博士課程を中退すると就職は厳しい?就職したい人がやるべき3つのこと

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就職活動

こんにちは。小心者ハカセのただなおです

最近博士課程の研究がつらくて、中退も視野に入ってきたんですけど、就職できるのかなって不安で…

博士課程に進んだものの、さまざまな理由で中退を検討する人は意外と多いとおもいます。

実際、博士の中退者率は8.79%で修士の中退率5.13%よりも高く、国公立大学だけでも年に2000人以上もの人が博士課程を中退しています

>>博士課程の中退は多いのか?博士の中退率と中退理由について

この記事では

  • 博士課程を中退すると就活に不利になるのか
  • 中退して就職したい博士学生がまずやるべき3つのこと

について説明したいと思います。

この記事が役に立つ人
  • 理系博士課程の中退を悩んでいる人
  • 博士課程を辞めての就活に不安を抱えている人

博士を中退しても、しっかりと準備をすれば就職はできます!

結論:博士の中退はかならずしも就職に不利にはならない!

結論は、『必ずしも博士中退しての就職が不利になるとは限らない』です。

博士課程中退後の就活が厳しくなるかそうならないかは人によってかなり変わります。

というのも、詳細は後述しますが、今の年齢や専攻分野、志望業界と自分のスキル習熟度などによって採用率が変わってくるからです。

また近年は、卒業してから3年以内なら既卒枠でなく新卒枠として応募できる企業も数多くあります

たしかに中退をしているため、採用してもすぐ辞めるのではと人事に思われやすく、ストレートの新卒よりも就活のスタートラインが後ろにあるかもしれません。

しかしながら、博士課程を退学して就職するのに前向きな理由があり、会社でも意欲的に働く意思を示すことが出来れば就職できないことはありません。

そもそも、博士課程まで進んでいるという時点で、あなたは修士課程まできっちりと修了している実績を持っています。

令和4年3月卒業者の学歴別割合:令和4年学校基本調査をもとに作成

上の図で示すように、修士課程以上を修了している大学生はわずか13%しかおらず、あなたが上位13%の高度人材であことには変わりありません。

ゆえに自分の軸を定めて、中退の理由をきちんと説明できれば、きっと自分が納得いく企業に入社できます。

中退する自分なんか…と弱気になりがちですが、修士を出ている時点で素晴らしい経歴の持ち主です。自信を持って大丈夫ですよ!

就職のしやすさが人によって異なる理由

それでは、ここからは、中退者の就職のしやすさが人によって異なる理由について説明していきたいと思います。

一つずつ見ていきましょう。

①年齢が若いほうが有利

一般的に就職活動では年齢が若いほうがポテンシャル採用枠で取ってもらいやすいため、就職には有利になります。

特に、修士と博士の違いに着目した場合、企業が研究開発職として採用した人材の学歴をみると

  • 修士卒を採用した企業は69.6%
  • 博士卒を採用した企業は16.3%

となっており、同じ大学院生でも修士卒のほうが採用率は高くなっています(参考:文部科学省「民間企業の研究活動に関する調査報告2022」)。

企業として尖った専門性をもつ30歳手前の博士を雇うコストよりも、『若さ=ポテンシャル』を買って育成するほうが安くつくと考えている企業が多いのです。

非研究職でもこの採用傾向は同様でしょう。

なので逆にいえば、同じ中退でも早いうちに就活したほうが内定をもらえる可能性は高くなると言えます。

もし博士課程を辞めたい気持ちが強いのなら、だらだら継続するよりもする早々に見切りをつけて就活したほうが賢明です。

②専攻分野によって採用数が異なる

もし研究開発系の職種で仕事をしたい場合、採用数は専攻分野によっても異なってきます。

なぜなら企業は成長見込みがあって事業展開したい分野に、より専門性とスキルを持つ人材を求める傾向があるからです。

例えば近年なら、設計工学やメカトロ二クスといった(輸送用)機械分野や、電子デバイスやパワーエレクトロニクス関連の電気電子分野、人工知能などのIT情報分野では企業の研究ニーズが特に高い傾向にあります。
(参考:内閣府「産業界と教育機関の人材の質的・量的需給マッチング状況調査」(2020))

自分の専攻分野が企業でニーズがあるのかどうかについては、以下の方法でおおむね把握することができます。

  • 学科に修士・博士対象の学校推薦枠数が多いか確認
  • 学科の博士卒OBが分野の近い企業に就職できているか確認
  • 就活エージェントに聞いてみる

③自分のスキルを活かしたいのかどうかで変わる

これまで研究で培った専門性やスキルを企業で活かしたいのか、あるいはまったく別分野の仕事をしたいのかによっても就職の難易度は変わります。

なぜなら、未経験・スキルゼロの人材なら年齢の若いほうが採用してもらいやすいからです。

たとえば博士卒後にITエンジニアになりたい場合、実用的なプログラミングスキルを有する人は比較的採用してもらいやすいですが、全くの未経験者だと採用される可能性は低いでしょう。

