就職サイトってたくさんあるけど、結局理系院生ってどの就活サイトを使えばええんや…
修士・博士卒で内定をもらった人はどんなサイトをどういう風につかっていたのかな…
今回はこんな悩みにお答えします!
私は、修士と博士の両方で就活を経験しましたが、理系大学院生が使うべき就活サイトって結局どれや?と悩みながら手探りで進めました。
登録したものの効果を実感できないものも多々あり、かなり遠回りした自負があります。
今回は私の二の舞になる学生を減らすべく、理系大学院生(修士/博士)におススメする就活サイトを紹介します!
ではいきましょう!
この記事を書く私ただなおは、旧帝大の修士と博士の両方で研究職として内定。博士号取得後の現在は大手メーカー研究職として働いてます!
理系修士・博士におススメの就活サイト
【最低限この3つは登録しておこう】
【1位】アカリク
数少ない理系・院生特化のスカウトサイト
博士限定イベントや理系院生を積極採用する企業が多数!
理系院生向けの自己分析ツール『アカリク診断』で自分の強みが分かる!
【2位】OfferBox
就活生の3人に1人が利用する定番のスカウトサイト
登録企業は16000社超え!多業界のオファーで視野が拡がる!
高精度自己診断ツールAnalyzeU+で、効果的に自己PRを作成!
【3位】ABABA
最終面接まで進んだ実績が他社スカウトにつながる
類似他社から選考カットの特別オファーで就活を超効率化!
お祈りメールが他社のオファーに繋がりメンタル超安定!
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理系修士・博士におススメの就職エージェント
アカリク就職エージェント
研究スキルを活かしたい修士・博士の就活を無料で徹底サポート
院出身アドバイザー多数!的確な選考対策で最終面接突破率は8割!
アカデミア/民間就職の相談や自己分析・企業分析のサポートも!
ウズウズ理系
一人ひとりに寄り添った手厚すぎるサポートで理系就活を徹底支援
カウンセリング・選考対策で平均20時間の支援!就活が不安な人におススメ!
ES添削・面接対策は無制限で実施!書類選考突破率87%、内定率86%!
レバテックルーキー
ITエンジニア志望者向けの就職エージェント
エンジニア就活のプロがIT/Web業界ならではの就活を徹底サポート!
大手web企業から急成長ベンチャー5000社からピッタリの企業を紹介!
早速、結論から
早速ですが、結論からいいます。
順に見ていきましょう!
就活イベントや企業とのマッチングサービスを行うサイト4選
私の就活の中軸として大活躍したサイト4つを紹介します。
就活全般の情報収集、就活ノウハウ習得、スカウト獲得、業界・企業別イベントなどで重宝しました。
それぞれ説明していきましょう。
1. アカリク
アカリクは理系学生、大学院生(修士・博士)、ポスドクに特化した就活支援サイト。
大学院生の3人に1人が利用する大手就活サイトです。個人的にはおススメ度No.1です。
実際に使ってかんじたアカリクのおススメ理由は4つ。
1. 専門性を活かせる大手企業からのスカウト率が高い
アカリクには、修士や博士を積極採用する幅広い業種の企業が名を連ねます。
有名企業もずらり。私も実際に大手企業から10件ほどのスカウトが来ました。
スカウトきっかけで隠れた優良企業に出合うことも。
スカウトオファーで企業選びの視野がひろがるのもアカリクを利用して感じたメリットの一つです。
私は、面談オファーきっかけで専門分野の研究をしていることを知った大手企業に入社するに至りました!
2. 熱意あるオファーが多い
アカリクでは、修士の時も博士の時も、真心のこもったスカウトが多かったです。
プロフィールをちゃんと読んでないと書けない内容に触れながらのオファー。
アカリクユーザーである企業人事の「高度理系人材を採りにいく」本気度を感じました。
逆求人サイトのオファーでは、一斉送信やろ、と思ってしまう定型スカウトが結構あります
3. 有益な理系院生向けイベントが豊富
アカリクイベントが優秀だと思うのが、就活イベントのバリエーションの広さ。
就活の進め方、自己分析、ES・面接ハウツーを学べる「就活ガイダンス的セミナー」と
業界・職種別に企業や働き方を深堀りする「就活キャリアイベント」の両方を
バランスよく扱っています。他サイトではいずれかに偏ることも多いなか、結構めずらしい。
私が参加した就活イベントのほとんどはアカリク主催でした。
イベントをザっと列挙するとこんな感じ。
- 【日本新薬等参加】社会を化学・生命科学で支える人気企業が集結
- 【三井化学等参加】人気企業3社の先輩から学べる女性社員のキャリアパス
- 【日立製作所 等参加】企業の研究開発職の魅力を現場社員が語る
- 【参加特典有】2026卒向け夏インターンシップキックオフセミナー
- 【特別選考ルート確約】人気メーカーで働くイメージが2時間でつかめる
- 採用のプロが伝授!就活軸から探す企業選びのコツとは!?
