こんにちは。小心者ハカセのただなおです。
博士ってインターンシップに参加したほうがいいかな…就活に有利になるとか聞くけど実際どうなんだろ…
博士の先輩たちの参加状況を参考にしたいなぁ…そもそもインターンシップ情報ってどうやってゲットするんだろう…
今回はこのような悩みにお答えします!
博士課程の学生は研究が忙しく、インターンシップに参加するべきかどうか悩ましいとことですよね。
今回はいくつかのデータを参考しながら、博士学生のインターンシップ参加状況や、就活で有利になるのか、どこでインターン情報を入手するのかなど解説していきます。
では行きましょう。
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インターンシップの種類
インターンシップには実施内容や期間、主催が大学なのか企業なのかなどに応じて、いくつか種類があります。
ざっと挙げると以下の種類があります。
- セミナー型インターン:企業PRがメインの1、2日程度の超短期インターン
- プロジェクト型インターン:学生チームで新規事業提案や商品企画などの課題に取り組むなど、1週間程度でビジネスを疑似体験できる
- 就業体験型インターン①:数週間~数ヶ月間、企業で実際の実務をこなす
- 就業体験型インターン②:大学が企業と連携して授業プログラムの一環として実施する、数週間~数ヶ月のインターン(大学の単位となるものも含む)
- ジョブ型研究インターン:博士学生を対象とした文部科学省主導の長期インターン(2カ月以上、有給あり)。大学の単位とすることができる
同じ企業でも短期と長期のものが別々に用意されていることも多く、内容も日数によって異なることがほとんどです。
また研究開発職向けの就業体験型インターンでは、ひとつの企業の中で研究テーマがずらりと用意されており、テーマごとに応募する形式のものもありました。
博士のインターンシップ参加率
博士人材追跡調査ー第4次報告書ーによると、博士学生全体の13%がインターンシップに参加しています。
課程学生に限ると15.7%のようです。
専攻分野別の参加率は、工学系(24.4%)、理学系(16.8%)、農学系(14%)の順に高く、工学分野が4人に1人の割合で参加しています。
対して保健や人文、社会系の博士学生はそれぞれ7.1%、5.9%、10.7%とさらに低い割合となっています。
インターンシップの受け入れ先ランキング
博士人材追跡調査ー第4次報告書ーによると、インターンシップの受け入れ先は博士全体でみると
1位:民間企業(49.8%)
2位:大学等(23.4%)
3位:公的研究機関(17.1%)
4位:非営利団体(6.5%)
5位:個人事業主(0.1%)
となっています。
専攻分野別だと下のグラフのようになるようです。
工学系と理学系の約6割が民間企業のインターンで、他の分野と比べても最も高い割合ですね。
農学系や保健系では民間企業だけでなく大学等へのインターンシップ率も高くなっているようです。
公的研究機関へのインターンシップ参加率は、理学、農学、保健、人文系でざっくり2割、工学系では14%、社会系では9.7%となっています。
工学系や理学系だとやっぱり民間企業が多いんだね
そうですね。工学系の私も民間企業のインターンシップに参加しました
何社のインターンシップに参加しているのか
インターンシップ参加者は何社ほど行っているのか気になるところです。
これについてはPh.Discoverの記事にて紹介されている株式会社アカリクがとったアンケート結果を参考すると、最も多いのが1社(23.5%)のようです。
次いで、2社と3社という回答が同率で10.3%となっています。
ちなみに同アンケートによると学士・修士の場合だと、1位が2社(14.2%)、2位が10社以上(13.6%)、3位が4社(12.5%)となっています。
(参考:Ph.Discover「2024年卒博士学生の就活動向について(株式会社アカリク)」)
参加したインターンシップの期間
それでは、インターンシップの参加者はどれくらいの期間参加しているのでしょうか。
博士人材追跡調査ー第4次報告書ーによると、1週間~1か月、1か月~3か月がそれぞれ25%、約8割の人が半年未満のインターンシップとなっています。
博士の場合、研究進捗への影響も考慮しなければならず、1週間~3か月くらいがちょうどよいと考える人が多いのだと考えられます。
インターンシップの参加理由