未経験でITエンジニア志望なら、早い段階で博士課程を辞めて、ポテンシャル採用を狙うのが賢明です。

④健康状態によっては不採用になりやすい

企業は、求職者の健康状態が業務に支障アリと判断した場合に限り、不採用にすることができます。

もし今の健康状態が怪しい場合、スキルがあったとしても採用を見送られる可能性がたかいです。

まずは休養をとり心身をしっかりと回復させた後に就活に挑みましょう。

中退をして働きたい人がまずやるべき3つのこと

年齢や専攻分野など、一部、自分でコントロールできない要素が就活に影響するのは確かです。

しかし逆に言えば、それ以外の要素はコントロール可能で自分の準備次第でいくらでも就職のしやすさは高められるともいえます。

中退して働き出したいと思う人は不安と焦りが先行してしまい、自分のやりたいことが定まらないうちに手あたり次第企業に応募してしまいがちです。

その結果内定がもらえなかったり、仮に就職できても働き出してから後悔することがよくあります。

そんなことにならないためにも博士課程を中退して働きたいと考える人は、いきなり企業に応募する前に、まず以下の3つを実施することをオススメします。

①自分がどんな仕事をしたいのか考える

研究開発職がいいのか、あるいは非研究職がいいのか。

専門知識が活かせる業界なのか、まったく異なる業界に飛び込みたいのか。

今自分が持っているスキルを活かしたいのか、新しいスキルを身に着けていきたいのか。

それによって就活の動き方が変わってきます。

自分の過去を振り返りながら強みや好きなことを掘り下げると同時に、将来やりたいことを考えていき、自分がどんな仕事をしたいのかを考えましょう

ひとりじゃ難しい人はエージェントサービスでプロのサポートをうけながらキャリアを考えることも可能です。

②どんな生き方をしたいのかを考える

やりたい仕事を考える際には、人生レベルでどんな生き方をしたいのか考えることもおススメします

というのも、世間の大多数がしているからといって『企業で給与をもらいながら働きつづける人生』が必ずしも自分にとって幸せだとは限らないからです。

実際、世間の目や肩書きのために必死に働き続けてきた人の多くが「本当にこれでいいのか」と入社後しばらくしてから悩み始めます。

今の時代、ありがたいことに自分の望む生き方を実現するために働き方を選ぶとことも可能です。

安定した給与をもらえる生き方がいいのか、安定は保証されないが自分の裁量で働き方を選べるフリーランスとして生きたいのか。

自由な時間を大事にしたいのか、お金がたくさんある人生がいいのか、都会で華やかに暮らしたいのか、田舎でのんびり暮らしたいのか。

もちろん自分がどう生きたいか現時点で見えていないから、ひとまずどこかに就職する、というのも一つの選択です

いずれにしても、働き始めるとなかなか自分の生き方をじっくりと考えられる時間はとれません。

勢いで退学を決める前に一度立ち止まり、自分が心から望む幸せの形を考える時間をとることは決して無駄にはなりません

むしろそのほうが自分の幸せにより近づくことができるでしょう。

③志望業界・業種に適したエージェントを活用する 

中退の就活は、新卒/既卒がわかりにくい、やめる理由を明確にしておかないといけない、就活仲間がいなくて相談できる相手がいないなど、一人だけで就活するのはなかなか大変です。

就活自体が初めて何から始めればいいかわからず、不安な方も多いでしょう。

そんな人は、求人紹介や履歴書・面接対策など、専任アドバイザーが就活を全面的にサポートしてくれるエージェントサービスを活用することをおススメします。

就活エージェントは、各社提携する企業の業界や職種に強み弱みがありますので、自分の就活希望に適したエージェントを主軸に、いくつか複数のエージェントを同時並行で利用することをおすすめします。

博士課程を中退して就活する人におススメの就活エージェント

基本的に博士を辞めようかと考えている人は新卒/既卒の両刀使いをおススメします。

というのも、近年は修士卒業後三年未満の人なら、新卒枠として募集している企業が多いからです。

企業HPの募集要項を見て新卒枠でいけるなら新卒応募し、無理そうなら既卒で応募するのがよいかと思います。

ここては、主に既卒向けの就活エージェント(一部、新卒としてのサポートをしてくれるエージェントもあります)を紹介します。

博士課程を中退する方におススメの就活エージェント

研究の専門性やスキルを活かしたい方

アカリク就職エージェント
特徴:大学院生(修士/博士)・ポスドク特化で研究の専門性を活かせる求人が多数
おススメの方:大学院の専門性やスキルを活かせる仕事をしたい方