- 【村田製作所等参加】データ解析で人気企業のブレーンとして活躍!
- AI・機械学習エンジニア逆求人イベント 等 その他多数
参加企業に有名どころがズラリなのも個人的にはGoodでした
4. 博士限定イベントの充実度がピカイチ
アカリクのイベントでは博士学生限定のイベントも充実してます。
ここまで”博士対象”のイベントを扱うサイトは稀。博士時代はマジで重宝しました。
ザっとあげても、こんだけのバリエーションがあります。
- 博士×製薬メーカー
- 博士×データサイエンティスト
- 博士課程Expo(博士を求める企業が集う、少人数制の企業個別説明会)
- 博士就職ガイダンス”アカリクカレッジ”
- 博士限定DX人材ブートキャンプ
- 博士対象イノベーションサミットby住友化学 等 その他多数
イベントは基本オンライン。気になるイベントは積極的に参加してました!
●修士・博士対象エージェントサービスが秀逸
アカリクにはアカリク就職エージェントというサービスもあります。
専任アドバイザーがつき、キャリア相談から自己分析、ES・面接、求人紹介、企業への推薦まで、徹底サポートしてくれます。
以下の様な、大学院生特有のなやみを持つ人は利用価値ありです。
アドバイザーが理系大学院卒である点が他のエージェントサービスとの決定的な違い。
理系院出身かつ院生特化エージェントだからこその視点で、的確なアドバイスをもらえます。
アカリクの口コミ・評判
アカリクに関する就活生の口コミや評判については下記の記事にまとめています。
参考ください。
2. OfferBox
OfferBoxは数あるスカウトサイトの中で学生利用率No.1の逆求人型サイト。就活生の2人に1人が利用してます。
OfferBoxのおススメ理由は以下の3つ。
1. 多業種オファーで優良企業の持ち駒を増やせる
OfferBoxは、ベンチャーから大手まで17000社以上もの企業が利用。逆求人就活業界トップです(2024年2月現在)。
企業の業種・規模も幅広く、その分隠れた優良企業とであう可能性はあがります。
私はメイン利用していたアカリクのサブとしてOfferBoxも登録。
結果的に、想定外の企業からの優良オファーでいくつか持ち駒を増やすことができました。
とくに、採用母数の少ない博士就活では、まず出会いの数を確保することが大事です!
2. オファーの数と質の両取りが可能
OfferBoxの平均スカウト数は24.6件※。これは数ある逆求人サイトの中でもトップクラス(※プロフィール記入率90%以上の場合)
それだけに、利用前は正直オファーの”質”は期待しておらず、あわよくば…くらいに思っていました。
が、予想に反して、専門性や志望とのマッチ度の高い優良オファーを複数もらうことに成功。
後になって、OfferBoxでは企業が低品質な一斉送信オファーできない機能を付けていることが分かりました。
学生利用率が業界No.1(就活生の1/2が利用)なのも、こうした細やかな機能の結果なのだと納得
3. 高精度の適性判断ツールが無料でつかえる
OfferBoxでは「AnalyzeU+」という独自の適正診断ツールも無料で使えます。
適性診断AnalyzeU+(アナライズユープラス)は、株式会社イー・ファルコン社が開発・運用する、100万人以上の受検実績と業界随一の網羅性を誇る性格診断です。社会人として様々な分野で求められる能力に対する、あなたの性格・気質から見た強み、弱みを詳しく確認することができます。
OfferBox公式HPより引用
このツール、無料なのに質問項目が251問と豊富で、診断結果のフィードバックがとても充実。
自身の強み・弱みや適性を知ることができ自己分析に役立てることができます。
診断結果をもとにスカウトをくれることもあり、適性とマッチした企業と出会える確率が高まる仕組みです。
以下、私の診断結果のフィードバック一例を示します。
職種適正を点数化。研究・技術職はまさかの最低点(笑)
非常に詳細なフィードバック。この診断のためだけに登録するのもいいのではなかろうか…と思ってしまうほど
3. LabBase
LabBaseは『研究を頑張る理系学生のための、就活サービス』をうたう、主に理系大学院生を対象とした就活支援サイトです。
LabBaseのおすすめポイントは主にこの3つです。
1. 専門性とのマッチ度が高い企業オファーが多い
LabBaseは他サイトに比べて自己PR記入欄に占める研究関連項目の割合が高く、研究内容を強くPRする仕組みになっているのが特徴。
ゆえに、専門分野と近い企業からのオファーが多い。
研究概要の欄だけでも、研究概要/研究の意義/研究を選んだ理由/研究から学んだこと/研究キーワード/専攻分野とかなりのボリューム。
その他、研究実績やIT/言語スキルなどの項目もあり、プロフィールを完成させるだけで自己PRのひな型ができてしまいます。
詳細なプロフィールは、企業にとっては学生の根底にある思いをくみ取りやすく、いい学生がいれば採用したいという思いもより強くなるため、理系学生にとっても非常にメリットが高いです。
プロフィール準備にはかなり時間がかかりますが、一度大枠を作ってしまえば他のサイトでも使いまわせるので後が楽になります!