博士人材追跡調査ー第4次報告書ーによると、インターンシップの参加理由については、以下の通りとなっていました。
- 将来の仕事・職業として関心があった(57.7%)
- 指導教授、先輩、親など、人に勧められた(34.5%)
- その企業・大学に就職するのに有利だと思った(22.8%)
- 楽しそうだと感じた(22.8%)
- その他(11.7%)
- 報酬がもらえることに魅力を感じた(7.1%)
- 通勤しやすい(1.9%)
大学で研究しているだけわからない、ビジネスや企業における研究開発やその他の仕事を実際に体感したいと考えている人が多いことがうかがえます
就活で有利になると思って参加した人も一定数いるようですね。
私は、就活で有利になることをねらってのインターン参加でした
インターンシップ参加は就活に有利なのか
では本当にインターンシップは就活に有利に働くのでしょうか。
とくに企業主催のインターンシップ掲載情報ではよく「本選考とは関係ありません」という記載を見ますよね。
あれは本当なのでしょうか。
これに関して、アカリクの記事で「インターンシップ参加後の企業からのフォローについて」アンケートがとられていました。
その結果では、約6割の人が「参加者だけの選考案内が来た」と回答しています。
私が知る限りでは、一般応募者よりも早い時期に選考が進んだり、一次面接をスキップしてくれたりするなどの優遇処置があるようです。
この結果から、インターンシップに参加すれば選考が有利に進む可能性は高くなるといえそうです。
ただし全ての企業で有利になるわけではありません。
参加者限定の選考ルートの有無はunistyleなどの過去就活生の口コミで見ることができます。
ちなみに私がインターンシップに行った企業(精密機械業界)も、参加者は早い時期に選考がはじまり、内々定をもらえた時期も早かったです
インターンシップ先に就職しているのか
インターンシップに参加した企業に就職している人はどれくらいいるのでしょうか。
博士人材追跡調査ー第4次報告書ーによると、参加者の79%が就職しなかったとのことのようです。
就職しなかった理由の1位が「もともと志望していた就職先ではなかった」で約半数を占めています。
そのほか、「同業種の別企業に就職した(13.7%)」、「選考に落ちた(12%)」などが挙げられています。
私はもともと第一志望のインターンシップに参加し、そのまま本選考に応募、縁あって内定をいただけました
博士はインターンシップに参加するべきか
過去の博士の実態はわかったよ…でさぁ、結局ボクはインターンシップに行ったほうがいいのかなぁ?
私の結論は『明確な目的があるなら参加するべき』です。
たとえば、「ジョブ型インターンでビジネス世界での研究開発を体感したい」、「第一希望の企業の内定率を高めたい」など、強い動機があればよいと思います。
とくに、すでに強く志望する企業があるのなら、本選考で優遇されるメリットを狙って参加することをおススメします。
個人的には、第一志望企業の1~2週間のインターンシップに絞って参加するのがおススメです。
研究への影響を最小限にしつつ参加者限定の本選考ルート案内も狙え、いいとこどりできる方法かなと思います。
あまりお勧めできないのは、なんとなく企業の情報を集めるための参加、第2志望群以下の持ち駒を増やすための参加です。
単なる情報収集なら、企業HPや企業口コミサイト、OB訪問など、インターンよりも短時間でより濃密な情報を得られる手段を選びましょう。
>>【8つの用途別に紹介】理系の修士・博士学生におススメする就活サービスまとめ
また、第2志望群以下のインターンに持ち駒を増やす目的でわざわざ参加するのも、コスパが悪いと思います。
それなら早い時期にスカウト型の逆求人サイトのプロフィールを充実させて、自分の専門性を求める優良企業との出会いの数を増やしたほうが賢明です。
>>理系の修士・博士学生がスカウト就活サイトを使うメリットとデメリット
私は逆求人サイトの面談オファーをきっかけに今勤める企業にであい、インターンシップに参加し、そのまま縁あって内定につながりました
インターンシップ情報の集め方
インターンシップ情報の集め方は大きく4つあります。
大学のキャリアセンター、HP、掲示板、案内メール
大学のキャリアセンター、HP、掲示板、大学からのメールなどでインターンシップ情報を入手することができます。
