【辞めたいけど申し訳ない】育児と仕事の両立に悩む妻に、仕事で病んだ夫が5分語りました

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息子の変化に胸が痛む日々

最近、2歳の息子が、朝や夕方になると不安定になるようになりました。

僕が復職に向けた準備を進めていることもあり、

保育園の預かり時間が少しずつ延びている。

その変化を、彼なりに敏感に感じ取っているのかもしれません。

朝、妻が仕事に出かけるときには、大泣きして見送る。

夕方、僕と家に保育園から帰ってきても

まだ妻が帰っていない様子に「ママ……」と涙ぐむ。

そしてようやく妻が帰宅すると、ほっとしたようにしがみつき、「ママ、ママ」と抱っこを求める。

妻がほんの少しトイレに立っただけでも、泣いてしまうほどです。

僕の胸も痛みますが、妻のほうが、もっと痛みを感じているはずです。

妻が辛そうだ…

妻は幼稚園の先生。

保育の現場で、日中はたくさんの子どもたちと関わり、抱っこもしている。

なのに、一番大切にしたいはずの自分の子供と、十分に関わってあげられない。

朝はばたばたと準備に追われて、だっこ~とせがむ息子になかなかかまってあげられない、

帰ってきてからも、心も体も余裕がなくて応えきれない。

そんなもどかしさに日々葛藤している様子が、僕にも伝わってきます。

疲れていても、息子は容赦なく甘えてくる。

その姿にイライラしてしまったり、僕に対してもつい不満が出たりする。

本当は僕の家事にも感謝したいのに、できていない部分ばかりが目に入ってしまう、と。

妻は最近、ずっと悩んでいました。

そんな妻が、ぽつりと漏らしました。

「もうすぐ1学期が終わるんだけど、そのタイミングで辞めようか迷ってる」

実は妻は、今年4月から、新しい職場で働きはじめたばかりです。

当時、まだ復職を決めあぐねていて先行きの見えなかった僕の今後も見かねて、

待遇のよい幼稚園に転職してくれていたんです。

でも、家庭の状況も、子どもの様子も、そして自分の心のゆとりも、かなりギリギリの状態であることは明らかでした。

「子どもが不安定になってきてるのも感じるし、もっと関わってあげたいって思う。でも、ここで辞めたら職場の人に迷惑がかかるって思っちゃって……。それが申し訳なくて、自分の気持ちにフタをしちゃいそうになる」

その言葉を聞いたとき、僕は、痛いほど気持ちがわかりました。

なぜなら、僕自身も「他人にどう思われるか」を気にしすぎて、メンタルダウンした身だからです


でも、メンタルダウンしてから、いろんな本を読み考えるにつれ、

そんな僕も、少しずつですが「物事の見方」が変わってきた感覚があったので、

ちょっと、妻に言ってみました。

「ほんまに、申し訳ないなんて思う必要ないと思うで」

自分が辞めたら誰かに迷惑がかかるかもしれない、それはたしかに、ほんまにその通りの事実がおきるかもしれん。

でも、「自分が辞めたおかげで、誰かが新しい可能性に気づく」ことも起こるかもしれない。

たとえば、妻が辞めたことで、同僚のAさんが忙しさのなかで効率的な働き方に目覚め、

これまで以上に充実した暮らしができるようになるかもしれない。

あるいは、職員の入れ替わりによって、園の運営体制が見直され、もっと働きやすい環境に改善されるかもしれない。

そして園の業績も上がり、”良く”なるかもしれない。

さらに言えば、その変化が、数年後、数十年後、子どもたちの成長環境にポジティブな影響をもたらす……なんて未来だって、あるかもしれない。

いや、もしかしたら、もっとその先には、

「”幼稚園で教育する”なんて、過去の人たちは、なんて愚行をやっていたんだ」

と語っている未来があるかもしれない。

つまり、計り知れない。未来なんて。

自分の”この選択”が、世界にどういう影響がもたらされるかなんて。

僕らは、つい、自分が想像しうる「悪い結果」にだけ目を向けてしまいがち。

誰かに迷惑をかけてしまう → それは悪いことだ → だから、自分の本音は後回しにすべき

という、ある意味「固定化された思考」に縛られてしまう。

でも実際には、何がどう転ぶかなんて、はかり知れないし、

そもそも、良い、悪いなんて、時代とともに移り行く価値基準。

自分の言動が、ドミノ連鎖的に、何かのできごとに続いていくのは事実だろうけど、

でもその事実が、どう捉えられるのかは時代やその人次第で、もうどうとでも言えてしまう。

もし、妻がここで「やっぱ辞めない」と決めたら、それはそれで、誰かの不幸につながる可能性だってある。

だから、もうええやん。

だったらせめて、自分の心の声を優先したらええんじゃないかな。

「今の私にはムリ」と思うなら、その気持ちに正直でいていい。

だって、どうせ、未来がどうなるかなんて計り知れないし、どうとでも捉えられてしまうんだから。

「だから、申し訳なさなんて、感じなくていいと思うよ」

いつの間にか、いつも将来を悩んでしまう小心者な自分自身を納得させるかのように話していました。

とはいえ、

内心、きまったーー、と思いながら妻の様子をうかがうと、

妻はソファで寝かけていました。

話が終わったと気づき、目がパッと開き、

「うん、ちょっと楽になったわ、おやすみ」

と言って、目をこすりながら行ってしまいました。

明日は日曜日。

僕ももう寝ます。

p.s. 翌日、妻はミセスの曲を聞いて涙を流して「めちゃ元気でたわ」と言っていました。これからはミセスさんに妻を支えてもらいます。

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