2. 理系院生を求める企業が多い
登録企業は大手からベンチャーまで幅広く、数は約700社。
研究開発職希望の私の場合、専門分野に近いメーカーからのスカウトが中心でした。
大手からのオファーもありましたが、優良中小企業からのスカウト率が高めでした!
大手狙いの学生は、アカリクやOfferBoxとの併用をおススメします!
3. 企業で働く理系社員の記事が参考になる
LabBaseサイト上では企業で働く理系社員さんへのインタビュー記事が多数掲載されており、キャリアの参考になる良記事ばかりです。
これらを読むと、自分のスキルや専門性が思ったよりも幅広い業種に活かせることにだ気づかされます。
オンラインイベントとちがい、スキマ時間に読めるという点もおススメです!
4. 博士情報エンジンwakate
博士情報エンジンwakateは20代の若手博士に特化したキャリア支援サイトです。
博士学生一本に特化していることから、博士向けの求人やイベント情報を効率よくあつめることができます。
おススメポイントは、以下3つ。
1. 博士に特化した唯一の求人サイト
wakateは博士だけを対象にした唯一の求人サイトです。
掲載されている求人やそのほかの情報は全て博士対象ですので、博士学生にとっては情報収集のコスパは最強だと思います。
当時の私も、wakateのイベントや求人情報にはお世話になりました。
2. 博士のための就活情報が盛り沢山
wakateでは、博士ならではの就活の進め方セミナーから有力企業や研究所の求人、インターンシップ情報、イベント開催案内がたくさんメール配信されてきます。
私は気になるメールだけピックアップして、イベントに参加していました。
他サイト主催のイベントでは、一通り聞いた後に博士採用の質問をすると
「あ、博士の場合は別でして、、、」
と時間を無駄にすることが何度かありました。
が、wakateのイベントではそのようなハズレは無く、有意義な時間をすごせます!
3. 博士対象のイベントが多数開催
特に、オンラインポスターセッションによる自己アピールイベント、博士人材と企業のマッチングイベントは、wakateを利用する最大のメリットだと思います。
このイベントの流れは、まず各参加企業から簡単な企業説明があり、その後、博士学生のポスターセッションに移行する流れになります。
イベント後は参加企業と直接メッセージのやり取りができさらに交流を深めることができます。
学生の発表では、企業側から研究で強みが活きた点や技術的なスキルなどを質問もされながら、随時アピールしていく、という感じです。
私が参加した会は終始和やかな雰囲気で、企業の人からは、審査というよりも、どうにかその子の魅力を引き出してあげようという雰囲気を感じました。
実際にこのイベントに参加することで
- 自分の強みを深く考える機会になる
- 自己PRの経験値を高める
- 面接の疑似体験ができる
など、多くのメリットがあると感じました。
また、マッチングを目的としたイベントもあるので、ポスターセッションイベントをきっかけに選考に進むこともあると思います。
ただし、各イベントで参加する企業が限らているため(10社程度)、マッチングのためだけに参加するのであれば、事前に企業を見て参加を検討すればよいと思います。
OB・OG訪問ができる就活アプリ
続いて、OB・OG訪問をするために私がおすすめするアプリを紹介します。
ビズリーチ・キャンパス
ビズリーチ・キャンパスは、自身の大学のOBやOGに連絡を取り、OB・OG訪問をすることができるアプリです。
連携している企業は超大手ばかりです。
アプリ上で企業を選択すると同大学出身のOB・OG一覧が表示されるので、所属部署や経歴などをみてOB・OGを選ぶことができます。
あとはチャットでやり取りをして訪問日時をきめ、当日はオンラインor面直でお話をするといった流れです。
出身大学が同じ先輩とのやり取りですし、選考ではないのでざっくばらんに、かつ親身になって企業のことを教えてくれました。
私は博士卒の研究職OBを訪問し、業務内容や働き方、企業における博士卒のキャリア、アカデミックでなく企業を選んだ理由など、かなりパーソナルな所まで聞きました。
企業や人にもよるでしょうが、私がビズリーチ・キャンパスで訪問した方々には非常に丁寧に対応いただき、その会社にとても惹かれました。
また、ビズリーチ・キャンパスでの訪問を経て、インターンシップや企業説明会を紹介してもらうこともあります。
私自身もOB訪問をきっかけに企業説明会と本選考へのルートを推薦され、ES提出、一次・二次面談ととんとん拍子で選考が進みました。
研究室の後輩の中にも、ビズリーチ・キャンパスをフル活用して色んな企業に何人も訪問し、コネを作りまくって顔を覚えてもらい、インターンシップや本選考での通過率を上げるツワモノがいました(笑)
一つ注意なのは、ビズリーチ・キャンパスは、特定の大学に在籍していないと使えない点です。
もし、ビズリーチ・キャンパスを利用できる大学に在籍するのであれば、間違いなく使った方がよいです!
