菌ちゃん農法のプランターで小玉スイカって栽培できるんでしょうか…?
菌ちゃんプランターでスイカの垂直栽培をやってみたいだけど…
今回は、こんな声にお応えします!
こんにちは。
僕は愛知県のとかいなかでゆるく自給自足を実験している家庭菜園2年目の30代パパです。
今年から、菌ちゃん農法でプランターや畑で色んな野菜の無肥料・無農薬栽培も始めました!
みてくださいコレ!!


これ、プランターの菌ちゃん農法でつくった小玉スイカです!
マンション2階のベランダで、初挑戦した小玉スイカ!初収穫できました^^
今回は、菌ちゃん農法のプランターで小玉スイカを垂直栽培(空中栽培)した栽培記録と、
初心者が実際に栽培してみてわかった栽培のポイントについて共有したいと思います!
小玉スイカの菌ちゃんプランター栽培記録・総集編
まずは小玉スイカの栽培記録をダイジェストで紹介したいと思います!
5/9 植え付け&支柱組み
仕込みからやく2か月たった、菌ちゃんプランターに、買ってきた苗を植えました^^

👇ちなみに、土表面には、こんなかんじで白い糸状の菌ちゃんが増えていましたよ~!

スイカを垂直方向に育てるため、支柱をティピ型に組みました↓

今後、伸びてきたツルはこの支柱をぐるぐるらせん状に誘引しながら天空方向へ育てていきます。
実ができたら、支柱てっぺんから麻ひも籠をぶらさげ、その中に実を包み入れて、ブランコのように吊るす、そんなイメージをもっていました。
あと、乾燥好きのスイカの横に、水好きなバジルを植えました、相性いいかな~って。
(結論、バジルはなかったほうが、もっとスイカの実が大きくなっていたかな~と後悔しました、笑)

植え付けの詳細なやり方は以下で紹介しています^^
5/17 初誘引
植え付けから8日後。つるが伸びてきたので、麻ひもで支柱に誘引し始めました。

6/1 ツルがのびてきた
👆から14日後。植え付けから22日後。
だいぶツルがのびてきました。

支柱をぐるりと半回転ほどするくらいになっています。
支柱に誘引したり、支柱間に新たに麻ひもをピンとはって、そこにツルを結び付けて誘引したりしています。

6/14 人工受粉1回目
👆から13日後。植え付けから35日後。
雌花が咲いていました^^ 花の下にふっくらとしたスイカの赤ちゃんがいますね。

雄花をひとつ摘んで、花をとり、雄しべをめしべにこすりつけて、受粉させてあげました。
ちなみに、これ、人生初の人工受粉です(笑)

しかし、この人工受粉はあえなく失敗に終わりました(後日、雌花が枯れていました…)
6/18 人工受粉2回目
👆から4日後。植え付けから39日後。またしても雌花が咲いていました!
2度目のトライ!

まず、雄花の選定から。指で雄しべをちょんちょんして、ちゃんと花粉がつくかチェック。

👇うん、花粉がついています!この雄花ならいけそう!

👇雄花の花をむしって、めしべにぐりぐり。

これにて人工受粉、完了!

6/30 実が大きくなってきた!
👆から12日後。植え付けから51日後。

人工受粉成功!実が大きくなってきました!
あと、当初は実ができたら麻ひも籠を支柱てっぺんからつるす予定でしたが、
そんなことしなくても、プランターに直置きでいけました(笑)
コストカットできた(笑)結果オーライです。
結局、今年できた実はこの一つだけでした~。ホントは3個くらい作りたかったんですけどね…
タイミングよく雌花が元気に咲いてるのを見つけるのが難しかったんです…
7/19 収穫!
👆から19日後。植え付けから70日後。人工受粉から31日後です!

手のひらサイズの小さめの小玉スイカがとれました^^

栽培のポイント
プランターサイズは「60型・深さ45cm」でOK!
初めての小玉スイカのプランター栽培で不安でしたが…
コーナンで買った👇の幅約60cm×奥行約31cm×高さ38cmの大型プランターで問題なく育ちました!
菌ちゃん農法のプランター栽培では、深さ30cm以上の大型プランターが推奨されています。
僕がつかった👆のコーナンのプランターであれば、菌ちゃんのエサとなる落ち葉などの有機物もたっぷり入れることができましたし、
土も45Lとたくさん入って根張りもよかったのか、ぐんぐん成長してくれました。
日あたり&風通りよい場所で管理!