ウズウズ理系
特徴:満足度No.1の充実サポート体制で理系の既卒就活を徹底支援
おススメな方:就活が初めてで何から始めればよいか全くわからず不安な方

業種問わず自分が活躍できる仕事をしたい方

第二新卒エージェントneo
特徴:ブラック企業を除いた豊富な求人からピッタリの企業を紹介してくれる
おススメな方:アットホームな雰囲気で気軽に相談できるアドバイザーが欲しい方

経験有/未経験問わずITエンジニアを目指したい方

ウズウズIT
特徴:IT学習と就職のダブルサポートで未経験からITエンジニアを目指せる
おススメな方:ITエンジニアとして働きたい方

エージェントは複数を併用することでより内定率を高めることができます

アカリク就職エージェント|専門性や理系スキルを活かしたい人はココ!

おススメ度4.5
おススメな方研究で身に着けた専門的な知識やスキルを活かしたい方
取引企業数1000社以上(逆求人サイトアカリクでの実績)
累計支援者数50000人以上
対応地域全国
利用料金無料
運営会社株式会社アカリク
公式HPhttps://acaric.co.jp/

アカリク就職エージェントは累計50000人以上の理系大学院生の就活を支援してきた実績を持つ、理系院生特化のエージェントサービスです。

主に修士と博士卒の新卒者が対象ですが、実は既卒者も利用可能です。

「博士を中退しても企業ではやっぱり研究がしたいんだよなぁ…でもそれは高望みなかなぁ…」

と思っている人も、幅広い専攻分野の理系人材の就活をサポートしてきたアカリク就職エージェントであれば専門性やスキルを活かせる求人ときっと出会えるでしょう。

アカリク就職エージェントのおすすめポイント
  • 理系大学院生を対象とするエージェント
  • アドバイザーの多くが理系大学院生(博士卒も在籍)
  • 大手からニッチまで、高い専門性を求める企業と出会える

アカリクと提携する企業は、研究を頑張ってきて高い専門性をもっている理系人材を求めています

中退だったとしても、大学院生の就活実績が豊富なアカリク就職エージェントであれば、研究を頑張ってきたあなたにピッタリな企業を紹介してくれ、就職まで徹底サポートしてくれるでしょう。

ウズウズ理系|既卒就活が不安で手厚いサポートが欲しい人はコレ!

おススメ度5.0
おススメな方就職活動自体が初めて手厚いサポートが欲しい人
取引企業数3000社以上
累計支援者数110000人以上
対応地域全国
利用料金無料
運営会社株式会社UZUZ
公式HPhttps://uzuz.jp/

ウズウズ理系は既卒・第二新卒専門の理系人材のためのエージェントサービスで、20代若手に特化した就活支援サービスを展開する株式会社UZUZによって運営されています。

UZUZのサービスは毎日新聞などの大手新聞社や、AbemaTV、新25などの有名メディアで数多く掲載されており、十分な実績と信頼性を有するサービスとなっています。

UZUZは新卒対象のエージェントサービスも展開しているため、新卒としてのサポートも可能ですし、そもそも自分は中退するべきなのかといたキャリア相談もじっくり聞いてくれますよ!

ウズウズ理系のおすすめポイント
  • 平均20時間の業界トップレベルのサポート体制
  • 既卒&理系を専門とする数少ないエージェントの一つ
  • 厳しい基準でブラック企業を徹底排除した優良企業とであえる

ウズウズ理系の最大の魅力はなんといっても、一人ひとりへの徹底したサポート体制にあります。

カウンセリング、面接対策、書類添削など、サポートにかける時間は一人当たりなんと平均20時間以上

たとえば、面接対策ではあなたの経歴に合わせて選考企業ごとにカスタマイズされたオーダーメイドの模擬面接を納得いくまで何度も受けることができます。

1人1人の事情に合わせた柔軟で徹底したサポートで、内定率86%、信頼できる就活支援サービスでNo.1の実績・評価を得ています

第二新卒エージェントneo|アットホームで気軽に相談できるエージェント

おススメ度4.5
おススメな方アットホームな雰囲気で気軽に相談できるアドバイザーが欲しい方
取引企業数10000社以上
累計支援者数22500人以上
対応地域東京、大阪、名古屋、福岡支社で相談可能
利用料金無料
運営会社株式会社ネオキャリア
公式HPhttps://www.daini-agent.jp/about-us