自分の大学がビズリーチになり場合は、Matcherをおススメします!
また、とくに博士学生の就活では”学会でできた人脈”を活用して企業研究者に直接面談を申し込む手段も有効です。
学会でであう人は近い分野を研究する人なので、実際に自分が入社した後に体験するであろう現場の雰囲気や博士人材への処遇など、よりリアルなお話が聞けます。
チャンスがある人はぜひトライしてみてください!
企業に勤める社員の口コミを見れるサイト
OB・OG訪問ではきくことがためらわれるような、給与や社風といった企業の裏側をかなり詳細にみることができるサイトがあります。
OpenWork
OpenWorkは、実際にその企業に勤める社員が、自分自身の会社を様々な切り口から点数化する口コミサイトです。
主な点数化項目には、
- 待遇面の満足度
- 社員の士気
- 風通しのよさ
- 社員の相互尊重
- 20代成長環境
- 人材の長期育成
- 法令順守意識
- 人事評価の適正感
があり、残業時間や有給休暇消化率、年代・職種別の平均年収なども定量的なデータとして明示されています。
また口コミ項目についても、年収・給与制度や働きがい、入社後のギャップなど多岐に渡り、実際に働いていないとわからない現場レベルのかなりの裏側まで知ることができます。
私は、企業HPやOB・OG訪問に加えて、OpenWorkもかなり参考にしながら志望する企業を絞り込んでいきました。
過去の就活体験談を見れるサイト
ESや面接対策に超役立つサイトがありましたので紹介します。
unistyle
unistyleでは過去の就活性が投稿したESや面接などの体験談を無料で閲覧できます。
サイトではあらゆる企業のインターンシップや就活本選考におけるES、面接内容に関する過去レポートが網羅されています。
しかも、企業ごとに過去レポートがまとめられているので分類されているので非常に使いやすいです!
実際に私も、ESや面接の準備をする際は、unistyleでたくさんの内定者の投稿を参考にさせてもらいました。
結果的に、ESを提出した全6社とも、ES、面接ともに100%突破でした。
周りの就活生の情報をリアルタイムで把握できるサイト
実際の選考が始まると、周りの就活生の進捗状況を知りたくなることが多々あります。
そんな時に活躍するサイトがあります。
みん就
みん就では、unistyleと同様に過去の就活の体験談を詳細にみることもできます。
が、なんといっても、同期就活生とリアルタイムで情報をやり取りできる掲示板が、利用する最大のメリットだと考えます。
要は、自分よりも早いペースで選考が進む就活生に、面談で聞かれたことや、面談の通過連絡が何日後に来たのか、メールできたのか、などを聞くことができます。
その逆もまた然りです。
企業によって、同じ職種でも選考時期を意図的にずらしているところや、応募部署によって通過連絡時期が異なるところも多いので、多くの方にとって非常に価値あるサービスだと思います。
なかなか通過連絡が来ないとめっちゃ焦りますが、みん就での掲示板のやり取りを見て、「あ、みんなまだだったのか、よかったぁ」と無駄な心配をしなくてよくなる場面が何度もありました。
最後に
博士の就活では、企業が博士に求めることを理解し、十分に対策をして臨むことが重要です。
>>企業が求める博士像とは?博士が就活でアピールするべき6つの強み
この記事では、私が修士と博士の両方の就活を経て、利用して良かったと心から思えるサイト8選を紹介してきました。
最後にまとめます。
とくに博士の就活では、同じ立場の人が少なく情報交換があまりできません。
早めのスタートを切り、こうした便利なサイトを活用できるが就活を上手く乗り越えられるかどうかの分かれ道といっても過言ではありません。
>>博士の就活はいつから?何から始める?博士の就活時期や注意点を徹底解説
どうかこの記事が、理系院生の就活生の皆様にとって、少しでも役に立てば幸いです。
今回紹介したほかに、就職エージェントやSPI対策などの就活ツールについても知りたいかたは以下の記事が参考になるかと思います。
>>【8つの用途別に紹介】大学院生(修士・博士)におススメの就活サービスまとめ
以上、ありがとうございました。
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