マンションのベランダ栽培でも、スイカはしっかり日当たりが確保できれば育ちました。
わが家では11時以降からよく日が差し、風も適度に抜ける場所にプランターを設置しました。
風通しが良いことでとくに異常な病気も出ず、元気に育ってくれました。
コンパニオンプランツはしない方が無難かも

今回僕は、同じプランターに、バジルも一緒に植えて育てました。
バジルは水をたっぷり吸ってくれるので、乾燥好きのスイカと相性がいいかなと思ったからです。
ですが、結論、小玉スイカは単独で育てたほうがよかったかなと思っています。
なぜなら、そこまで実が大きくならなかったからです。
バジルがいたおかげで、小玉スイカがそこまで根を張れなかったことも、一要因なんじゃないかとにらんでいます。
バジルも30cmくらいの大きな背丈に育つ野菜ですので

来年は、コンパニオンプランツをせず、スイカだけで育ててみたいと思います!
人工受粉はマンション栽培では必須!

屋外の畑と違い、マンションのベランダでは虫が少なく、自然受粉は期待できません。
今回は、雄花を切り取り、花びらをとった状態で雌花にちょんちょんと花粉をつけて人工受粉しました。


朝9時ごろがちょうど花が開いている時間帯で、うまく受粉できたようで、その後ぐんぐん実が育っていきました^^
180cmの支柱をティピ型に組んで垂直栽培

せまいベランダで省スペース栽培するべく、今回は、支柱をつかった垂直栽培にトライ!
植えつけと同時期に、180cmの支柱をティピ型(3脚or4脚)に組み、
成長と共に、支柱に誘引したり、支柱間にを麻ひもを張り、そこにツルを這わすように誘引して育てました。


しっかり固定すれば倒れることもなく、ツルも上へ上へと伸びてくれて、空中栽培スタイルで育ってくれました!
酷暑だったので毎日水やりが必要に!
水やりは5月は雨水だけでしたが、6月に入って気温が上がってきたら2日に一回ほど。
とくに6月中旬以降は30℃を超える猛暑が続き、毎日、朝の水やりは欠かせませんでした。
プランター栽培は地植えに比べて乾きやすく、いくら乾燥好きなスイカといえど、さすがに連日水をやらないとしおれていました。
夜はあまり水をやらず、基本は朝の一回で対応しました。
菌ちゃん農法では、菌ちゃんが水びちゃびちゃで死滅しないよう、
水やりは全体にまんべんなくするより、黒マルチの穴をあけた一か所に、ガッと集中して水を注ぎいれる方法が推奨されています!
僕も、小玉スイカ株元と、混植したバジルの株元に、1日おきに交互に水やりをしていました!
菌ちゃんは、水びちゃびちゃにすると死滅するリスクがあるのです
肥料なし!農薬なし!菌ちゃんスタイルで◎

菌ちゃん農法の基本に忠実に、土づくりの段階でいれた落ち葉などの有機物以外、肥料・堆肥などは一切使っていません。
農薬ももちろん不使用。つまり、無肥料・無農薬!
かかったコストは苗代のみ!(あ、もちろんプランターなどの資材は初期コストになりますが、笑)
最初から最後まで、糸状菌などの菌ちゃんたちの力でスイカが育ってくれました。
収穫したスイカも、とても甘くて感動しましたよ~^^
追肥はなし!

プランター栽培では「追肥が必要では?」とよく言われますが、今回は一切追肥していません。
これこそ菌ちゃん農法の特徴!
基本的に、最後まで元気で、窒素過多のような症状もありませんでした^^
生育後半は、時期的なものなのか、葉っぱが一部枯れてきましたが、そこまで問題なかったです!
摘果なし!人工受粉に成功した1個だけの収穫!

今回は2つの雌花に人工受粉をトライして、内、1つだけ成功して実が大きくなったので、その1個に全集中して育てました。
ホントは3個くらい実をつけてほしかったのですが、元気に咲いている雌花をタイミングよく見つけられなくて…
1株につき1玉だけの結実でしたが、そのぶん栄養が集中したのか、その分甘さはgoodでした^^
収穫の目安はすぐそばのツルが枯れたら!

スイカの収穫タイミングは身に近い巻きツルの枯れ具合で判断します。
上の写真のように、実がついているところにある巻きヅルが茶色く枯れていたら収穫の頃合いです。
人工受粉から約30日でした。
実を手で軽く叩くとポンポンと響くような音が!
収穫後に切ってみたところ、中までしっかり赤く、糖度もばっちりでした!

まとめ|菌ちゃんプランターでも小玉スイカが獲れる!
ということで、今回は、菌ちゃんプランターでの小玉スイカの栽培結果と、栽培ポイントについて紹介しました!
僕自身、初めてのスイカ栽培でしたが、1個おいしい実が獲れました^^
ぜひ皆さんもおためしあれ~!
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