大学を通じて応募できるものには、官公庁や自治体で開催されるインターンシップや、一部民間企業のモノもあります。
理系院生向けの就労型インターンシッププログラムについても、説明会や研究テーマは基本的に大学からのメールで確認していました。
大学を通じて応募するインターンシップは大学ごとに応募方法が異なりますので、大学HPや説明会で確認しましょう。
就活情報サイト
求人サイトやスカウト型の逆求人サイト、インターンシップ情報に特化した就活サイトを活用すれば、幅広い業界・業種のインターンシップ情報を入手できます。
以下では、各就活サービスの特徴とおススメサイトを掲載していますので参考ください。
求人サイト
求人サイトでは、あらゆる業界の企業の求人情報とともにインターンシップ情報も入手することができます。
業種や、勤務地、実施日数などのカテゴリー別にインターンシップを検索することができるので、自分の希望に合った情報をサクッと手に入れることができます。
また、気になる企業を『検討リスト登録(サイトによって呼び名は変わります)』などでお気に入り登録しておけば、インターンシップ情報が更新されると通知が来るためいちいち企業HPを確認する手間が省けて便利です。
博士におススメする、インターンシップ情報が入手できる求人サイトは以下3つのサイトです。
逆求人サイト
逆求人サイトは、プロフィールを登録すると自分に興味を持った企業からスカウトがくる就活支援サービスのことです。
スカウトの中には、選考オファーだけでなく、インターンシップのオファーをゲットすることもあります。
企業を探す手間が省けるほか、スカウトきっかけで企業選びの視野が広がる、マッチ率の高い企業からスカウトがくる、選考カットの特別オファーをもらうこともあるなど、インターンに限らず就活全般で大きなメリットを享受できます。
ここではインターンシップオファーの獲得も狙える、博士におススメする4つのスカウトサービスを紹介します。
逆求人サイトでオファーをもらうためにはいくつかのコツがありますが、なによりもまずは企業人事の目にとまるよう早い時期にプロフィールを埋めておくことが重要です。
>>理系の修士・博士学生が逆求人就活サイトでスカウトをもらう6つのポイント
インターンシップ情報サイト
インターンシップ情報サイトとはその名の通り、あらゆるインターンシップの情報が網羅されているサイトのことです。
おススメのインターンシップ情報サイトは、インターンシップガイドです。
インターン情報に特化した国内唯一のインターン総合サイトであり、掲載企業数は日本最大。
長期/短期や都道府県、業界や職種、そのほか企業規模などの条件検索することで自分好みのインターンシップ情報を効率よく集めることができます。
企業HP
気になる企業がある場合、その企業HPからインターンシップ情報が出ていないか確認することができます。
企業によっては複数のインターンシップを開催していることもあります。
参加したいインターンシップがあれば、そのまま企業採用ページに登録すればOKです。
インターンシップの選考対策ができるサイト
インターンシップにももちろん選考があります。
企業PRがメインの1~2日開催の短期インターンシップはそこまで厳しくありませんが、就業型の場合は本選考同様のES、面接があることがほとんどです。
なめてかかると結構落とされます。
私も第一志望群の別企業は普通に落とされました。初めてのインターンシップ応募だったけで、どうせ受かるだろうと対策を適当にやっていたことが原因でしたね…
ここではインターンシップの選考対策ができるサイトを紹介します。
これら二つのサイトでは、過去の先輩たちがうけたインターンシップのESや面接に関する口コミを企業ごとに見ることができます。
ESの記載事項や先輩の解答、面接で聞かれたことや回答、面接が何回会って各回どのような雰囲気だったのかなどの細部まで載っています。
これらの過去レポサイトを活用することで、入念な選考対策が可能となります。
最後に
博士の就活は基本的に研究と並行になるため、効率性と早めの準備がカギです。
インターンシップにしても早めに情報を集め、対策を始めることを心がけてくださいね!
>>博士の就活はいつから?何から始める?博士の就活時期や注意点を徹底解説
以上となります。
この記事が悩める博士にとって少しでも役立てば幸いです。
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