燥、籾摺りまでやってしまいます。
そうすると、もう”自分たちのお米”を食べられなくなります。
なので、もしそういう願望がありつつも、JAさんに稲刈りをお願いするしかない場合、
乾燥と籾摺りは個別に対応してくれる他の業者にお願いするしかありません。
もし、それが面倒くさい場合は、コンバイン刈り取り、乾燥、籾摺りを他のお米と混ぜずにすべて行ってくれる委託業者を見つける必要があります。
ただ、業者が田んぼから遠いと、コンバインの輸送などが困難という理由で断られがちなので、これはもう運次第、ということになります。
(僕らは距離的な理由で断られたので、なくなく、JAさんと別業者の組み合わせで委託することにしました)
まとめ
ということで、この記事では稲刈りの方法について、3つ紹介しました。
- 手鎌で刈り取り
- 農機具のレンタル(バインダーorコンバイン)
- 専門業者に委託
順に、価格は高くなりますが、手間が減りラクにできます。
どれを選ぶかは、メンバーの数、予算、お願いできる業者や知人の有無によって異なると思います。
いずれにしても、僕らみたいな初心者での米づくりは、早め早めに動くことをおススメします。
もしわからない場合、地域のJAさんに相談して聞いてみるのがいいと思います。
僕らはめちゃくちゃお世話になりましたし、僕らが初心者だけのメンバーということで、少し目をかけてくださりましたので。
ではでは。
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