第二新卒エージェントneoは、20代の第二新卒や既卒を対象とした就職エージェントです。

これまでに34000件以上の面談件数、職務経験なしの人材10000名以上の就職を支援してきた実績を誇り、『利用したいエージェント』と『おススメしたいエージェント』で堂々の1位を獲得しています。

相談は東京本社と大阪、名古屋、福岡で受け付けており、地方よりも主要都市の求人が多いため、これらのエリアに住んでいる方や、主要都市部での就職を考えている方におススメです。

第二新卒エージェントneoのおすすめポイント
  • キャリアプランからともに考えてくれる手厚いサポート
  • アドバイザーの多くが第二新卒だからこその視点でノウハウを提供
  • ブラック企業を排除した10000社以上の取引企業からピッタリの企業を紹介

第二新卒エージェントneoは、既卒者の悩みにとことん寄り添ったサポートをしてくれる点が大きな特徴です。

というのもアドバイザーのほとんどが第二新卒者で、過去に似たようなツライ境遇を経験している分、中退・既卒就活の悩みを理解することができるからです。

とくに初回面談では最大2時間もの時間をかけて、就活者の過去、現在、未来の話にじっくりと耳を傾け、ともにキャリアプランを考えていくところから実施してくれます

中退を検討するときは「自分の将来は本当に大丈夫なのか」と不安を抱えている人も多いと思います。

第二新卒エージェントneoでは単に求人を紹介するだけでなく、中退・既卒者ひとりひとりの異なる悩みにとことん向き合い、こちらのスピードに合わせて歩みを進めてくれます。

そのような二人三脚のサポート体制のおかげで、第二新卒エージェントneoにはアットホームな雰囲気があり、実際に利用した方々が就職後も連絡をくれることも多々あるそうです。

ウズウズIT|既卒のITエンジニア就職を支援する数少ないエージェント

おススメ度4.5
おススメな方ITエンジニアとしての就職を目指す方
取引企業数
累計支援者数2000人以上
対応地域全国
利用料金無料
運営会社株式会社UZUZ
公式HPhttps://uzuz.jp/

ウズウズITは未経験からの『ITスキル学習』と『ITエンジニア就職』の両方を完全無料でサポートしてくれるエージェントサービスです。

サービス運営会社は「ウズウズ理系」や「ウズウズ既卒」と同じ株式会社UZUZで、充実のサポート体制で20代の就活を長らくサポートしている実績十分の会社です。

なかでもウズウズITはITエンジニアを目指す求職者に特化した就業サポートで、 創業以来、累計2000人以上のIT業界への就業マッチングを実現しています。

IT学習と就活の両方を支援するサービスは新卒向けであれば他にもありますが、既卒が無料利用できるものはほとんどなく、ウズウズITが数少ない1つになります

ウズウズITのおすすめポイント
  • 未経験・既卒のITスキル習得とIT就活を完全無料でサポートしてくれる
  • 大手企業での内定実績も十分の徹底サポート
  • 高評価をうける独自IT教材をYoutubeで何度でも無料で視聴可能

就職サポートについては実績十分のUZUZが母体なので、入社後の定着率は驚異の97%越え

ウズウズITを利用したほぼ全ての求職者が、納得した企業に入社できています。

それだけでなく、IT学習コンテンツの評価も高く、YouTubeにおいて高評価率90%以上を誇る動画は40本以上、約20時間分の教材がそろっています

インフラエンジニアの基礎知識である「ネットワーク基礎」「ルーティング」や、言語シェアナンバーワンのプログラミング言語「Java」の基礎から実践的スキルが身につく演習問題やソースコードも準備されており、動画を見ながら実践するだけで、自然とITスキルが身につく仕様になっています。

まとめ

博士課程の研究は誰しもがうまく行くわけではありません。

学位の取得は研究テーマの進捗はもちろんのこと人間関係など運の要素も多くかかわってきます。

年齢等を考慮すると博士課程の中退は別に突拍子もないものではなく、むしろ現実的な選択肢だといえます。

今回の記事では、博士課程を中退しても年齢や専攻分野、自分の就職希望によって就職に大きな影響とはならないことをお伝えしました。

不安や焦りが先行して勢いで就活をしてしまった結果、内定がもらえなかったり働き出してから後悔してしまうことにならないためにも

中退して働きたい博士学生がまずやるべき3つのこと
  1. 自分がどんな仕事をしたいのか考える
  2. どんな生き方をしたいのかを考える
  3. 志望業界・業種に適したエージェントを活用する 

という3つをまずやるべきだとお伝えさせていただきました。

じっくりと自分の気持ちを整理した上でプロの手を借りれば、納得いく形で就活を終えることができるはずです。

この記事を読んだ方々が、ぜひ後悔のない選択をできることを祈っています。

以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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